Snapdragon搭載 Yoga Slim 7x Gen 9実機レビュー

今回Yoga Slim 7x Gen 9をLenovo様のご厚意でレビューする機会を頂きましたので外見・パフォーマンス・使い勝手・付属ソフトなどについて管理人視点でレビューをしていきたいと思います。
※構成・価格などはレビュー時点の内容となりますのでご了承ください。

　
最初に結論を書いておきますとYoga Slim 7x Gen 9はディスプレイに「’14.5型 3K OLED (有機EL、2944×1840、最大10.74億色、16:10、VESA DisplayHDR™True Black 600,Dolby Vision対応、90Hz) 、マルチタッチ対応(10点)、光
沢あり 」搭載の詳細な画像が楽しめるモバイルノートPCです。

質量は約1.28kg～と軽量でバッテリー駆動時間も約19.8時間と長いのでモバイル利用でも活躍できるお勧めのモデルだと思います。

まずはYoga Slim 7x Gen 9の特徴から

このYoga Slim 7x Gen 9の特徴はなんと言ってもCPUにSnapdragon X Elite X1E-78-100点ですね。
Arm系のCPUなので消費電力に優れていてモバイル利用で特に優れた性能を発揮できるモデルに仕上がっていると思います。

Yoga Slim 7x Gen 9の選択できる主な項目は以下のようになっています。

CPU	Snapdragon X Elite X1E-78-100
OS	Windows 11 Home 64bit ARM版 Windows 11 Pro 64bit ARM版
メモリ	16GB 32GB LPDDR5X-8448MHz (オンボード)
ストレージ	512GB、1TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC
ディスプレイ	14.5型 3K OLED (有機EL、2944×1840、最大10.74億色、16:10、VESA DisplayHDR™True Black 600,Dolby Vision対応、90Hz) 、マルチタッチ対応(10点)、光沢あり
グラフィック	Qualcomm® Adreno™ GPU

※モデルにより選択できる構成が決まります。

Yoga Slim 7x Gen 9のお勧めの使い方

Yoga Slim 7x Gen 9レビュー機材の基本スペック

今回レビューを行うYoga Slim 7x Gen 9のモデルは以下のようなスペックになっています。

 

Lenovo Yoga Slim 7x Gen 9

価格：219,340円～（税込）、送料無料 ＜9/16(月)時点＞

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Yoga Slim 7x Gen 9外観チェック

Yoga Slim 7x Gen 9の外観チェックです。

 

本体カラー

カラーはコズミックブルーですね。

中央に「Lenovo」のロゴマークがあります。

ディスプレイ画面

画面の解像度は「14.5型 3K OLED (有機EL、2944×1840、最大10.74億色、16:10、VESA DisplayHDR™True Black 600,Dolby Vision対応、90Hz) 、マルチタッチ対応(10点)、光沢あり 」となっています。
やっぱりOLED (有機ELディスプレイ)は綺麗ですよね。

<<正面>>

「14.5型 3K OLED (有機EL、2944×1840、最大10.74億色、16:10、VESA DisplayHDR™True Black 600,Dolby Vision対応、90Hz) 、マルチタッチ対応(10点)、光沢あり 」なので詳細な画像が楽しめる仕上がりのディスプレイとなっています。

視野的もかなり広いと思います。

<<斜めから>>

<<さらに斜めから>>

この角度でもかなり見えていますね。

Spyder Elite（カラーセンサー）による色域測定結果

Yoga Slim 7x Gen 9はsRGBで100%、adobeRGBで91%、P3 100%と通常のノートパソコンがsRGBで70%位なのでかなり高めの数字となっています。

色域を重視される写真や動画編集などの用途でも活躍出来そうですね。

本体の外観

<<Yoga Slim 7x Gen 9正面>>

Yoga Slim 7x Gen 9はUSB Type-Cが搭載されているので最新のアクセサリも活用可能です。
また従来型のUSB（Type-A）が搭載されていないので手持ちのマウスを利用する際にはBluetooth接続のものを活用するのが良いと思います。

<<右側面>>

①ライバシーシャッター(電子式)スイッチ
②電源ボタン
③USB Type-C

<<左側面>>

①USB Type-C
②USB Type-C

<<背面>>

<<上から>>

14.5型ですのでセミB5サイズノートよりは少し大きいですね。

<<裏面>>

<<高さ>>

高さは12.9mm（最薄部）となっていますので本と同じくらいですね。
2㎝以下だとカバンに入れての持ち運びもし易いですよね。

<<ディスプレイ　光の反射の確認>>

光の反射が強いと外出先で利用する際に光の反射が気になって画面が見辛いなど起こる可能性もあるのでモバイル利用を想定されている方は要チェックです。

・電源を入れていないとき

　人形は見えていますね。
　　

・電源を入れているとき

　人形は見えていないですね。　　
　

キーボード＆タッチパッド

キーボードは「84キー(Fnキー+Windowsキー+Copilotキーを含む)、JIS配列、バックライト・キーボード、マルチタッチパッド,パワーボタン 」となっていて違和感のない配置なので使いやすいと思います。

「H」キーの大きさは実測で16.13㎜でした。

・全体

・右側

・左側

キータッチもなかなか良いですね。

タッチパッドは普通レベルだと思います。

画面の角度

Yoga Slim 7x Gen 9はほぼ水平まで傾けることが可能です。
これなら向いに座っている方と一緒に画面を見ながら会話出来て便利ですね。

WEBカメラ

本モデルには「あり (前面:FHD 1080p カメラ、IRカメラ、MIPI、プライバシーシャッター電子式) 」が搭載されています。

昨今WEB会議などを利用する機会が多い方も居られると思いますが、FHD画質であれば綺麗な画像で参加できるのでは無いかと思います。

セキュリティ的にもプライバシーシャッターが付いているのは良いですよね。

AC電源

電源はコンパクトな65Wのコンパクトな物が採用されています。

Yoga Slim 7x Gen 9 質量

本体は約1288gでした、ホームページ上の数値は約1.28kg～なので同じですかね。

14.5型ディスプレイ搭載モデルで比較的　薄型・軽量なので常時持出すような形のモバイル利用でも活躍してくれそうですね。

AC電源は298gとなっています。

本体＋AC電源では1586gとなっています。
14.5型としては軽量なので持ち運びにも便利だと思います。
この軽さなら常時の持ち運びにも対応可能だと思います。

Yoga Slim 7x Gen 9 外観チェックのまとめ

Yoga Slim 7x Gen 9はディスプレイに「14.5型 3K OLED (有機EL、2944×1840、最大10.74億色、16:10、VESA DisplayHDR™True Black 600,Dolby Vision対応、90Hz) 、マルチタッチ対応(10点)、光沢あり 」が搭載されている綺麗で詳細な画像を楽しめるタブレットPCです。
質量も軽量なのでモバイル利用も可能だと思います。

ディスプレイの色域に関しては高めの数字なので色が重要な写真編集やイラスト作成などの用途でも活躍できそうですね。

本体のカラーは落ち着いたコズミックブルー なので安心して使えると思います。

 

Lenovo Yoga Slim 7x Gen 9

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Yoga Slim 7x Gen 9 パフォーマンスチェック

Yoga Slim 7x Gen 9 基本スペック

 

Yoga Slim 7x Gen 9 パフォーマンスチェック

CPU：Snapdragon X Elite X1E-78-100 Processor、メモリ：32GB　LPDDR5x、ストレージ：SSD　1TB (PCIe NVMe/M.2) 、グラフィック：Qualcomm® Adreno™ GPUとなっています。

本モデルはARM系のCPU：Snapdragon X を搭載していますのでどの程度のパフォーマンスが発揮出来るか注目ですね。

当サイトで行った実機レビューの結果に基づくPCの選び方情報です。（ベンチマークスコア有り）
⇒当サイト　実機レビュー結果からみた　PCの選びかた

※Snapdragon X Elite X1E-78-100 Processor

スレッド数は12なのでタスクマネージャーではこのように表示されます。
NPU搭載なのでこちらにも表示されます。

performance　Test10 による測定結果

3589点と良いスコアだと思います。

CINEBENCHによる測定結果

・CINEBENCH R23

ゲーム関連ベンチマーク

ゲーム関連のベンチマークです。
ARM系CPUなので多くのゲームが動かないイメージでしたが結果的には多くのソフトが動作しました。
結果としては余り重いゲームでばければ普通に遊ぶことが出来るレベルだと思います。

ファイナルファンタジー XIV: ENDWALKER

1920×1080　高品質ノートPC： 7158（やや快適）
1920×1080　標準品質ノートPC：9459（快適）

ファイナルファンタジー XV

かなり重めのゲームですが解像度を落とせば遊ぶことが出来そうです。

1920×1080　標準品質：2490（重い）
1920×1080　軽量品質：3039（普通）

STREET FIGHTER 6

今人気の格闘ゲームですが解像度を落とせば遊ぶことが出来そうですね。

NORMAL 1920 x 1080 FIGHTING GROUND 40（30.24 FPS）
LOW 1280 x 720 FIGHTING GROUND 76（48.64 FPS）

3DMARK

Night　Raidによる測定結果

WILD　LIFE　による測定結果

Fire Strikeによる測定結果

Fire Strike EXTREMEによる測定結果

TIME　SPYによる測定結果

CPU　PROFILEによる測定結果

Storage Benchmarkによる測定結果

Steel Nomad Lightによる測定結果

PCmark　10による測定結果

残念ながあベンチマークを実行することが出来ませんでした。

PCmark　10　Advanced　Editionによる測定結果

残念ながあベンチマークを実行することが出来ませんでした。

写真＆イラスト関連パフォーマンス

RAWデータ現像パフォーマンス

Adobe　Lightroom　Classic CC で100枚一括現像を行ってみました。
※RAWデータはCanon R6(フルサイズ)で撮影

結果は0分46秒で現像は終了しました。

これはノートパソコンとしては早めのレベルの成績だと思います。

Photoshop CCでのパフォーマンス

上記RAWデータをもとに写真編集を行ってみましたが普通に操作出来ました。

今話題のPhotoshop CCに付属しているCamera　Rawでのスーパー解像度は2分で出来るようです。
結構時間かかりますね。

ストレージ情報

容量的には1TBで空き容量は約886GBとなっていますので通常の使い方であればある程度余裕のある容量だと思います。

搭載されているのはMicron製のSSD (PCIe NVMe/M.2)のようです。

※今後変更になる場合もあると思います。

最近は外付けでも高速なSSDが販売されているのでもし足りなくなった場合はそちらで対応をするという方法もあるかと思います。

例：管理人が常用している、SanDiskのポータブルSSD

⇒SDSSDE60-500G-J25

Crystal Diskmarkによる測定です。

通常のHDDが100MB/s位なのでだいたい51倍以上早い結果になっています。
やはり「PCIe NVMe/M.2」規格は爆速ですね。

CPU　Zの情報

再起動テストによるパフォーマンス測定

10回測定を行いました。
このテストは毎回多少前後するので参考程度でご覧ください。
ほぼ50秒台後半の時間となっています。
これは早めの数字だと思います。

1回目：00:55秒
2回目：00:54秒
3回目：00:54秒
4回目：00:54秒
5回目：00:55秒
6回目：00:57秒
7回目：00:54秒
8回目：00:57秒
9回目：00:54秒
10回目：00:55秒

静音性および温度チェック

測定を行った機器は
・騒音：「サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08」
・温度：「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
を使用しました。

測定は以下の4段階で行っています。

・アイドリング時
・動画再生時（Youtubeの動画を30分間連続再生）
・動画エンコード時（Power Director 365でH.264出力）
・ベンチマーク時（ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーターを30分間ループ実行）

静音性チェック

騒音計測器で計測したところ最大43.9dbでした。

騒音の目安としては「静かな図書館」レベルの静かさで実際に使っているとかすかに音がしていました。。

状態	騒音量（db）
アイドリング	36.5
動画再生時	37.2
動画エンコード	43.0
ベンチマーク	43.9

表面温度のチェック

測定機器：「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」

最高温度はベンチマーク時で39.9度になっていました。
温度はあまり上がらない印象ですね。

※気温の高い夏場は温度はさらに上がるものと思います。

・アイドリング時

・動画再生時（Youtubeの動画を30分間連続再生）

・動画エンコード時（Power Director 365でH.264出力）

・ベンチマーク時（ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーターを30分間ループ実行）

HWMonitorによる内部温度チェック

最高温度は47度となっています。
温度は凄く低いですね。

もし温度高い状態が長く続いた場合パフォーマンスの低下も予想されます。

バッテリーの情報

離席時に画面のオフなどの設定が可能なのでセキュリティ的に別の方に画面ののぞき見などを防止したい場合に便利です。

消費電力のチェック

消費電力の測定を行ってみました。
消費電力は最大で33Wattとなっていました。
消費電力はかなり少ない印象ですね。

状態	消費電力（W）
アイドリング	4
動画再生時	7
動画エンコード	33
ベンチマーク	12

バッテリー充電

バッテリー残量、ほぼゼロの状態から充電のテストを行いました。
充電は68wで行われていました。

30分後のバッテリー残量は約42％となっていました。
充電速度は早めのレベルの印象ですね。
　　

バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間はホームページ上は「約19.8時間(JEITA2.0) 」となっています。

PCMark8（Work　accelerated）でバッテリー駆動時間を測定してみました。

ベンチマークソフトを7時間30分動かすことが出来ました。

※通常はベンチマークを動かしての測定の方が短くなります。

オーディオ

ドルビーアトモス®ステレオスピーカー(2W×2 ツイーター、2W×2 ウーファー)が搭載されています。
勿論管理人の個人的な感想ですが普通レベルという印象でした。

Yoga Slim 7x Gen 9付属ソフトチェック

付属しているソフトは

・Lenovo Vantage

・Lenovo Smart Noise Cancellation

・ユーザーガイド

などが用意されています。

ネットワーク

本モデルネットワークは

・Wi-Fi 7対応 (IEEE802.11be/ax/ac/a/b/g/n)
・Bluetooth v5.3

が搭載されています。

Wi-Fi 7最新の規格となっています。

具体的にはWi-Fi 7は、最大46Gbpsの高速通信、低遅延、多くのデバイスとの同時接続、最大320MHzの広い帯域幅、そしてMLO対応が特徴です。これにより、4K動画のストリーミングやVR、XRなどのリッチコンテンツの利用に最適です。また、WPA3を採用しており、高いセキュリティも提供します。

セキュリティ

• 顔認証
• カメラ　プライバシーシャッター

などが用意されています。

保証関連

Yoga Slim 7x Gen 9は標準で「1年間の引き取り修理」が用意されています。

オプションとして

• 2年間の引き取り修理
• 3年間の引き取り修理
• 4年間の引き取り修理
• 1年間のPremium Care引き取り修理
• 2年間のPremium Care引き取り修理
• 3年間のPremium Care引き取り修理
• 4年間のPremium Care引き取り修理
• 1年間のPremium Care Plus引き取り修理
• 2年間のPremium Care Plus引き取り修理
• 3年間のPremium Care Plus引き取り修理
• 4年間のPremium Care Plus引き取り修理
• アクシデント・ダメージ・プロテクション

など他にもサービスが用意されています。

詳しくは購入画面でご確認いただけます。

Lenovo Yoga Slim 7x Gen 9 (2024年9月16日（月）
型番	83ED002PJP
CPU	Snapdragon X Elite X1E-78-100 Processor (3.40 GHz )
OS	Windows 11 Home 64bit (日本語版)
ディスプレイ	14.5型 3K OLED (有機EL、2944×1840、最大10.74億色、16:10、VESA DisplayHDR™True Black 600,Dolby Vision対応、90Hz) 、マルチタッチ対応(10点)、光沢あり
タッチパネル	あり
グラフィックス	Qualcomm® Adreno™ GPU
メモリー	32GB　LPDDR5x
ストレージ	SSD　1TB (PCIe NVMe/M.2)
ネットワーク	Wi-Fi 7対応 (IEEE802.11be/ax/ac/a/b/g/n) ＋Bluetooth v5.3
光学ドライブ	未搭載
Webカメラ	あり (前面:FHD 1080p カメラ、IRカメラ、MIPI、プライバシーシャッ ター電子式)
拡張インターフェイス	1:プライバシーシャッター（電子式)スイッチ 2:電源ボタン 3:USB Type-C 4:USB Type-C 5:USB Type-C
バッテリー駆動時間	約 19.8時間(JEITA2.0)
本体サイズ（mm）	約 325×225.15×12.9mm（最薄部）
本体質量	約 1.28kg
認証（Windows Hello）	顔認証
保証	1年間 国内：引き取り修理 、海外：修理依頼国での修理方法(IWSハードウェア国際保証サービス)に準 ずる
オフィスソフト	なし
主な付属品	ACアダプター、電源コード など
販売価格	249,700円（税込）、送料無料

Yoga Slim 7x Gen 9のレビューまとめ

Yoga Slim 7x Gen 9のお勧めポイント

• 基本スペックが高いのでメインPCとしても使える
• 基本を押さえてコストパフォーマンスも高いので初めてのタブレットPCとしてもお勧め
• 薄型で比較的軽量なので必要に応じてのモバイル利用も可能

Yoga Slim 7x Gen 9の気になる点

※特になし

管理人の総評

Yoga Slim 7x Gen 9は「14.5型 3K OLED (有機EL、2944×1840、最大10.74億色、16:10、VESA DisplayHDR™True Black 600,Dolby Vision対応、90Hz) 、マルチタッチ対応(10点)、光沢あり 」の綺麗で詳細な映像が楽しめるノートPCです。
やっぱりOLED (有機ELディスプレイ)は良いですよね。

基本スペックも高く、メモリも16GB搭載なので余裕を持った使い方ができるモデルだと思います。
ARM系CPUなので省電力性も高く多くのアプリも普通に使えてゲームも意外に遊べるので普通に使えるモデルだと思います。

AI対応PCで一歩進んだ使える持ち運び可能で省電力性の高いモデルをお探しの方にお勧めのモデルです。

 

Lenovo Yoga Slim 7x Gen 9

価格：219,340円～（税込）、送料無料 ＜9/16(月)時点＞

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