今回HP ProDesk 2 SFF G1を日本HP様のご厚意でレビューする機会を頂きましたので外見・パフォーマンス・使い勝手・付属ソフトなどについて管理人視点でレビューをしていきたいと思います。
※構成・価格などはレビュー時点の内容となりますのでご了承ください。
【貸出機材提供：株式会社日本HP】
最初に結論を書いておきますとHP ProDesk 2 SFF G1はCPUに実績のインテル Coreシリーズ搭載の省スペース型のデスクトップPCです。
メモリも最大64GBまで拡張可能なのでパフォーマンスに期待出来るモデルだと思います。
まずはHP ProDesk 2 SFF G1の特徴から
このHP ProDesk 2 SFF G1の特徴はCPUにインテル Coreシリーズ搭載なのでパフォーマンスにも期待出来るスリムなモデルだと思います。
HP ProDesk 2 SFF G1の選択できる主な項目は以下のようになっています。
| CPU | インテル Core i5-14400 プロセッサー インテル Core i7-14700 プロセッサー |
|---|---|
| OS | Windows 11 Pro (64bit) |
| メモリ | 8GB、16GB(DDR5-5600/最大64GB) |
| ストレージ | SSD:256GB 、512GB (M.2 PCIe NVMe) |
| グラフィック | インテル® UHD グラフィックス 730 |
※モデルにより選択できる構成が決まります。
HP ProDesk 2 SFF G1のお勧めの使い方
HP ProDesk 2 SFF G1
- ✔省スペースPCとして
コンパクトなボディなので設置場所が狭い場合も対応可能です - ✔メイン PCとして
意外に基本スペックが高いのでメイン PCとして使えると思います
HP ProDesk 2 SFF G1レビュー機材の基本スペック
今回レビューを行うHP ProDesk 2 SFF G1のモデルは以下のようなスペックになっています。
CPU |
インテル® Core™ i5-14400 プロセッサー |
OS |
Windows 11 Pro |
メモリ |
8GB(8GB×1) DDR5-5600 、最大64GB |
SSD |
256 GB M.2 PCIe NVMe SSD |
GPU |
インテル® UHD グラフィックス 730 |
ODD |
未搭載 |
N/W |
有線LAN |
HP ProDesk 2 SFF G1
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HP ProDesk 2 SFF G1外観チェック
HP ProDesk 2 SFF G1の外観チェックです。
本体カラー
カラーはブラック系が用意されています。
本体の外観
拡張インターフェイスは前面と背面にあります。
数的にはUSB Type-CやUSB Type-Aが背面を中心に配置されているので足りなくなること余りないと思います。
コンパクトなボディに数多く配置されている印象ですね。
内部へのアクセスは背面のねじを外すだけで簡単にアクセス出来ます。
<<HP ProDesk 2 SFF G1前面・背面>>
・前面
①ヘッドフォン/マイクロフォンコンボジャック
②USB Type-A 5Gbps転送
③USB Type-A 5Gbps転送
④USB Type-A 5Gbps転送
⑤USB Type-C® 10Gbps転送
⑥電源ボタン
⑦スリムオプティカルドライブ
・背面
①オーディオ出入力
②DisplayPort™ 1.4a
③HDMI 1.4b
④USB Type-A 2.0 x 2
⑤USB Type-A 2.0 x 2
⑥ネットワークポート（RJ45）ギガビット対応
<<側面>>
<<上面・底面>>
スリムオプティカルドライブを開いたらこんな感じ
ねじを外すことで上部と数のパネルを簡単に外すことが出来、内部にアクセス可能です。
コンパクトなイメージですね。
拡張性
拡張性に関しては内部へのアクセスも簡単ですし取り回しも余裕が有りますので可能だと思います。
スロット的には
PCI Express4.0 x16 (ロープロファイル) × 1スロット(空1 )
PCI Express3.0 x1(ロープロファイル) ×1スロット(空1) 、
M.2 2280(for storage) ×1スロット(空0)
M.2 (for WLAN) ×1スロット(空1)
となっています。
・ドライブベイ
外部：スリムライン専用オプティカルドライブベイx1 (空0)
内部：3.5インチHDDベイ ×1 (空1)
現実的には余り拡張性は無いので可能なのはメモリを追加位ですかね。
電源
電源は180W 80PLUS 認証電源ユニット（電源変換効率90%以上）が標準で用意されています。
HP ProDesk 2 SFF G1 サイズ・質量
本体サイズは:100×308×304 mmとなっています。
質量に関しては約5.7kg(タワースタンド含まず)～となっていますのでかなりコンパクトで軽量だ思います。
HP ProDesk 2 SFF G1 外観チェックのまとめ
HP ProDesk 2 SFF G1はブラック系と落ち着いたカラーが用意されていて設置する場所を選ばないと思います。
拡張性に関してはそれほど多くは有りませんが基本スペックは高いので長く使える構成となっていると思います。
HP ProDesk 2 SFF G1は内部アクセスも簡単な省スペースタイプのPCだと思います。
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HP ProDesk 2 SFF G1 パフォーマンスチェック
HP ProDesk 2 SFF G1 基本スペック
メモリ：8GB(8GB×1) DDR5-5600 、最大64GB
ストレージ：256GB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス：インテル UHD グラフィックス 730
HP ProDesk 2 SFF G1 パフォーマンスチェック
CPU：インテル Core i5-14400 プロセッサー 、メモリ：8GB、ストレージ：256GB M.2 PCIe NVMe SSD、グラフィック：インテル UHD グラフィックス 730となっています。
まずまずのスペックなので良いスコアが期待できると思います。
当サイトで行った実機レビューの結果に基づくPCの選び方情報です。（ベンチマークスコア有り）
⇒当サイト 実機レビュー結果からみた PCの選びかた
※インテル Core i5-14400 プロセッサーのデータ
| インテル Core i5-14400 プロセッサー | |
|---|---|
| コア/スレッド数 | 10/16 |
| Performance-core基本周波数フリークエンシー | 2.5 GHz |
| 最大ブースト クロック | 最大4.7 GHz |
| キャッシュ | 20 MB Intel® Smart Cache |
| プロセッサーのベースパワー | 65W |
スレッド数は16なのでタスクマネージャーではこのように表示されます。
performance Test10 による測定結果
3077点と比較的良いスコアだと思います。
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CINEBENCHによる測定結果
CINEBENCHはR23
ゲーム関連ベンチマーク
ゲーム用にベンチマーク スコアを測ってみました。
結果としてはゲームは軽いものであれば遊べそうです。
ファイナルファンタジーXIV: 黄金の遺跡
1920×1080 高品質（ノートPC）： 2446（設定変更を推奨）
1920×1080 標準品質（ノートPC）： 3000（設定変更を推奨）
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ドラゴンクエスト X
この位軽いゲームであれば快適に遊ぶここが出来そうです。
1920×1080 最高品質：7489（とても快適）
1920×1080 標準品質：7211（とても快適）
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3DMARK
こちらもまずまずのスコアになっています。
Night Raidによる測定結果
Fire Strikeによる測定結果
Fire Strike EXTREMEによる測定結果
CPU PROFILEによる測定結果
PCmark 10による測定結果
PCmark 10 Advanced Editionによる測定結果
写真＆イラスト関連パフォーマンス
RAWデータ現像パフォーマンス
Adobe Lightroom Classic CC で100枚一括現像を行ってみました。
※RAWデータはCanon EOS R6で撮影
結果は1分20で現像は終了しました。
これは比較的時間が掛っているレベルの成績だと思います。
Photoshop CCでのパフォーマンス
上記RAWデータをもとに写真編集を行ってみましたが普通に操作出来ました。
今話題のPhotoshop CCに付属しているCamera Rawでのスーパー解像度は5分で出来るようです。
ストレージ情報
容量的にはSSD 256GBで空き容量はSSD 189GBとなっていますので若干少なめの印象です。
Word、Excelなどビジネス文書などを作成する用途であれば対応可能だと思いますが画像ファイルなど容量が大きいデータを扱う場合などはカスタマイズで変更することを検討するのも良いと思います。
搭載されているSSDはKIOXIA製のようです。
※今後変更になる場合もあると思います。
Crystal Diskmarkによる測定です。
通常のHDDが100MB/s位なのでだいたい46倍以上早い結果になっています。
やはり「PCIe NVMe/M.2」規格は爆速ですね。
CPU Zの情報
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再起動テストによるパフォーマンス測定
10回測定を行いました。
このテストは毎回多少前後するので参考程度でご覧ください。
ほぼ30秒中盤となっています。
これは凄く早い数字だと思います。
1回目：00:34秒
2回目：00:34秒
3回目：00:34秒
4回目：00:33秒
5回目：00:37秒
6回目：00:34秒
7回目：00:37秒
8回目：00:35秒
9回目：00:34秒
10回目：00:35秒
静音性および温度チェック
測定を行った機器は
・騒音：「サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08」
・温度：「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
を使用しました。
測定は以下の5段階で行っています。
・アイドリング時
・動画再生時（Youtubeの動画を20分間連続再生）
・動画エンコード時（Power Director 365でH.264出力）
・ベンチマーク時（ファイナルファンタジーxiv 黄金の遺跡を30分間ループ実行）
静音性チェック
騒音計測器で計測したところ最大40.1dbでした。
騒音の目安としては「静かな図書館」レベルの静かさで実際に聞いていると殆ど音は聞こえないという印象でした。。
| 状態 | 騒音量（db） |
|---|---|
| アイドリング | 34.7 |
| 動画再生時 | 34.8 |
| 動画エンコード | 40.1 |
| ベンチマーク FFxiv | 35.1 |
表面温度のチェック
本体側面の温度を測定しました。
測定機器：「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
最高温度はベンチマーク時で26.5度になっていました。
手で触ってみましたが温度上昇は感じられませんでした。
※気温の高い夏場は温度はさらに上がるものと思います。
| 温度（℃） | |
|---|---|
| アイドリング時 | 21.8 |
| 動画再生時 | 22.6 |
| 動画エンコード時 | 25.9 |
| ベンチマーク時 | 26.5 |
HWMonitorによる内部温度チェック
最高温度は68.0度となっています。
低めのレベルの温度上昇の印象ですね。
消費電力のチェック
消費電力の測定を行ってみました。
消費電力は動画エンコード時が最大で54Wattとなっていました。
| 状態 | 消費電力（Watt） |
|---|---|
| アイドリング | 14 |
| 動画再生時 | 18 |
| 動画エンコード | 77 |
| ベンチマーク | 50 |
HP ProDesk 2 SFF G1付属ソフトチェック
付属しているソフトは
・電子マニュアル
・HP PC Hardware Diagnostics
・HP Support Assistant
などです。
ネットワーク
本モデルネットワークは
・有線LAN
が搭載されています。
Wifiはオプションでも用意されていないようなのでWifi接続を検討されている方は注意が必要です。
付属品
付属品としては
- USB 320K v2 キーボード(日本語)
- USB 320M 光学マウス
- 保証規定(サービスおよびサポートを受けるには)
- クイックセットアップ
- 電源コード
- 保証書等
が用意されています。
・有線キーボード/USB 320K v2 キーボード(日本語)
使い勝手としては普通レベルだと思います。
拘る方は別途用意するのもありだと思います。
・有線マウス/USB 320M 光学マウス
キーボードと同様に使い勝手としては普通レベルだと思います。
セキュリティ
- セキュリティ・チップ(TPM) (TPM 2.0)
- セキュリティロックケーブル用スロット（3 x 7mm）
などが用意されています。
保証関連
HP ProDesk 2 SFF G1は1年間のオンサイト (訪問修理)が用意されています。
オプションとして
- 【Active Care】オンサイト 翌日対応 3年
- Care Pack】オンサイト 当日対応 3年
- 【Care Pack】オンサイト 休日修理付 翌日対応 3年
- 【Care Pack】オンサイト 休日修理付 当日対応 3年
- 【Care Pack】オンサイト HD返却不要 当日対応 3年
などのサービスが用意されています。
詳しくは購入画面でご確認いただけます。
| HP ProDesk 2 SFF G1i Desktop PC(2025年4月13日) | |
| 型番 | B8KN6PA-xxxx |
| CPU | インテル® Core™ i5-14400 プロセッサー |
| OS | Windows 11 Pro（日本語） |
| グラフィックス | インテル® UHD グラフィックス 730 |
| メモリー | 8GB(8GB×1) DDR5-5600 、最大64GB |
| ストレージ | 256 GB M.2 PCIe NVMe SSD |
| ネットワーク | 有線LAN |
| 光学ドライブ | DVDライター（9.5mmスリムライン） |
| インターフェイス | USB Type-A 5Gbps転送×3 (フロント×3)、 USB Type-A 2.0×4 (リア×4)、 USB Type-C 10Gbps転送×1 (フロント×1) 有線LAN DisplayPort 1.4a HDMI 1.4b (プロセッサー内蔵グラフィックス) マイク・ヘッドフォン コンボジャック ラインアウト |
| 本体サイズ | 100×308×304 mm |
| 本体質量 | 約5.7kg(タワースタンド含まず)～ |
| 保証 | 1年保証（1年間翌営業日オンサイト対応、1年間パーツ保証） |
| オフィスソフト | なし |
| 主な付属品 | 保証規定(サービスおよびサポートを受けるには)、クイックセットアップ、 電源コード、保証書等 |
| 販売価格 | 216,480円（税込）＋送料 |
HP ProDesk 2 SFF G1のレビューまとめ
HP ProDesk 2 SFF G1のお勧めポイント
- 省スペースPCなので狭い場所にも設置可能
- 基本スペックが高いのでメインPCとしても活躍可能
- コストパフォーマンスが高いので複数台の導入にもお勧め
HP ProDesk 2 SFF G1の気になる点
省スペースPCなので仕方ないのだが拡張性は余りない印象
管理人の総評
HP ProDesk 2 SFF G1はCPUにインテル Core i5-14400 プロセッサー、メモリ8GB搭載なのでメインPCとしても活躍可能な省スペースPCと言えると思います。
コストパフォーマンスも高いのでビジネスにも安心して利用できるモデルに仕上がっていると思います。
HP ProDesk 2 SFF G1は使える省スペースPCお探しの方にお勧めしたいモデルです。
HP ProDesk 2 SFF G1
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