Core i7-1355U搭載 VAIO F16　実機レビュー

今回VAIO F16をVAIO株式会社様のご厚意でレビューする機会を頂きましたので外見・パフォーマンス・使い勝手・付属ソフトなどについて管理人視点でレビューをしていきたいと思います。
※構成・価格などはレビュー時点の内容となりますのでご了承ください。

　
最初に結論を書いておきますと「16.0型ワイド（FHD 1920×1080）アンチグレア」搭載の綺麗で詳細な画像が楽しめるスタンダードタイプのノートPCです。
CPUに最新のインテル Core i7-1355U プロセッサーを搭載しているのでパフォーマンスも期待できるお勧めのモデルだと思います。

まずはVAIO F16の特徴から

このVAIO F16の特徴は16型ワイド液晶搭載で質量は約1.65kg～、バッテリー駆動時間最大16.0時間と非常に軽量でタフな大画面モバイルとしても利用可能なモデルに仕上がっています。

VAIO F16の選択できる主な項目は以下のようになっています。

CPU	インテル Core i7-1355U プロセッサー インテル Core i5-1334U プロセッサー インテル Core i3-1315U プロセッサー
OS	Windows 11 Pro 64ビット Windows 11 Home 64ビット
メモリ	8GB、16GB、32GB　DDR4
ストレージ	1TB、512GB、256GB　スタンダードSSD(NVMe 暗号化機能付き) PCI Express×4(32Gb/s)
液晶	16.0型ワイド(16:10) WUXGA(1920×1200) ・アンチグレア
グラフィック	インテル Iris Xe グラフィックス インテル UHD グラフィックス

※モデルにより選択できる構成が決まります。

VAIO F16のお勧めの使い方

VAIO F16レビュー機材の基本スペック

今回レビューを行うVAIO F16のモデルは以下のようなスペックになっています。

 

VAIO F16

価格：139,800円～（税込）、送料無料 ＜7/21(金)時点＞

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VAIO F16外観チェック

VAIO F16の外観チェックです。

 

本体カラー

カラーはネイビーブルー、ウォームホワイト、サテンゴールドの3色から選択できます。

※レビュー機はサテンゴールドです。

中央にVAIOのロゴマークです。

液晶画面

画面の解像度は「16.0型ワイド(16:10) WUXGA(1920×1200) ・アンチグレア」となっています。

<<正面>>

16.0型ワイド（FHD 1920×1080）アンチグレアなので詳細で綺麗な画像が楽しめる仕上がりの液晶となっています。

視野もかなり広めになっています。

<<斜めから>>

<<さらに斜めから>>

Spyder Elite（カラーセンサー）による色域測定結果

VAIO F16はsRGBで61%、adobeRGBで46%と通常のノートパソコンがsRGBで70%位なので少し低めの数字となっています。

色域を重視される写真や動画編集などの用途には向かないかもしれないですね。

本体の外観

<<VAIO F16正面>>

VAIO F16はUSB Type-Cが用意されているので最新のアクセサリも活用可能です。
数的にUSB Type-Cと通常のUSBが合計で4つ用意されているので手持ちの有線マウスなども使えて便利です。

もし足りないとお考えの場合はオプションで用意されている「Type-C 4Kマルチモニター ドッキングステーション」や「TYPE-C ドッキングステーション」などの活用を検討されるのも良いと思います。

<<右側面>>

①USB 5Gbps(USB 3.0)
②USB 5Gbps(USB 3.0)
③HDMI
④USB Type-C×1(USB Power Delivery、USB 10Gbps(USB 3.1)、DisplayPort 1.4)
⑤有線LAN

<<左側面>>

①セキュリティーロック・スロット
②電源
③USB 5Gbps(USB 3.0)
④ステレオミニ端子(ヘッドセット対応)
⑤microSDメモリーカード スロット

※SDカードを差した状態

<<背面>>

<<上から>>

16型ですのでセミB5サイズノートより少し大きいですね。

<<裏面>>

<<高さ>>

高さは16.6～19.9mmと凄く薄いので本と同じ位ですね。

<<液晶　光の反射の確認>>

光の反射が強いと外出先で利用する際に光の反射が気になって画面が見辛いなど起こる可能性もあるのでモバイル利用を想定されている方は要チェックです。

・電源を入れていないとき

　人形は見えていないですね。
　　

・電源を入れているとき

　人形は見えていないですね。
　

キーボード＆タッチパッド

キーボードは「日本語配列（かな文字あり）」のものが搭載されています。
キーピッチは約19mm、ストロークは約1.5mmとなっていますので若干キーは浅めの印象ですが、入力自体はし易いと思います。
バックライト機能は搭載されていませんので必要な方は留意が必要です。

キーの大きさは実測で14.80㎜でした。
キー間の間隔が十分に用意されているので他のキーを誤って押下してしまう可能性は低そうです。

・全体

・右側

・左側

キータッチもなかなか良いです。

キーの刻印はこんな感じですね。

キーボード下に「VAIO」のロゴがあります。

タッチパッドは使い易い印象です。

キーボード右上部
電源ボタンはこちらですね。（指紋認証も兼ねています。）

キーボード左上部

キーボードが入力しやすいように傾斜しているのも良いですよね。

マウス（オプション）
本体に合わせたマウスも用意されています。

画面の角度

VAIO F16はこの水平まで傾斜することが出来ます。
これなら対面に座っている方とも画面を一緒に見ながら会話出来て便利ですよね。

WEBカメラ

本モデルには「92万画素　CMOS センサー搭載HDカメラ Windows Hello 顔認証対応/カメラプライバシーシャッター」が搭載されています。

昨今WEB会議などを利用する機会が多い方も居られると思いますが、HDであればかなり綺麗な画像で参加できるのでは無いかと思います。
またカメラプライバシーシャッターを搭載しているので意図しないカメラへの映り込みを防ぐことも可能です。

AC電源

電源は65Wのかなりコンパクトな物が採用されています。

VAIO F16 質量

本体は約1563gでした、ホームページ上の数値は約1.65kgなのでカタログ値より少し軽いですかね。

AC電源は221gです。

本体＋AC電源では1784ｇでした。
16型ワイド液晶搭載でAC電源と合わせて1784ｇはかなり軽いですよね。
これなら大き目の画面のモバイルノートととして活躍可能だと思います。

VAIO F16 外観チェックのまとめ

VAIO F16は液晶に「16.0型ワイド（FHD 1920×1080）アンチグレア」が搭載されていて詳細な画像を楽しめるモバイルノートPCです。

液晶の色域も高めなので色が重要な写真編集やイラスト作成などの用途でも活躍出来そうです。

質量も約1.65kgと凄く軽くなっています。
16型ワイド液晶搭載でこの軽さは良いですよね。

本体のカラーは3色から好みに合わせて選べるので良いと思います。

キーボードに関しては違和感のない配置で使いやすいキーボードとなっています。

VAIO F16は16型ワイド液晶としては軽量なので大画面モバイルノートとしても活用可能なモデルだと思います。

VAIO F16

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VAIO F16 パフォーマンスチェック

VAIO F16 基本スペック

 

VAIO F16 パフォーマンスチェック

CPU：インテル Core i7-1355U プロセッサー、メモリ：32GB、ストレージ：1TB SSD、グラフィック：インテル Iris Xe グラフィックスとなっています。
ノートPCとしてはかなり良いスペックになっていますのでパフォーマンスも期待できると思います。

当サイトで行った実機レビューの結果に基づくPCの選び方情報です。（ベンチマークスコア有り）
⇒当サイト　実機レビュー結果からみた　PCの選びかた

※インテル Core i7-1260PP プロセッサーのデータ

スレッド数は12なのでタスクマネージャーではこのように表示されます。

performance　Test10 による測定結果

3436点と良いスコアだと思います。

CINEBENCHによる測定結果

CINEBENCHR23を測定しています。

・R23

ゲーム関連ベンチマーク

ゲーム関連のベンチマークです。
※本モデルはゲーミングPCではありませんが参考用に測定しています。
結果的には極端に重いゲーム以外は普通に楽しむことが出来そうです。

ファイナルファンタジー XIV: ENDWALKER

1920×1080　高品質ノートPC： 5214（普通）
1920×1080　標準品質ノートPC：6930（やや快適）

ファイナルファンタジー XV

重いゲームですが解像度を落とせば遊ぶことは出来そうです。

1920×1080　軽量品質： 2697（やや重い）
1280×720　標準品質： 3138（普通）

ドラゴンクエスト

1920×1080　最高品質：5729（快適）
1920×1080　標準品質：6545（快適）

3DMARK

こちらも良いとスコアになっています。

Night　Raidによる測定結果

WILD　LIFEによる測定結果

Fire Strikeによる測定結果

Fire Strike　EXTREMEによる測定結果

TIME　SPYによる測定結果

CPU　PROFILEによる測定結果

STORAGE BENCHIMARKによる測定結果

PCmark　8による測定結果

・Home　accelerated
　5136点と良いスコアなので快適に使えると思います。

・Work　accelerated
　ビジネス用のベンチマークでも3178点となっています。

PCmark　10による測定結果

PCmark　10　Advanced　Editionによる測定結果

ストレージ情報

容量的には1TBとなっていて空き容量は910GBとなっていますので普通に使う分には十分対応可能だと思います。

搭載されているのはSAMSUNG製のSSD (PCIe NVMe/M.2)のようです。

※今後変更になる場合もあると思います。

最近は外付けでも高速なSSDが販売されているのでもし足りなくなった場合はそちらで対応をするという方法もあるかと思います。

例：管理人が常用している、SanDiskのポータブルSSD

⇒SanDisk ポータブルSSD 500GB

Crystal Diskmarkによる測定です。

通常のHDDが100MB/s位なのでだいたい31倍以上早い結果になっています。
やはり「Pcle　Gen.4」規格は爆速ですね。

SDカードのスコアを計測してみました。
※UHS Speed Class1（UHS-II）対応のSDカード利用

こちらは若干遅めの数字ですね。
まあ最近は省略されることも多いので有ると便利ではありますよね。

再起動テストによるパフォーマンス測定

10回測定を行いました。
このテストは毎回多少前後するので参考程度でご覧ください。
ほぼ40台前後となっています。
これはかなり早い数字だと思います。

1回目：00:39秒
2回目：00:40秒
3回目：00:38秒
4回目：00:39秒
5回目：00:39秒
6回目：00:40秒
7回目：00:43秒
8回目：00:39秒
9回目：00:40秒
10回目：00:39秒

静音性および温度チェック

測定を行った機器は
・騒音：「サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08」
・温度：「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
を使用しました。

測定は以下の4段階で行っています。

・アイドリング時
・動画再生時（Youtubeの動画を30分間連続再生）
・動画エンコード時（Power Director 365でH.264出力）
・ベンチマーク時（ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーターを30分間ループ実行）

静音性チェック

騒音計測器で計測したところ最大46.7dbでした。

騒音の目安としては「静かな図書館」レベルの静かさです。

状態	騒音量（db）
アイドリング	37.5
動画再生時	37.6
動画エンコード	45.1
ベンチマーク	46.7

表面温度のチェック

測定機器：「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」

最高温度は動画エンコード時で37.3度になっていました。

※気温の高い夏場は温度はさらに上がるものと思います。

・アイドリング時

・動画再生時（Youtubeの動画を30分間連続再生）

・動画エンコード時（Power Director 365でH.264出力）

・ベンチマーク時（ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーターを30分間ループ実行）

HWMonitorによる内部温度チェック

最高温度は99度となっています。
ノートPCとしては普通レベルの温度だと思います。

表面温度は上がっていませんでしたのでもしかしたら一時的な物かもしれないですね。

もし温度高い状態が長く続いた場合パフォーマンスの低下も予想されます。

バッテリーの情報

消費電力のチェック

消費電力の測定を行ってみました。
消費電力は最大で30Wattとなっていました。
消費電力はかなり少なめの印象ですね。

状態	消費電力（Watt）
アイドリング	5
動画再生時	10
動画エンコード	30
ベンチマーク	29

バッテリー充電

バッテリー残量、ほぼゼロの状態から充電のテストを行いました。
充電は65wで行われていました。

30分後のバッテリー残量は約47％となっていました。

バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間はホームページ上は最大約16.0時間/JEITA　Ver.2.0となっています。

PCMark8（Work　accelerated）でバッテリー駆動時間を測定してみました。

ベンチマークソフトを4時間35分動かすことが出来ました。

※通常はベンチマークを動かしての測定の方が短くなります。
　

オーディオ

インテル High Definition Audio準拠の内蔵ステレオスピーカーとなっています。

勿論管理人の個人的な感想ですが普通レベルという印象でした。

VAIO F16付属ソフトチェック

付属しているソフトは

VAIOの設定

　ファンクションキーの設定も可能です。

　カメラの設定も可能です。

VAIO　オーナーサイト

ネットワーク

本モデルネットワークは

• 有線LAN
• Wi-Fi 6(IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax準拠)
• Bluetooth 5.1準拠

が搭載されています。

高速な通信が可能な有線LANも標準で用意されているのは良いですね。

Wifi6は最新の11ax（IEEE 802.11ax）を判りやすく呼ぶための新呼称です。

スペック的には最大通信速度9.6Gbpsで対応周波数も2.4GHz帯/5GHz帯の両方に対応しています。
なのでLAN環境がより高速に利用できる規格と言えると思います。

セキュリティ

・顔認証
・指紋認証
・セキュリティ・チップ(TPM)（オプション）
・カメラプライバシーシャッター
・セキュリティーロック・スロット
・Absolute Persistence® technology

などが用意されています。

保証関連

VAIO F16は標準で1年間 が用意されています。
VAIOストアで購入した場合は通常のメーカー保証（1年）を3年に延長！さらに、落下破損や火災、水こぼし等もカバーする【VAIOパソコン3年あんしんサポート】が標準付属します。

オプションとして

• VAIOパソコン4年延長サポート
• VAIOパソコン3年あんしんサポート
• VAIOパソコン4年あんしんサポート

など他にもサービスが用意されています。

詳しくは購入画面でご確認いただけます。

VAIO F16(2023年7月20日)
型番	VAIO F16 VJF161
CPU	インテル Core i7-1355U プロセッサー
OS	Windows 11 Pro 64ビット
ディスプレイ	16.0型ワイド(16:10) WUXGA(1920×1200) ・アンチグレア
タッチパネル	なし
グラフィックス	インテル Iris Xe グラフィックス
メモリー	32GB (On Board) / 32GB(増設不可)　LPDDR4X
ストレージ	1TB　スタンダードSSD(NVMe 暗号化機能付き)
ネットワーク	有線LAN+Wi-Fi 6(IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax準拠)+Bluetooth 5.1準拠
光学ドライブ	未搭載
Webカメラ	92万画素　CMOS センサー搭載HDカメラ Windows Hello 顔認証対応
拡張インターフェイス	USB Type-C×1(USB Power Delivery、USB 10Gbps(USB 3.1)、DisplayPort 1.4) USB 5Gbps(USB 3.0) ×3 HDMI ステレオミニ端子(ヘッドセット対応) microSDメモリーカード スロット 有線LAN
バッテリー駆動時間	約16.0時間/JEITA　Ver.2.0
本体サイズ（mm）	約幅358.3mm×高さ16.6～19.9mm×奥行255.6mm
本体質量	約1.65kg
認証	指紋認証（電源ボタン一体型）、顔認証
保証	1年間
オフィスソフト	なし
主な付属品	ACアダプターなど
販売価格	208,800円（税込）、送料無料

VAIO F16のレビューまとめ

VAIO F16のお勧めポイント

• 基本スペックが比較的高いのでメインPCとしても利用可能
• 16型ワイド液晶搭載で軽量・薄型なので大画面モバイルノートPCとして利用可能

VAIO F16の気になる点

・特になし

管理人の総評

VAIO F16は「16.0型ワイド(16:10) WUXGA(1920×1200) ・アンチグレア」液晶搭載の詳細な映像が楽しめるスタンダードタイプのノートPCです。
パワフルでスタイリッシュなデザインなので所有感も満たしてくれるノートPCだと思います。

基本スペックも高いのでパフォーマンスにも期待が出来ると思います。
スペックはある程度使い方に合わせて選ぶことが出来るので自分好みの構成を選べる点も良いですよね。

VAIO F16は安心して使えるノートPCをお探しの方にお勧めのモデルです。

VAIO F16

価格：139,800円～（税込）、送料無料 ＜7/21(金)時点＞

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