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【HP ProBook 4 G2a 14 実機レビュー】薄型・軽量ボディに基本スペックを凝縮した、モバイルビジネスパーソン向け14型AI PC

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外回りの多い仕事をしていると、「会議室に有線LANの口がない」「プロジェクターとの接続に変換アダプターが要る」「モバイルバッテリーとACアダプターで荷物がかさむ」といった、地味だけど積み重なるストレスに心当たりがあるのではないでしょうか。

今回レビューする「HP ProBook 4 G2a 14」は、薄さ約20mm・実測1,477gというコンパクトな筐体に、RJ45(有線LAN)、HDMI 2.1、USB Type-C×2、USB Type-A×2という充実したインターフェースを詰め込んだ、14型のビジネスノートです。最大50 TOPSのNPUを搭載したCopilot+ PCでもあり、Recallやライブキャプションといったローカルで動くAI機能も利用できます。

ポイント

なお、このシリーズには5G通信モジュールを搭載し、au回線を使う法人向けサービス「HP eSIM Connect」(データ通信5年間無制限、法人限定)に対応するモデル(DP4G1PA)も用意されています。Wi-Fiに縛られないモバイル環境を求める方には、この5Gモデルも有力な選択肢です。今回のレビュー機はRyzen AI 5 430を搭載する標準モデルで、5G非対応の構成でした。実測データやベンチマーク結果は、この構成のものとしてお読みください。

この記事では、実測データとベンチマーク、そして使い込んだ視点から、本機が「モバイル環境を使いこなすビジネスパーソン」にとって本当に実用的な1台なのかを、徹底的に検証していきます。

HP ProBook 4 G2a 14

💰 HP ProBook 4 G2a 14 の詳細・ご購入はこちら


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1. デザインとビルドクオリティ

外形寸法は318.6 × 224.3 × 19.9〜20.4mm、公式の本体質量は約1.54kgです。実測では厚さ20.4mmと公式値の上限どおりでしたが、質量は実測1,477gと、公式値より約63g軽い結果でした。14型としては標準的なサイズで、A4サイズ(297 × 210mm)に対し、縦・横ともに約2cm大きい程度です。

MIL-STD 810H準拠の耐久テストをクリアし、筐体カバーの50%にリサイクルアルミニウムを使用しています。ProBookは「EliteBookほど高価ではないが、ビジネスの現場で安心して使える」という、HPのビジネスPCラインの中核に位置するシリーズです。

実機確認メモ

画面の開閉角度について:【要確認:実機で180度まで開くか】水平近くまで開く場合は、対面の商談で画面を相手に向けたり、横並びで資料を見せたりする使い方で便利です。

画面の開閉角度
天板
ノートと大きさ比較
底面

2. 基本スペック表

実機のシステム情報でも確認できた、レビュー機の実際の構成です。

項目 内容
正式モデル名 HP ProBook 4 G2a 14 inch Notebook Next Gen AI PC
OS Windows 11 Pro
プロセッサー
CPUの選び方
AMD Ryzen AI 5 430
メモリ
メモリの選び方
16GB(8GB×2、DDR5-5600相当、デュアルチャネル)
ストレージ 512GB SSD(NVMe 2.0、PCIe 4.0 x4)
グラフィックス AMD Radeon 840M Graphics(プロセッサー内蔵)
ディスプレイ 14.0インチ WUXGA(1920×1200)・16:10・非光沢
無線 Wi-Fi 6E MT7922 (RZ616) + Bluetooth 5.3
WWAN(5Gモデル) HP 5G NR Sub-6 CAT19、Nano SIMスロット
※レビュー機は非搭載
寸法 318.6 × 224.3 × 19.9〜20.4mm
質量 カタログ値 約1.54kg

※参考:他の構成モデルの詳細は「12. 価格とコストパフォーマンス」に一覧を掲載しています。

3. ディスプレイ

14インチのWUXGA(1920×1200)、アスペクト比16:10の非光沢パネルです。一般的なフルHD(16:9)と比べて縦方向が約11%広く、ブラウザやExcel、コードエディタなど縦に長い作業で効いてきます。非光沢仕様のため、照明や窓の映り込みは抑えられ、長時間の作業でも目が疲れにくい印象です。

液晶の見え方(正面)
液晶の見え方(斜め)
液晶の見え方(さらに斜め)
液晶の見え方(正面)
液晶の見え方(斜め)
液晶の見え方(さらに斜め)

4. キーボードとトラックパッド

カタログ値ではキーピッチ18.4mm、ストローク1.5mmとなっています。

なお、後述する温度検証では、キーボード面のうち手前側(パームレスト寄り)は高負荷時でも30℃台前半に収まっており、長時間のタイピングでも手のひらが熱く感じる心配は少なそうです。

キーボード全体
キーボードアップ
打鍵感

5. 質量・高さ測定

項目 公式値 実測値
本体質量 約1.54kg(1,540g) 1,477g
AC電源 ― 163g
本体+AC電源 ― 1,640g
本体の高さ 19.9〜20.4mm 20.4mm

本体は公式値より約63g軽く、この点はカタログスペック以上でした。ACアダプターを含めた運用質量は約1.64kgです。「本体1.5kg弱+アダプター」というバランスは、毎日持ち歩くにはしっかりした重さですが、有線LANやHDMIを内蔵している分、追加のドングル類を持ち歩かなくて済む点を考えれば、トータルの携行荷物はむしろ軽くなるケースも多いと思います。

本体質量
AC電源質量
本体+AC電源

本との高さ比較

6. オーディオ

Poly Studioによるオーディオチューニングが施され、会話に適した周波数帯域の強調、AIノイズリダクション、3m以内の声を最適化するHP Dynamic Voice Levelingなど、Web会議に寄った機能が並びます。

7. パフォーマンス検証

このセクションでは、CPU-Z・3DMark・Cinebench 2026・PCMark 10・PassMark・各種ゲームベンチマーク・実務テスト・温度/騒音/電力チェックまで、多角的に実測しました。

(1) プロセッサー情報

CPU-Zおよびタスクマネージャーで確認した、レビュー機の実際のプロセッサー情報です。

項目 内容
プロセッサー名 AMD Ryzen AI 5 430 w/ Radeon 840M
コア/スレッド 1P + 3E(4コア)/8スレッド
基本速度 2.00GHz
キャッシュ L1: 320KB/L2: 4MB/L3: 8MB
対応命令 AVX2、AVX-VNNI、AVX512 ほか
CPU-Z
CPU-Z
CPU-Z
CPU-Z
CPU-Z
ポイント

この「1P + 3E」というコア構成が、以降のあらゆるベンチマーク結果を説明するカギになります。 高性能コアが1基、効率コアが3基という混成構成のため、シングルスレッド性能は高い一方、マルチスレッド性能は控えめという、はっきりした特性を持つCPUです。

マザーボード・メモリ・GPU情報

分類 項目 内容
マザーボード メーカー/モデル HP/8F15
BIOS バージョン/日付 HP Y75 Ver. 01.02.00(2026/05/13)
メモリ 種類・容量 DDR5・16GB(8GB×2、デュアルチャネル)
メモリ 周波数 2,793MHz(DDR5-5600相当)
メモリ タイミング CL46-45-45-90
GPU 名称 AMD Radeon 840M Graphics(内蔵)

メモリはSO-DIMM 8GB×2のデュアルチャネル構成でした。公式ラインナップには16GB×1のシングルチャネル構成モデルも存在するため、同じ「16GB」表記でも、購入するモデルによって内蔵GPUの性能に差が出る可能性があります。ベンチマークを見る際は、この点を念頭に置いてください。

(2) ベンチマークスコア分析

総合性能:PassMark PerformanceTest 11.0

項目 スコア パーセンタイル
PassMark総合評価 3,466.0 40th
CPU Mark 11,571.3 45th
2D Graphics Mark 522.3 43rd
3D Graphics Mark 2,452.1 28th
Memory Mark 2,026.3 21st
Disk Mark 38,739.2 93rd
PerformanceTest 11.0
PerformanceTest 11.0

全世界のPassMarkユーザーとの比較で際立つのは、Disk Markの93rdパーセンタイルという結果です。ストレージの速さは、本機の明確な強みと言えます。CPU・GPU・メモリは全体の中位クラスで、「ストレージが突出して速く、それ以外はビジネス用途に十分な中庸な実力」という性格が見えてきます。

CPU性能:Cinebench 2026

テスト スコア
CPU(Multiple Threads) 1,233 pts
CPU(Single Core) 574 pts
CPU(Single Thread) 333 pts
MP Ratio 3.70x
Cinebench 2026

Single Thread(333)は、参考として挙げた数世代前のハイパワーなモバイルCPU(Ryzen 9 5900HX:317)をわずかに上回る水準で、ブラウザ操作やOffice作業の「もたつかなさ」に直結します。SMTによる上乗せ(Single Core ÷ Single Thread)は約1.72倍と大きく、複数アプリの並行作業にも強さが期待できます。一方、マルチスコア(1,233)は、コア数の多い他のモバイルCPUには及びません。長時間の動画エンコードや3Dレンダリングを主軸にするなら、上位のRyzen AI 7モデルの検討をおすすめします。

CPU性能:3DMark CPUプロファイル

スレッド数 スコア
最大スレッド数 3,270
16スレッド 3,313
8スレッド 3,268
4スレッド 2,254
2スレッド 1,461
1スレッド 896
3DMark CPU Profile

8スレッド(3,268)から16スレッド(3,313)でスコアがほぼ横ばいになっており、論理8スレッドというCPU構成をここでも裏付ける結果でした。

グラフィックス性能:3DMark(内蔵 AMD Radeon 840M)

テスト 総合スコア
Fire Strike 3,366
Fire Strike Extreme 1,654
Time Spy 1,387
Steel Nomad Light(DX12) 1,028(7.62 FPS)
3DMark Fire Strike
3DMark Fire Strike Extreme
Time+Spy
Steel+Nomad+Light

いずれも内蔵GPUらしい控えめなスコアで、「ゲームや3D制作を主目的にするPC」ではなく「ビジネス用途を快適にこなすためのグラフィックス」と割り切るのが正解です。物理スコア(CPU依存部分)はFire StrikeとExtremeでほぼ同じ値(13,776/13,800)で、CPUの実力が安定して発揮されていることが分かります。

実業務シナリオ:PCMark 10

カテゴリ 標準版 Extended版
総合スコア 4,852 4,606
Essentials(基本操作) 6,943 6,924
Productivity(生産性) 9,390 11,590
Digital Content Creation 4,756 5,198
Gaming ― 2,918
PCMark 10
PCMark 10 Extended

もっとも高スコアだったのはProductivity(生産性)で、内訳のWriting(文書作成)は12,200、Spreadsheets(表計算)は11,012という高水準でした。Web Browsingも10,363と高く、まさに「外回りでOffice作業をこなすビジネスパーソン」向けの得意分野が、このベンチマークにはっきり表れています。

再起動テスト(10回平均)

回数 所要時間
1〜10回目 1:17/1:48/1:14/1:11/1:17/1:11/1:22/1:11/1:14/1:11
10回平均 約1分17.6秒(外れ値の1回を除くと約1分14秒)

10回中4回で最速タイム(1分11秒)を記録しており、これが実力に近い数値と考えられます。「席を立って戻ってくる間に起動が終わっている」程度の速さで、日常的なストレスは少ないでしょう。

(3) クリエイティブ性能・実務テスト

Lightroom現像テスト:EOS R6で撮影したRAWデータ100枚の現像・書き出しに要した時間は1分47秒(1枚あたり約1.07秒)でした。コア数が控えめな本機のCPU構成を考えると健闘した結果で、シングル性能の高さと高速なSSDが効いていると考えられます。

Photoshopでの操作感:Camera Rawのスーパー解像度、ノイズ除去、塗りつぶしによる不要部分の削除など、負荷の高い処理も快適に操作できました。Copilot+ PC対応のNPU(最大50 TOPS)が、こうしたAI系の画像処理を支えている可能性があります。

出張先での写真整理・簡易レタッチをこなしたいフォトグラファーやクリエイターにとっても、十分実用的な速度と操作感です。

(4) ストレージ性能

CrystalDiskMark 8.0.4

項目 読み込み 書き込み
SEQ1M Q8T1(シーケンシャル) 6,149.10 MB/s 4,989.92 MB/s
SEQ1M Q1T1 2,625.30 MB/s 3,047.91 MB/s
RND4K Q32T1 503.37 MB/s 310.45 MB/s
RND4K Q1T1 64.39 MB/s 103.33 MB/s

CrystalDiskMark

シーケンシャル速度はPCIe 4.0世代らしい高速な結果で、大容量ファイルのコピーや動画素材の読み込みには十分すぎる速度です。日常操作に直結するランダムアクセスも標準的な範囲に収まっており、体感上の引っかかりは少ないはずです。

CrystalDiskInfo

項目 内容
モデル Sandisk PC SN5100S SDFPNSM-512G-1006
温度 28℃

CrystalDiskInfo

ディスク容量

ボリューム 容量 空き領域
(C:) システムドライブ 475.84 GB 432.80 GB(91%)

ディスク容量

購入直後から十分な空き容量(91%)を確保できる構成です。

(5) 静音性および温度チェック

4段階の負荷(アイドリング/動画再生:YouTube30分/動画エンコード:PowerDirector 365・H.264出力/ベンチマーク:FF14黄金の遺産30分ループ)で、内部温度・キーボード表面温度・騒音・消費電力を計測しました。

内部温度(HWMonitor)

測定項目 アイドリング 動画再生 動画エンコード ベンチマーク
CPUパッケージ温度 74.6℃ 81.3℃ 92.1℃ 83.3℃
SSD(Sensor 1) 41.0℃ 42.0℃ 62.0℃ 60.0℃

温度チェック(HWMonitor)

アイドリング時点で74.6℃とやや高めの数値からスタートし、動画エンコード時には92.1℃まで上昇しました。薄型ボディゆえ冷却に大きな余裕を持たせにくい設計であることがうかがえ、サーマルスロットリング(熱による自動減速)の目安とされる温度帯に近い数値です。日常のOffice作業やWeb会議では74〜83℃程度に収まっており実用上の支障はなさそうですが、動画編集を主軸に考えている方は、この点を踏まえて上位モデルとの比較をおすすめします。

キーボード表面温度(放射温度計、6ポイント計測)

測定箇所 アイドリング 動画再生時 動画エンコード時 ベンチマーク時
中央上 38.1℃ 40.1℃ 38.2℃ 41.3℃
中央下 36.7℃ 38.8℃ 38.5℃ 40.1℃
右下(パームレスト側) 30.6℃ 30.7℃ 30.3℃ 31.3℃

発熱はキーボード奥(数字キー〜中央)に集中し、パームレスト側の右下は終始30℃前後と低めに保たれています。手のひらが触れる部分の快適性はしっかり確保されている設計です。

騒音(デジタル騒音計)

負荷状態 騒音レベル
アイドリング 44.3 dB
動画再生時 46.4 dB
動画エンコード 46.4 dB
ベンチマーク 46.5 dB

アイドリングから最大負荷まで、差はわずか2.2dBでした。静かな事務所(約50dB)よりさらに静かな水準を保っており、カフェや図書館でも気兼ねなく使える静音性は、本機の隠れた美点です。

消費電力

負荷状態 消費電力
アイドリング 29 W
動画再生時 31 W
動画エンコード 44 W
ベンチマーク 44 W

負荷の種類を問わず、消費電力はおおよそ44W前後で頭打ちになる設計と見られます。軽作業時の消費電力の低さ(29〜31W)は、電力面でも「堅実な省電力設計」を裏付ける結果でした。

バッテリーの情報(BatteryInfoView)

項目 値
設計容量 56,047 mWh(約56Wh)

(6) ゲームベンチマーク

タイトル 設定 スコア/FPS 評価
FF14 黄金のレガシー 高品質(ノートPC) 2,978 設定変更を推奨
FF14 黄金のレガシー 標準品質(ノートPC) 3,763 設定変更を推奨
FF15 1080p 軽量品質 2,067 重い
FF15 720p 軽量品質 3,711 普通
ストリートファイター6 1080p LOW 50/100 設定変更が必要です
ストリートファイター6 720p LOWEST 100/100 快適にプレイできます

3タイトルすべてで、解像度・画質を1段階調整することで評価が大きく改善する、共通の傾向が見られました。特にストリートファイター6は720p・LOWEST設定で「快適」評価まで到達しています。フルHD・高画質での重量級タイトルのプレイは想定しないほうがよいですが、対戦格闘ゲームやeスポーツ系の軽量タイトルなら、出張中のホテルや空き時間の息抜きに十分応えられる性能です。

8. ソフトウェアと機能

Copilot+ PCとして、Recall、Click to Do、Live Captions、Windows Studio Effects、Cocreatorなどが利用できます。実機のタスクマネージャーには「NPU 0」という項目が独立して表示され、最大50 TOPSのNPUがOSレベルで正式に認識されていることを確認できました。

プリインストールアプリは、セキュリティとメンテナンスに直結する実用ツールが中心という印象です。

  • My Notebook:バッテリー残量や本体設定を確認できるダッシュボード
  • HP Sure Click:危険なWebサイトやファイルを隔離環境で実行するセキュアブラウザー機能
  • HP User Guides:ユーザーガイドや保証情報などのオフラインドキュメント集
  • HP Wolf Security:マルウェア対策・脅威の封じ込め等を統括するセキュリティダッシュボード(実機ではスキャン済みファイル数425,033件、隔離総数0件で正常稼働を確認)
  • HP Cloud Recovery Tool:リカバリー用USBメディア作成ツール(Microsoft Store経由)

不要な体験版ソフトの詰め合わせではなく、無効化するよりも活用したほうが得策なアプリが多い構成でした。

9. セキュリティ:ビジネス視点でのチェック

(1) 物理セキュリティ
Webカメラにはプライバシーシャッターが搭載されています。

(2) 内部・システム
実機の「ディスクの管理」画面で、Cドライブが「BitLockerで暗号化済み」と表示されていることを確認しました。
HP Wolf Security搭載となっています。

(3) 認証・ユーザビリティ
IRカメラ(Windows Hello対応)と指紋認証リーダーを搭載します。

(4) セキュリティ仕様一覧表

分類 項目 内容
物理 プライバシーシャッター あり
物理 ロックスロット ナノセキュリティロック
認証 顔認証/指紋認証 Windows Hello対応
システム 暗号化 BitLocker対応(実機で有効化を確認)
システム HP Wolf Security ビジネス向けセキュリティ対策

10. ネットワークとインターフェース

ポートは薄型14型としてはかなり充実しています。特に有線LAN(RJ45)とHDMI 2.1を本体に備え、USB Type-Cが2基ある点は、アダプターなしで会議室のLANやプロジェクターにつなげるという意味で、外回りの方に効きます。

実機のネットワークアダプター構成は、Wi-Fi 6E(MediaTek RZ616)+有線LAN(Realtek GbE)で、5G/WWANアダプターは搭載されていませんでした。5G・eSIM Connect対応をお求めの場合は、法人限定モデル(DP4G1PA)をご確認ください。

前面
前面
背面
背面
右側面
①USB Type-A 5Gbps signaling rate
②ネットワークポート(RJ45)ギガビット対応
③ナノセキュリティロック ケーブル用スロット
 
 
右側面
左側面
①HDMI 2.1
②USB Type-A 5Gbps signaling rate
③USB Type-C® 10Gbps signaling rate
④USB Type-C® 10Gbps signaling rate
⑤コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック
左側面

11. バッテリー寿命と充電性能

バッテリーは3セル・56WHrで、約1,000回の充放電サイクルを設計寿命とする高耐久タイプです。

急速充電テスト

65W ACアダプターを使用し、バッテリー切れ(稼働不可)の状態から30分充電後、残量は52%まで回復しました。移動中のわずかな時間でも半分以上を確保できる計算で、緊急時のリカバリー能力として十分実用的です。単純計算ではフル充電までおよそ1時間弱という速度感になります。

なお、先述の消費電力実測値(アイドリング29W〜高負荷44W)と合わせて、実運用時間の目安にしてください。

12. 価格とコストパフォーマンス

💰 現在の価格・セール情報の確認はこちら

日本HPの直販サイト(税込・配送料別、2026年9月24日時点)で確認できた主なモデルです。

型番 構成 ダイレクト価格
DP4F9PA(在庫限定) Ryzen AI 5 430/16GB8GB×2)/512GB ¥220,900
DZ5Q1AT Ryzen AI 5 430/16GB(16GB×1)/256GB ¥238,150
DZ5Q0AT Ryzen AI 5 430/16GB(16GB×1)/512GB ¥248,150
DP4G0PA Ryzen AI 7 445/16GB(8GB×2)/512GB ¥278,150
DP4H2PA Ryzen AI 5 430/32GB(32GB×1)/512GB ¥318,150
DP4G1PA(5G/eSIM Connect) Ryzen AI 5 435/16GB(8GB×2)/512GB ¥328,150

購入時のポイントは3つです。

  1. 5G・eSIM Connect対応は法人限定モデル(DP4G1PA)のみです。個人事業主の方は購入可否を事前に確認してください。
  2. メモリの構成に注目してください。8GB×2はデュアルチャネルですが、16GB×1や32GB×1は1枚構成です。今回の実測ベンチマークは8GB×2(デュアルチャネル)構成のものであり、1枚構成のモデルでは内蔵GPU性能に影響する可能性があります。
  3. 5Gモデルは上位のRyzen AI 5 435(6コア)を搭載する代わりに、WebカメラがFHD HDR仕様になります。

13. 保証とサポート

標準保証は1年間で、引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポートが含まれます。業務で毎日使う場合は、延長保証のCare Packも検討する価値があります。

14. お勧めの使い方

  • 有線LAN・HDMIをアダプターなしで使いたい営業・コンサルタント
  • 外出が多く、文書作成・表計算・Web会議を中心に使うビジネスパーソン
  • ローカルAIを活かした、議事録作成・翻訳・画像編集の効率化を考えている方
  • 出張先で簡単な写真整理・レタッチをこなしたいフォトグラファー
  • 1.5kg前後の重さを許容でき、静音性と拡張性を優先したい方
  • (5G通信を重視するなら、法人限定の5Gモデルが候補になります)

逆に、本格的な動画編集や3Dレンダリングを主軸にする方には、上位のRyzen AI 7モデルや、専用GPU搭載機のほうが向いています。

15. 対抗機種との比較

  • Lenovo ThinkPad E14 系/L14 系:キーボードの評価が高く、同価格帯の有力な競合です。
  • Dell Pro 14 系:ビジネス向けの安定した選択肢。ポート構成(RJ45+HDMI+USB-C×2)では、本機の充実ぶりが目立ちます。
  • HP EliteBook 6 G1a 14(同社上位):より上質な筐体や高いセキュリティを求めるなら視野に入ります。ProBook 4 G2aは「コストを抑えて実用装備を取る」選択です。

あえてProBook 4 G2aを選ぶ理由は、「有線LAN・HDMIを含む充実したインターフェースと、実用十分な速度を、手頃な価格で持ちたい」という一点に集約されます。

16. 結論(総評)

👍 メリット

  • 約1.48kg(実測)・厚さ約20mmと、実用性を保ったコンパクトな筐体
  • RJ45、HDMI 2.1、USB-C×2、USB-A×2と端子が充実
  • 16:10の非光沢ディスプレイで作業領域が広い
  • シングルスレッド性能が高く、Office作業やWeb閲覧が軽快(PCMark 10 Productivity 11,590)
  • ストレージが高速で、PassMark Disk Markは全体の93パーセンタイル
  • アイドリング〜中負荷時の静音性・省電力性が高い(騒音44〜46dB、消費電力29〜31W)
  • 急速充電で30分・52%回復と、緊急時のリカバリー力も良好
  • HP Wolf SecurityやBitLockerなど、セキュリティ機能が実機でも正常稼働を確認
  • 5G・eSIM Connect対応モデルも選択可能(法人限定)

⚠️ 注意点

  • レビュー機のマルチコア性能は控えめ(1P+3E構成)で、本格的な動画編集や3Dレンダリングには不向き
  • 高負荷時(動画エンコード等)のCPU温度は92℃前後まで上昇し、サーマルスロットリングに近い水準
  • 5G・eSIM Connectは法人限定モデルのみで、購入には法人登記情報が必要
  • モデルによってはメモリが1枚構成(シングルチャネル)で、内蔵GPU性能に影響する可能性

💰 HP ProBook 4 G2a 14 の詳細・ご購入はこちら

17. あわせて買いたい周辺機器

本機はRJ45とHDMIを標準装備しているため、ハブは「ポートをさらに増やしたい場合」の選択肢になります。

製品 価格(税込) ひとこと
HP 515 USB-C 超高速充電対応ワイヤレスマウス ¥6,600 約88gの軽量マウス
HP ユニバーサル USB-C マルチポートハブ ¥12,100〜 約115g。ポートをさらに増設したい人向け
HP Renew Executive 16インチ バックパック ¥10,890 約890g、16インチまで収納可能
Poly Voyager Legend 50 USB-C +BT700 ¥41,800 Web会議の通話品質を重視する人向け
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