HP ビジネス向けPCのセキュリティ対策は使えるのか?
※構成・価格などはレビュー時点の内容となりますのでご了承ください。
【貸出機材提供:株式会社日本HP】
HPのビジネス向けパソコンには特別のセキュリティ ソリューションが用意されています。
これらのソリューションがSOHO(個人事業主)が利用する際にどの程度使えるのか見ていきたいと思います。
HP セキュリティソリューション
- ✔導入の手間がかからない
HP WOLF SECURITY は最初から入っているので簡単に利用可能です - ✔セキュリティ性が高い
仮想環境も用意されていて高度なセキュリティが提供されている
一般的なSOHO(個人事業主)向けのセキュリティ対策はこちらからご確認頂けます。
ソリューションの中心としては
- HP WOLF SECURITY FOR BUSINESS
- HP Sure View
- HP Proactive Insights
- HP Wolf Protect and Trace サービス
- HP Auto Lock and Awake (HP自動ロックとスリープ解除)
HP Sure Click
HP Sure Sense
などが用意されています。
HP Wolf Security for Businessが組み込まれたHPのビジネスPC | ||
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・法人向けキャンペーンボタン
※HPの法人モデルは個人の方も購入可能です。
では各々のソリューションについて見ていきましょう。
HP WOLF SECURITY FOR BUSINESS
HP WOLF SECURITY FOR BUSINESSはHPのビジネス向けパソコンのセキュリティ対策として中心となるソリューションです。
HP WOLF SECURITYの主な機能としては以下の様なものが用意されています。
具体的には
ファームウェアやBIOSの保護、マルウェア防止やWeb·Eメール経由の脅威封じ込めなどが用意されています。
※覗き見防止機能やカメラシャッター機能などは対応モデルのみ搭載
HP WOLF SECURITY FOR BUSINESSの画面イメージ
OSの下を保護する
Windows OSよりも下の改装を保護する機能としては以下の様なものが用意されています。
最近は通常のWindows OSに対する攻撃のほかにBIOSなどを攻撃するマルウエアも発生してきていますので保護機能があると安心です。
.HP Sure Start
ファームウェア攻撃から保護し自動復旧
.HP Sure Run
重要プロセス停止から自動復旧
.HP Sure Recover
破壊型ワイパー攻撃からの復旧
.HP Sure Admin
侵入される前にBIOSをロック
.HP BIOSphere
不正なGPT書き換えや破損から保護
.HP Secure Erase
BIOSから内蔵ドライブの
データ完全消去
.HP Tamper Lock
物理的な侵入攻撃からの保護
OSの中を保護する
Windows OS上では以下の様な機能が用意されています。
.HP Sure Click
Web·Eメール経由の脅威封じ込め
.HP Sure Sense
機械学習AI、ディープラーニングAIおよび静的分析に基づく未知のマルウェアも検知可能なウイルス対策機能
.HP Presence Aware
ユーザーを自動検知しデバイスをロック&解除
感染経路として多くを占めるメールの添付ファイルからの感染を防ぐ機能やマルウェア自体を防御する機能なども用意されています。
メールの添付ファイルやブラウザからダウンロードしたファイルは一旦ハードウェア的に完全に分離された仮想空間(マイクロVM)に保存することでパソコン本体への感染を防ぐことが可能です。
添付ファイルは見るだけという場合も多いと思いますので結構活躍すると思います。
対応メーラーで添付ファイルを開こうとすると以下の図のようなメッセージが表示されます。
補足:
添付ファイルは標準でWordファイ、上位版の「HP Wolf Pro Security 」に含まれる「HP Sure Click Pro」では、Wordファイル以外に、Office(PowerPoint、Excel )ファイルやZipファイル、PDFなど、分離対象ファイルが拡がっているほか、フィッシングサイト対策機能による強力なID防御が可能です。
仮想化は簡単に解除可能です。
※仮想化は「HP PC – BIOS で仮想化テクノロジ」機能を活用して行われています。
HP Sure View
.HP Sure View
のぞき見による機密情報漏えい防止機能です。
覗き見防止機能はF2キーを押下するだけで簡単にオン・オフ可能です。
覗き見防止機能は左右からだけでなく上からののぞき見も防止できるので電車内でも安心して使えると思います。
詳細はこちらからご確認頂けます。
⇒公式ホームぺージ資料
.HP Privacy Camera/HP Sure Shutter
プライバシーを守るカメラシャッター(手動/電動)
モデルによりスイッチの場所は異なりますがワンタッチでオン・オフの切り替えが可能です。
HP Proactive Insights
エンタープライズ向けのサービスですが
HP Proactive Insightsは、クラウドベースのAIを活用したサービスであり、マルチベンダーのデバイス環境でのハードウェアおよびソフトウェアの洞察が、HP TechPulseの分析プラットフォームで確認できます。
詳細はこちらのページからご確認頂けます。
⇒公式ホームページ
HP Wolf Protect and Trace サービス
エンタープライズ向けのサービスですが
PCの紛失対策+廃棄・転用時に遠隔からデータ消去まで可能なパソコンのライフサイクルをサポートするサービスです。
機能的には
- 位置情報特定
HP TechPulse上に表示される地図より対象デバイスの位置情報を確認できます。 - デバイスロック
遠隔よりデバイスのBIOS上でロックをかけ、外部からのアクセスを遮断します。ロック命令を行う際、暗号キーを分割し、複数の承認者に割り当てるしきい値暗号技術を使用することで、システムが簡単に侵害されることを防ぎ、デバイスを確実に保護します。(承認者は1人から選択可能)お手元にデバイスが戻った場合、ロック解除が可能です。 - データ消去
遠隔より HP Secure Erase を実施し、内蔵ドライブのデータを完全消去し、データのセキュリティを維持します。消去命令を行う際、複数の承認者に割り当てるしきい値暗号技術を使用することで、システムが簡単に侵害されることを防ぎ、デバイスを確実に保護します。(承認者は1人から選択可能) - 自動復旧
HP Sure Run の機能を活用し、万が一デバイスのOSがリセットされ、Tech Pulse agent が削除されても復元されます。(承認者は1人から選択可能)
などが用意されています。
詳細はこちらのページからご確認頂けます。
⇒公式ホームページ
HP Auto Lock and Awake (HP自動ロックとスリープ解除)
[HP Auto Lock and Awake] (HP自動ロックとスリープ解除) は、高度な近接センサーです。
ユーザーの存在を検出してコンピューターやディスプレイカメラ、Windows Helloを起動し、ユーザーを識別してPCをロック解除をする機能です。
詳細はこちらのページからご確認頂けます。
⇒公式ホームページ
管理人の感想
HPのセキュリティソリューションは「HP WOLF SECURITY」が最初から導入されていて手間いらずで使えるのは非常に良いと思います。
特に面倒な導入作業を省力化出来るのでセキュリティ対策に手間をかけたくない方にお勧めです。
機能的にもマルウエア対策やデバイス管理など利用シーンにあわせて機能を選べるのも良いと思います。
管理人は試せていませんが「HP Wolf Pro Security」であれば他社製品もサポート(機能制限はあると思います)していてマルチベンダー環境でも運用できるのも良いと思います。
あと直接的にはセキュリティソリューションではありませんが「eSIM Connect」なども用意されていてモバイル環境で外部のWifiサービスを利用しなくてもネットワーク利用できる点も良いと思います。
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