Surface go大好きな管理人がraw現像にトライしてみました。
ご存知の通りSurface goにはメモリを4GB搭載したモデルと8GB搭載したモデルの2種類が用意されています。
CPUはIntel® Pentium® Gold Processor 4415Yなのでraw現像はある程度対応出来るのではなかと思います。
スペックの詳細は下記Surface go簡易スペック表をご覧ください
※Surface go簡易スペック表
機種名 | Surface Go(メモリ4GB) | Surface Go(メモリ8GB) |
---|---|---|
画面 | 10 インチ PixelSense™ (1800 x 1200) | |
CPU | Intel® Pentium® Gold Processor 4415Y | |
OS | Windows 10 Home | |
メモリ | 4GB | 8GB |
グラフィック | Intel® HD Graphics 615 | |
ストレージ | eMMC 64 GB | SSD 128 GB |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 互換+Bluetooth 4.1 |
Surface goでraw現像は可能なのか
結論だけ先に書いておくと意外に使えます。
「検証」Surface goでraw現像は可能なのか
テスト条件
こちらは申し訳ありませんが管理人が通常使っている環境となります。
モデル:Surface Go (メモリ4GB)
使用ソフト:Adobe Lightroom Classic CC
Adobe Photoshop CC
テスト内容
1)Adobe Lightroom Classic CCによる一括(100枚)raw現像で測定
2)Adobe Photoshop CCは写真加工時のパフォーマンス測定
※利用ソフトのシステム要件
推奨環境には足りていませんが最低限動く環境には有りそうです。
(2019年1月4日時点最新バージョン)
Lightroom Classic CC 8.1 | Photoshop CC 20 | |
---|---|---|
CPU | インテル: 2GHz 以上 | インテル: 2GHz 以上 |
メモリ | 4 GB 以上(12GB以上を推奨) | 2 GB 以上(8GBを推奨) |
ハードディスク容量 | 2 GB 以上 | 3.1 GB 以上 |
モニターの解像度 | 1024×768 以上 | 1024×768 以上 (1280×800 以上を推奨) |
GPU | Skylake 以降の GPU (DirectX 12 サポート) |
OpenGL 2.0 対応システム |
全般的な実機レビュー記事はこちらからご確認いただけます。
⇒いつでもお供に! 2台のSurface Go 実機レビュー
Surface Go (メモリ4GB)テスト実施
各テスト内容の実際のテスト結果です。
Adobe Lightroom Classic CCによる一括(100枚)raw現像
Adobe Lightroom Classic CC で100枚一括現像を行ってみました。
※RAWデータはCanon 8000D(APS-C)で撮影
結果は11分50秒で現像は終了しました。
正直に言うとこの成績は少し遅めです。
大体1枚当たり7秒位になります。
ではraw現像実行時の状況を見てみます。
※リソースモニタで確認
・CPUの状況
元々raw現像はCPUの処理に負荷が掛かるので開始直後から終了までほぼCPU負荷100%の状態になっています。
・メモリの状況
メモリーの使用状況はプロセスでの物理メモリで76%となっています。
ただこの数字は他の処理をスワップしている可能性が高いので実際には61MBしか開いていません。
なので通常利用する際は他のソフトも立ち上げたまま行う場合が多いと思いますのでもう少しメモリが多い方が処理速度が上がると思います。
参考用に管理人所有のメモリ8GB搭載のノートパソコン(NEC Lavie Direct HZ)だとかなり空き容量が増えています。
Adobe Photoshop CCは写真加工時のパフォーマンス測定
こちらはエフェクト加工で写真を加工してみました。
動作はこちらの動画からご覧いただけます。
47秒かかっていますので重いと思います。
正直1~2枚程度であれば大丈夫ですけど大量の写真加工には向かないと思います。
※テストは4GBモデルなので8GBであればかなり改善されるはずです。
※リソースモニタで確認
・CPUの状況
元々raw現像はCPUの処理に負荷が掛かるので開始直後から終了までほぼCPU負荷100%の状態になっています。
・メモリの状況
メモリーの使用状況はプロセスでの物理メモリで76%となっています。
ただこの数字は他の処理をスワップしている可能性が高いので実際には237MB空いています。
使用状況はソフトのシステム要件に比例している感じですね。
とはいっても通常利用する際はAdobe Lightroom Classic CCの場合と同様に他のソフトも立ち上げたまま行う場合が多いと思いますのでもう少しメモリが多い方が処理速度が上がると思います。
「結果」Surface goでraw現像は可能なのか
結論から言うとメモリ4GB搭載モデルでは少し苦しいです。
まあ、ストレージが64GBというのもあるので性能面以外でもraw現像や写真加工では使いにくいと思います。
メモリ8GB搭載モデルであれば他の8GB搭載モデルの例からそれなりに使えると思います。
但し、CPUは同じなので過信は禁物です。
結論:
Surface goでraw現像や写真加工を考えるのであれば必ずメモリ8GB搭載モデルを選ぶこと。
使い方としては旅先等で写真を撮った一部をraw現像するような使い方で
本格的に使うにはやはり力不足ではある。