今回Lenovo V15 Gen 2をレノボ様のご厚意でレビューする機会を頂きましたので外見・パフォーマンス・使い勝手・付属ソフトなどについて管理人視点でレビューをしていきたいと思います。
※構成・価格などはレビュー時点の内容となりますのでご了承ください。
最初に結論を書いておきますとLenovo V15 Gen 2は液晶に15.6型 FHD TN液晶 (1920×1080ドット、光沢なし液晶搭載の詳細な画像が楽しめるノートPCです。
CPUに最新の人気のRyzenシリーズを搭載しているのでパフォーマンスも高いお勧めのモデルだと思います。
まずはLenovo V15 Gen 2の特徴から
このLenovo V15 Gen 2の特徴はCPUに人気のRyzenシリーズ搭載、メモリ最大8GBとパワフルな構成になっています。
Lenovo V15 Gen 2の選択できる主な項目は以下のようになっています。
※Windows 11にも対応しました
CPU | AMD Ryzen™ 3 5300U AMD Ryzen™ 5 5500U AMD Ryzen™ 7 5700U |
---|---|
OS |
Windows 10 Home 64bit Windows 11 Home 64bit Windows 11 Pro 64bit Windows 10 Pro 64bit |
メモリ | 8GB、12GB、16GB DDR4 |
ストレージ | 128GB、256GB、512GB SSD (M.2 PCIe NVMe) |
液晶 | 15.6型 FHD TN液晶 (1920×1080ドット、16:9) 、光沢なし |
グラフィック | APU内蔵(AMD Radeon™ グラフィックス) |
※モデルにより選択できる構成が決まります。
Lenovo V15 Gen 2のお勧めの使い方
Lenovo V15 Gen 2
- ✔メインPCとして
基本スペックが高いのでメインPCとして利用可能です - ✔初めてのノートPCとして
コストパフォーマンスが高いので初めてのノートPCとしてもお勧めです
Lenovo V15 Gen 2レビュー機材の基本スペック
今回レビューを行うLenovo V15 Gen 2のモデルは以下のようなスペックになっています。
Lenovo V15 Gen 2
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Lenovo V15 Gen 2外観チェック
Lenovo V15 Gen 2の外観チェックです。
本体カラー
カラーは落ち着いたブラックですね。
左側にLenovoのロゴマークです。
液晶画面
画面の解像度は15.6型 FHD TN液晶 (1920×1080) 、光沢なしとなっています。
<<正面>>
15.6型 FHD (1920 x 1080)なので詳細で綺麗な画像が楽しめる仕上がりの液晶となっています。
視野もかなり広めになっています。
<<斜めから>>
<<さらに斜めから>>
この位まで傾斜すると若干輝度が落ちて見えますね。
Spyder Elite(カラーセンサー)による色域測定結果
Lenovo V15 Gen 2はsRGBで64%、adobeRGBで48%と通常のノートパソコンがsRGBで70%位なので低めの数字となっています。
色域を重視される写真や動画編集などの用途には向かないかもしれないですね。
本体の外観
<<Lenovo V15 Gen 2正面>>
Lenovo V15 Gen 2は最新のUSB Type-Cと通常のUSBが用意されているので最新のアクセサリも活用可能です。
数的にも合計で3つなので普通に利用する分には十分だと思います。
もし足りないとお考えの場合は「Lenovo USB Type-C ミニドック」などのUSB HUB製品を活用すると良いと思います。
USB Type-Cは電源と共用なので利用するにはミニドックなどを用意する必要があります。
「Lenovo USB Type-C ミニドック」の詳細情報はこちらのリンクからご確認頂けます。
⇒詳細情報はこちら
<<右側面>>
①RJ-45
②USB 2.0
②セキュリティキーホール
<<左側面>>
①電源コネクタ
②USB 3.2 Gen 1
③HDMI
④USB Type-C 3.2 Gen1
⑤マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
<<背面>>
<<上から>>
15.6型ですのでセミB5サイズノートよりは大きいですね。
<<裏面>>
<<高さ>>
高さは19.9mmとなっていますので本と同じ位ですね。
<<液晶 光の反射の確認>>
光の反射が強いと外出先で利用する際に光の反射が気になって画面が見辛いなど起こる可能性もあるのでモバイル利用を想定されている方は要チェックです。
・電源を入れていないとき
・電源を入れているとき
キーボード&タッチパッド
キーボードはフルサイズ・キーボード (6列)、105キー (Fnキー、PgUpキー、PgDnキー、Windowsキー)、JIS配列、マルチタッチパッドとなっていて違和感のない配置なので使いやすいと思います。
キー幅は実測で15.41㎜でした。
管理人が使用した際のキータッチの音は最大で56.7dbでしたので少し音は大き目かもしれないですね。
図書館など静かな場所だと少し気にしながら利用する必要が有るかもしれないです。
まあ管理人のキーの叩き方が乱暴なだけという可能性も有りますが。
・全体
キータッチもなかなか良いです。
キーボード面の仕上げはこのような形状になっています。
タッチパッドは普通という印象です。
横から
キーボード右上部
電源ボタンはこちらですね。
キーボード左上部
画面の角度
Lenovo V15 Gen 2はこの位まで傾斜することが出来ます。
この位傾斜出来れば普通に利用する分には支障は無さそうですね。
WEBカメラ
本モデルにはHD 720p カメラ、プライバシーシャッター付が搭載されています。
昨今WEB会議などを利用する機会が多い方も居られると思いますが、HDであれば綺麗な画像で参加できるのでは無いかと思います。
プライバシーシャッターが付いているのでWEB会議などでカメラ機能を明示的にオフにしたい時に安心して使えるので便利です。
プライバシーシャッターはスライドさせることで簡単にオン・オフ出来ます。
購入時にはカメラ部に保護用のテープが付いています。
カメラを利用可能な状態
カメラが利用不可な状態
AC電源
電源はコンパクトな65Wの物が採用されています。
Lenovo V15 Gen 2 質量
本体は約1685gでした、ホームページ上の数値は約 1.7kg~なのでカタログ値とほぼ同じですかね。
AC電源は334gです。
本体+AC電源では2018gでした。
15.6型液晶搭載でAC電源と合わせて2018gはかなり軽量ですよね。
これなら必要に応じて外出時の持ち出しも可能だと思います。
Lenovo V15 Gen 2 外観チェックのまとめ
Lenovo V15 Gen 2は液晶に15.6型 FHD TN 液晶 (1920 x 1080)が搭載されていて詳細な画像を楽しめるノートPCです。
TN液晶なので若干斜めから見たときに輝度が落ちるように感じました。
液晶の色域は少し低めの成績なので色が重要な写真編集やイラスト作成などの用途にはあまり向かないと思います。
本体のカラーは使う場所を選ばないブラックなので安心して使えると思います。
キーボードに関しては違和感のない配置で使いやすいキーボードとなっています。
Lenovo V15 Gen 2は15.6型としては軽量で大画面モバイルノートとしても使えるスタンダードタイプのノートPCだと思います。
Lenovo V15 Gen 2
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Lenovo V15 Gen 2 パフォーマンスチェック
Lenovo V15 Gen 2 基本スペック
メモリ:8GB (オンボード)DDR4 SDRAM
ストレージ:256GB (PCIe NVMe)
グラフィックス:APU内蔵(AMD Radeon™ グラフィックス)
Lenovo V15 Gen 2 パフォーマンスチェック
CPU:AMD Ryzen™ 5 5500U 、メモリ:8GB、ストレージ:256GB SSD、グラフィック:APU内蔵(AMD Radeon™ グラフィックス)となっています。
ノートPCとしてまずまずのスペックだと思います。
当サイトで行った実機レビューの結果に基づくPCの選び方情報です。(ベンチマークスコア有り)
⇒当サイト 実機レビュー結果からみた PCの選びかた
※AMD Ryzen™ 5 5500U のデータ
AMD Ryzen™ 5 5500U | |
---|---|
コア/スレッド数 | 6/12 |
基本クロック | 2.1GHz |
最大ブースト・クロック | 最大4.0GHz |
L2キャッシュ合計/L3キャッシュ合計 | 3MB/8MB |
デフォルトTDP | 15W |
内蔵GPU | Radeon™ Graphics |
スレッド数は12なのでタスクマネージャーではこのように表示されます。
performance Test10 による測定結果
3661点と良いスコアだと思います。
WINSCOREによる測定結果
外部グラフィックを搭載していませんのでグラフィックのスコアは低めですが全体的に良いスコアとなっています。
CINEBENCHによる測定結果
CINEBENCHはR23とR15の2種類測定しています。
ゲーム関連ベンチマーク
ゲーム関連のベンチマークです。
※本モデルはゲーミングPCではありませんが参考用に測定しています。
ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーター
1920×1080 高品質ノートPC: 2123(普通)
1920×1080 標準品質ノートPC:2770(やや快適)
ファイナルファンタジー XIV: ENDWALKER
1920×1080 高品質ノートPC: 2312(設定変更を推奨)
1920×1080 標準品質ノートPC:2867(設定変更を推奨)
ドラゴンクエスト
1920×1080 最高品質:5676(快適)
1920×1080 標準品質:7860(とても快適)
3DMARK
こちらもかなり良いとスコアになっています。
Night Raidによる測定結果
WILD LIFEによる測定結果
Fire Strikeによる測定結果
Fire Strike EXTREMEによる測定結果
TIME SPYによる測定結果
CPU PROFILEによる測定結果
STORAGE BENCHIMARKによる測定結果
PCmark 8による測定結果
・Home accelerated
3990点と良いスコアなので快適に使えると思います。
・Work accelerated
ビジネス用のベンチマークでも5183点となっています。
PCmark 10による測定結果
PCmark 10 Advanced Editionによる測定結果
写真&イラスト関連パフォーマンス
RAWデータ現像パフォーマンス
Adobe Lightroom Classic CC で100枚一括現像を行ってみました。
※RAWデータはCanon 8000D(APS-C)で撮影
結果は3分26秒で現像は終了しました。
これはノートパソコンとしてまずまずの成績だと思います。
Photoshop CCでのパフォーマンス
上記RAWデータをもとに写真編集を行ってみましたが若干遅めですが普通に操作出来ました。
今話題のPhotoshop CCに付属しているCamera Rawでのスーパー解像度は20秒と普通のレベルの時間で出来るようです。
Windows11との互換性
2021年10月5日にリリースされたマイクロソフト社のWindows11ですが本モデルの対応状況をマイクロソフト社が提供している互換性チェックプログラムで確認してみました。
結果としてはアップグレード可能とのことなので本モデルは安心して利用出来そうです。
注意:Windows11へのアップグレードは自己責任で行う形となると思いますので実行される判断はご自身で行ってください。
補足:本モデルもはWindows11を選択できるようになりました。
Windows11の詳細はは以下の公式ページでご確認頂けます。
⇒https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11
ストレージ情報
容量的には256GBで空き容量は約202GBとなっていますので通常の使い方であれば余裕のある容量だと思います。
搭載されているのはWestern Digital製のSSD (PCIe NVMe/M.2)のようです。
※今後変更になる場合もあると思います。
最近は外付けでも高速なSSDが販売されているのでもし足りなくなった場合はそちらで対応をするという方法もあるかと思います。
例:管理人が常用している、SanDiskのポータブルSSD
Crystal Diskmarkによる測定です。
通常のHDDが100MB/s位なのでだいたい24倍以上早い結果になっています。
やはり「PCIe NVMe/M.2」規格は爆速ですね。
※SDカードスロットは当モデルには搭載されていません。
再起動テストによるパフォーマンス測定
10回測定を行いました。
このテストは毎回多少前後するので参考程度でご覧ください。
ほぼ35秒前後となっています。
これはかなり早い数字だと思います。
1回目:00:35秒
2回目:00:35秒
3回目:00:35秒
4回目:00:36秒
5回目:00:35秒
6回目:00:35秒
7回目:00:35秒
8回目:00:35秒
9回目:00:36秒
10回目:00:35秒
静音性および温度チェック
測定を行った機器は
・騒音:「サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08」
・温度:「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
を使用しました。
測定は以下の4段階で行っています。
・アイドリング時
・動画再生時(Youtubeの動画を30分間連続再生)
・動画エンコード時(Power Director 18でH.264出力)
・ベンチマーク時(ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーターを30分間ループ実行)
静音性チェック
騒音計測器で計測したところ最大41.7dbでした。
騒音の目安としては「静かな図書館」レベルの静かさで実際に使っていても音は気になりませんでした。。
状態 | 騒音量(db) |
---|---|
アイドリング | 38.1 |
動画再生時 | 38.2 |
動画エンコード | 41.7 |
ベンチマーク | 39.3 |
表面温度のチェック
測定機器:「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
最高温度は動画エンコード時で30.3度になっていました。
本当に温度上がらないですね。
※気温の高い夏場は温度はさらに上がるものと思います。
・アイドリング時
・動画再生時(Youtubeの動画を30分間連続再生)
・動画エンコード時(Power Director 16でH.264出力)
・ベンチマーク時(ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーターを30分間ループ実行)
HWMonitorによる内部温度チェック
最高温度は69度となっています。
内部的にもあまり温度上がらなかったですね。
もし温度高い状態が長く続居た場合パフォーマンスの低下も予想されます。
バッテリーの情報
消費電力のチェック
消費電力の測定を行ってみました。
消費電力は最大で35Watとなっていました。
消費電力はかなり少ないですね。
状態 | 消費電力(Wat) |
---|---|
アイドリング | 5 |
動画再生時 | 11 |
動画エンコード | 35 |
ベンチマーク | 33 |
バッテリー充電
バッテリー残量、ほぼゼロの状態から充電のテストを行いました。
充電は58wで行われていました。
30分後のバッテリー残量は約42%となっていました。
かなり急速な充電が可能なので外出先などでバッテリーがピンチの時も短時間で回復出来そうですね。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間はホームページ上は最大約 14.1時間(JEITA2.0)となっています。
PCMark8(Work accelerated)でバッテリー駆動時間を測定してみました。
ベンチマークソフトを8時間39分動かすことが出来ました。
オーディオ
デジタルマイクロホン/ステレオスピーカー、Dolby Audio™対応となっています。
勿論管理人の個人的な感想ですが普通レベルという印象でした。
Lenovo V15 Gen 2付属ソフトチェック
付属しているソフトは
・Lenovo Vantage
などです。
ネットワーク
本モデルネットワークは
・有線LAN
・Wifi5(802.11ac/a/b/g/n)
・Bluetooth v5.0
が搭載されています。
本モデルに搭載されているのはWi-Fi 5対応 (IEEE802.11ac準拠) となっていて無線LANのリンク速度は866Mbpsとなりました。
最新の規格ではありませんがなかなか高速だと思います。
セキュリティ
・セキュリティ・チップ(TPM)
・セキュリティ キーホール
・プライバシーシャッター付
※カメラ機能を物理的にオン・オフできます。
などが用意されています。
保証関連
Lenovo V15 Gen 2は標準で「1年間 引き取り修理」が用意されています。
オプションとして
・引き取り修理 2年間
・引き取り修理 3年間
・オンサイト修理
・アクシデント・ダメージ・プロテクション
など他にもサービスが用意されています。
詳しくは購入画面でご確認いただけます。
Lenovo V15 Gen 2 (2022年1月11日) | |
型番 | 82KD006SJP |
CPU | AMD Ryzen™ 5 5500U (2.1GHz 3MB) |
OS | Windows 10 Home 64 |
ディスプレイ | 15.6型 FHD TN液晶 (1920×1080ドット、約1,677万色、16:9) 、光沢なし |
タッチパネル | なし |
グラフィックス | APU内蔵(AMD Radeon™ グラフィックス) |
メモリー | 8GB (オンボード)DDR4 SDRAM |
ストレージ | 256GB (PCIe NVMe) |
ネットワーク | 有線LAN+802.11ac/a/b/g/n+Bluetooth v5.0 |
光学ドライブ | 未搭載 |
Webカメラ | あり (前面:HD 720p カメラ、プライバシーシャッター付) |
拡張インターフェイス | USB 3.2 Gen 1 HDMI USB Type-C 3.2 Gen1 マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック RJ-45 USB 2.0 |
バッテリー駆動時間 | 約 14.1時間(JEITA2.0) |
本体サイズ(mm) | 約 359x236x19.9mm |
本体質量 | 約 1.7kg |
認証(Windows Hello) | 未搭載 |
保証 | 1 年間 引き取り修理 |
オフィスソフト | なし |
主な付属品 | 65W ACアダプター(急速充電対応)、マニュアル類 |
販売価格 | 113,300円(税込)、送料無料 |
Lenovo V15 Gen 2のレビューまとめ
Lenovo V15 Gen 2のお勧めポイント
- 基本スペックが高いのでメインPCとしても利用可能
- コストパフォーマンスが高いので初めてのノートPCとしてもお勧め
Lenovo V15 Gen 2の気になる点
※特になし
管理人の総評
Lenovo V15 Gen 2は15.6型 FHD TN 液晶 (1920 x 1080)液晶搭載の詳細な映像が楽しめるノートPCです。
ただTN液晶なので斜めから見た場合若干輝度が落ちる場面もあります。
パフォーマンス的には人気のAMD Ryzenから選択可能ですのでかなり期待できると思います。
一部Windows 11搭載モデルがラインナップに入っていますがソフトの互換性など特別な理由が無い限りこちらを選ぶことをお勧めします。
お勧めする理由としては
・今後は当然Windows 11に切り替わっていくので自分でバージョンアップを行う手間がない
・Windows 11はWindows 10との互換性が高いので相性問題が発生する確率が高い
などがあげられます。
管理人もメインPCをWindows 11へアップグレードしました。
コストパフォーマンスが高くて安心して使えるノートPCをお探しの方にお勧めのモデルです。
Lenovo V15 Gen 2
価格:113,300円~(税込)、送料無料 <1/12(水)時点>
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