今回HP Elite Mini 805 G8を日本HP様のご厚意でレビューする機会を頂きましたので外見・パフォーマンス・使い勝手・付属ソフトなどについて管理人視点でレビューをしていきたいと思います。
※構成・価格などはレビュー時点の内容となりますのでご了承ください。
【貸出機材提供:株式会社日本HP】
最初に結論を書いておきますとHP Elite Mini 805 G8はCPUに人気のAMD Ryzenシリーズ搭載の超小型タイプのデスクトップPCです。
メモリも最大64GBまで拡張可能なのでパフォーマンスに期待出来るモデルだと思います。
まずはHP Elite Mini 805 G8の特徴から
このHP Elite Mini 805 G8の特徴はCPUにAMD Ryzenシリーズ搭載なのでパフォーマンスにも期待出来るスリムなモデルだと思います。
HP Elite Mini 805 G8の選択できる主な項目は以下のようになっています。
CPU | AMD Ryzen 5 5600GE AMD Ryzen 7 5700GE |
---|---|
OS | Windows 11 Home (64bit) Windows 11 Pro (64bit) |
メモリ | 8GB、16GB、32GB(DDR5-5200MHz/最大64GB) |
ストレージ | SSD:256 GB SSD、512GB、1TB (M.2 PCIe NVMe) |
グラフィック | Radeo™ Vega 7 Processor グラフィックス |
※モデルにより選択できる構成が決まります。
HP Elite Mini 805 G8のお勧めの使い方
HP Elite Mini 805 G8
- ✔省スペースPCとして
コンパクトなボディなので設置場所が狭い場合も対応可能です - ✔メイン PCとして
意外に基本スペックが高いのでメイン PCとして使えると思います
HP Elite Mini 805 G8レビュー機材の基本スペック
今回レビューを行うHP Elite Mini 805 G8のモデルは以下のようなスペックになっています。
HP Elite Mini 805 G8
価格:178,200円~(税込)+送料 <1/15(水)時点>
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※本モデルは法人向けですが個人の方も購入可能です。
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HP Elite Mini 805 G8外観チェック
HP Elite Mini 805 G8の外観チェックです。
本体カラー
カラーはブラック系が用意されています。
・ダイレクトマウント
ダイレクトマウントとは、「HP Quick Release 2」もしくは「ダイレクトマウントブラケット」を利用して、モニター背面にPCを一体型設置することです。
モニターに付属のスタンドを活用し、最小限のオプションで手軽に一体型設置が可能です。
またEliteDisplayにおいては、ダイレクトマウントによる一体型設置後も、高さ調整・ピボット回転といったEliteDisplayのメリットである位置調整機能を活用可能です
本体の外観
拡張インターフェイスは前面と背面にあります。
数的にはUSB Type-CやUSB Type-Aが背面を中心に配置されているので足りなくなること余りないと思います。
コンパクトなボディに数多く配置されている印象ですね。
電波状況が良くない場合無線LAN用アンテナを接続できるのも安心感があって良いですよね。
内部へのアクセスは背面のねじを外すだけで簡単にアクセス出来ます。
<<HP Elite Mini 805 G8前面>>
①USB Type-C 3.2 Gen2×2(チャージングポート)
②USB Type-A 3.2 Gen2
③USB Type-A 3.2 Gen2(チャージングポート)
④マイク/ヘッドフォンコンボジャック
⑤電源ボタン
<<側面>>
<<背面>>
①DisplayPort 1.4
②DisplayPort 1.4
③USB Type-A 3.2 Gen2
④USB Type-A 3.2 Gen2
⑤USB Type-A 3.2 Gen2
⑥HDMI2.1
⑦USB Type-A 3.2 Gen2
⑧有線LAN(RJ-45)
<<上面・底面>>
ねじを外すことで上部と数のパネルを簡単に外すことが出来、内部にアクセス可能です。
この方向にスライドします。
・パネルを外した状態
拡張性
拡張性に関しては内部へのアクセスも簡単ですし取り回しも余裕が有りますので可能だと思います。
スロット的には
・M.2 PCIe x1-2230(for WLAN)×1スロット
・M.2 PCIe x4-2280(for storage)×2スロット
となっています。
・ドライブベイ
拡張ベイは用意されていません。
現実的には余り拡張性は無いですね。
電源
電源は65W ACアダプター(電源変換効率88%以上)が標準で用意されています。
HP Elite Mini 805 G8 サイズ・質量
本体サイズは :177×175×34.2 mm (ACアダプター外付け)となっています。
質量に関しては約1.45kg(タワースタンド含まず)となっていますのでかなりコンパクトで軽量だ思います。
HP Elite Mini 805 G8 外観チェックのまとめ
HP Elite Mini 805 G8はブラック系と落ち着いたカラーが用意されていて持ち運び簡単なのも良いと思います。
拡張性に関してはそれほど多くは有りませんが基本スペックは高いので長く使える構成となっていると思います。
HP Elite Mini 805 G8は内部アクセスも簡単な省スペースタイプのPCだと思います。
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HP Elite Mini 805 G8 パフォーマンスチェック
HP Elite Mini 805 G8 基本スペック
メモリ:16GB(16GB×1) (最大64GB) PC4-25600(3200MT/s)
ストレージ:SSD 512GB M.2 PCIe NVMe
グラフィックス:Radeon™ Vega 7 Processor Graphics
HP Elite Mini 805 G8 パフォーマンスチェック
CPU:AMD Ryzen 7 5700GE 、メモリ:16GB、ストレージ:SSD 512GB M.2 PCIe NVMe、グラフィック:Radeon™ Vega 7 Processor Graphicsとなっています。
まずまずのスペックなので良いスコアが期待できると思います。
当サイトで行った実機レビューの結果に基づくPCの選び方情報です。(ベンチマークスコア有り)
⇒当サイト 実機レビュー結果からみた PCの選びかた
※AMD Ryzen 7 5700GEEのデータ
AMD Ryzen 7 5700GE | |
---|---|
コア/スレッド数 | 8/16 |
ベース クロック | 3.2 GHz |
最大ブースト クロック | 最大4.6 GHz |
L2/L3 キャッシュ | 4 MB/16 MB |
デフォルト TDP | 35W |
スレッド数は16なのでタスクマネージャーではこのように表示されます。
performance Test10 による測定結果
2922点と比較的良いスコアだと思います。
CINEBENCHによる測定結果
CINEBENCHはR23
ゲーム関連ベンチマーク
ゲーム用にベンチマーク スコアを測ってみました。
結果としてはゲームは軽いものであれば遊べそうです。
ファイナルファンタジーXIV: 黄金の遺跡
1920×1080 高品質デスクトップPC: 2110(設定変更を推奨)
1920×1080 標準品質デスクトップPC: 2385(設定変更を推奨)
ファイナルファンタジーXV
この重いベンチマークですが解像度を落とせば遊ぶことは出来そうですね。
1920×1080 標準品質: 1502(動作困難)
1280×720 軽量品質: 2382(重い)
ドラゴンクエスト X
この位軽いゲームであれば快適に遊ぶここが出来そうです。
1920×1080 最高品質:6369(快適)
1920×1080 標準品質:6381(快適)
STREET FIGHTER 6
今人気の格闘ゲームですが解像度を落としても遊ぶことは難しそうですね。
LOW 1920 x 1080 FIGHTING GROUND 20(20.15 FPS)
LOWEST 1280 x 720 FIGHTING GROUND 50(34.72 FPS)
3DMARK
こちらもまずまずのスコアになっています。
Night Raidによる測定結果
Fire Strikeによる測定結果
Fire Strike EXTREMEによる測定結果
CPU PROFILEによる測定結果
STORAGE BENCHIMARKによる測定結果
PCmark 10による測定結果
PCmark 10 Advanced Editionによる測定結果
写真&イラスト関連パフォーマンス
RAWデータ現像パフォーマンス
Adobe Lightroom Classic CC で100枚一括現像を行ってみました。
※RAWデータはCanon EOS R6で撮影
結果は3分42で現像は終了しました。
これは比較的時間が掛っているレベルの成績だと思います。
Photoshop CCでのパフォーマンス
上記RAWデータをもとに写真編集を行ってみましたが普通に操作出来ました。
今話題のPhotoshop CCに付属しているCamera Rawでのスーパー解像度は20秒で出来るようです。
ストレージ情報
容量的にはSSD 512GBで空き容量はSSD 435GBとなっていますのである程度余裕のあるの容量だと思います。
搭載されているSSDはSAMSUNG製のようです。
※今後変更になる場合もあると思います。
Crystal Diskmarkによる測定です。
通常のHDDが100MB/s位なのでだいたい37倍以上早い結果になっています。
やはり「PCIe NVMe/M.2」規格は爆速ですね。
CPU Zの情報
再起動テストによるパフォーマンス測定
10回測定を行いました。
このテストは毎回多少前後するので参考程度でご覧ください。
ほぼ50秒前後となっています。
これは凄く早い数字だと思います。
1回目:00:50秒
2回目:00:51秒
3回目:00:47秒
4回目:00:50秒
5回目:00:51秒
6回目:00:50秒
7回目:00:54秒
8回目:00:46秒
9回目:00:50秒
10回目:00:46秒
静音性および温度チェック
測定を行った機器は
・騒音:「サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08」
・温度:「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
を使用しました。
測定は以下の5段階で行っています。
・アイドリング時
・動画再生時(Youtubeの動画を20分間連続再生)
・動画エンコード時(Power Director 365でH.264出力)
・ベンチマーク時(ファイナルファンタジーxiv ENDWALKERを30分間ループ実行)
静音性チェック
騒音計測器で計測したところ最大43.6dbでした。
騒音の目安としては「静かな図書館」レベルの静かさで実際に聞いていると殆ど音は聞こえないという印象でした。。
状態 | 騒音量(db) |
---|---|
アイドリング | 37.1 |
動画再生時 | 37.2 |
動画エンコード | 43.5 |
ベンチマーク FFxiv | 43.6 |
表面温度のチェック
本体側面の温度を測定しました。
測定機器:「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
最高温度はベンチマーク時で32.4度になっていました。
手で触ってみましたが温度上昇は感じられませんでした。
※気温の高い夏場は温度はさらに上がるものと思います。
温度(℃) | |
---|---|
アイドリング時 | 21.1 |
動画再生時 | 26.2 |
動画エンコード時 | 32.3 |
ベンチマーク時 | 32.4 |
HWMonitorによる内部温度チェック
最高温度は81.3度となっています。
低めのレベルの温度上昇の印象ですね。
消費電力のチェック
消費電力の測定を行ってみました。
消費電力は動画エンコード時が最大で54Wattとなっていました。
状態 | 消費電力(Watt) |
---|---|
アイドリング | 8 |
動画再生時 | 20 |
動画エンコード | 54 |
ベンチマーク | 45 |
HP Elite Mini 805 G8付属ソフトチェック
付属しているソフトは
・電子マニュアル
・HP Wolf Security ダッシュボード
・HP Sure Click
・HP System Information
などです。
ネットワーク
本モデルネットワークは
・有線LAN
・Realtek 8852BE WiFi6
・Bluetooth 5.3
が搭載されています。
Wifi6は最新の11ax(IEEE 802.11ax)を判りやすく呼ぶための新呼称です。
スペック的には最大通信速度9.6Gbpsで対応周波数も2.4GHz帯/5GHz帯の両方に対応しています。
なのでLAN環境がより高速に利用できる規格と言えると思います。
付属品
付属品としては
- 保証規定(サービスおよびサポートを受けるには)
- クイックセットアップ
- ACアダプター、電源コード
- 保証書等
- タワースタンド
- 有線キーボード
- 有線マウス
が用意されています。
・有線キーボード
使い勝手としては普通レベルだと思います。
拘る方は別途用意するのもありだと思います。
・有線マウス
キーボードと同様に使い勝手としては普通レベルだと思います。
・フロア スタンド
セキュリティ
セキュリティ・チップ(TPM) (TCG V2.0 準拠)
などが用意されています。
※その他以下のような機能が用意されてい
・HP Wolf Security for Business(HP Sure Sense、HP Sure Click )
・HP Sure Start
・HP Sure Run、HP Sure Recover
・HP Sure Admin、HP Secure Erase
・HP BIOSphere
・HP Tamper Lock
・セキュリティロックケーブル用スロット (10mm)
などが用意されています。
HP Wolf Security for BusinessはAI学習によるマルウエア対策や仮想機能による防御を装備している一歩進んだウイルス対策ソリューションです。
詳しい内容はこちらのページからご確認頂けます。
またSOHO(個人事業主)でセキュリティ対策はこちらのページからご確認頂けます。
保証関連
HP Elite Mini 805 G8は1年間のオンサイト (訪問修理)が用意されています。
オプションとして
- 4年間のオンサイト (訪問修理)
- 5年間のオンサイト (訪問修理)
- 【Care Pack】オンサイト 当日対応 3年
- 【Care Pack】オンサイト 休日修理付 翌日対応 3年
などのサービスが用意されています。
詳しくは購入画面でご確認いただけます。
HP EliteMini 805 G8(2025年1月15日時点) | |
型番 | AM9Y6AT |
CPU | AMD Ryzen 7 5700GE APU(基本3.2GHz-最大4.6GHz/4MB L2 キャッシュ/16MB L3キャッシュ) |
OS | Windows 11 Pro |
グラフィックス | Radeon™ Vega 7 Processor Graphics |
メモリー | 16GB(16GB×1) (最大64GB) PC4-25600(3200MT/s) |
ストレージ | M.2 PCIe NVMe SSD: 512GB(Value) |
ネットワーク | 有線LAN+ Realtek 8852BE WiFi6 + Bluetooth 5.3 |
光学ドライブ | 未搭載 |
インターフェイス | ・USB Type-C 3.2×1(前面1) ・USB3.2×6(前面2、背面4) ・DisplayPort 1.4×2 ・HDMI2.1×1 ・マイク/ヘッドフォン |
本体サイズ | 177×175×34.2 mm (ACアダプター外付け) |
本体質量 | 約1.45kg(タワースタンド含まず) |
保証 | 3年保証(3年間翌営業日オンサイト対応、3年間パーツ保証) |
オフィスソフト | なし |
主な付属品 | 保証規定(サービスおよびサポートを受けるには)、クイックセットアップ、ACアダプター、電源コード、保証書等、タワースタンド |
販売価格 |
HP Elite Mini 805 G8のレビューまとめ
HP Elite Mini 805 G8のお勧めポイント
- 省スペースPCなので狭い場所にも設置可能
- 基本スペックが高いのでメインPCとしても活躍可能
- コストパフォーマンスが高いので初めてPCを購入される方にもお勧め
HP Elite Mini 805 G8の気になる点
省スペースPCなので仕方ないのだが拡張性は余りない印象
管理人の総評
HP Elite Mini 805 G8はCPUに人気のAMD Ryzen 7 5700GE、メモリ16GB搭載なのでメインPCとしても活躍可能な省スペースPCと言えると思います。
「HP WOLF SECURITY FOR BUSINESS」搭載なのでセキュリティも高いので安心感が高くビジネスにも安心して利用できるモデルに仕上がっていると思います。
HP Elite Mini 805 G8は使える省スペースPCお探しの方にお勧めしたいモデルです。
HP Elite Mini 805 G8
価格:178,200円~(税込)+送料 <1/15(水)時点>
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※本モデルは法人向けですが個人の方も購入可能です。
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