最近Lenovo Legion C730を長期利用する機会に恵まれていて、その感想を書いていきたいと思います。
「Lenovo Legion C730」は既に販売終息している製品なので詳しいレビューを欲している方は居られないと思いますので今回は現在メインで利用しているDell XPS13と比較することでデスクトップPCとノートPCのどちらを選べば良いかについても検証してみたいと思います。
まずはLenovo Legion C730の基本スペックを確認してみたいと思います。
販売されていたスペックとしては以下のようになります。
かなりのハイスペックですよね。
CPU |
インテル® Core™ i9-9900K プロセッサー インテル® Core™ i7-9700K プロセッサー |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64bit |
メモリ | 16GB、32GB DDR4 |
ストレージ | SSD 1TB+ HDD 1TB、SSD 512GB+ HDD 1TB、SSD 1TB+ HDD 2TB |
グラフィック | NVIDIA® GeForce® RTX™ 2060 Super NVIDIA® GeForce® RTX™ 2080 |
※モデルにより選択できる構成が決まります。
販売されている最新モデルはこちらからご確認頂けます。
管理人がDell XPS13をメインPCとして利用している理由
比較をしていくにあたってそもそもなぜ管理人が「Dell XPS13」を利用しているかを再確認しておきたいと思います。
ポイントとしては
- 軽量・薄型なのでモバイル利用で便利
- Core i7搭載なのでパフォーマンスが良い
- メモリ16GB搭載で写真編集などでも活躍してくれる
という点が上がられます。
詳しいレビューはこちらの記事でご確認頂けます。
⇒4k メモリ16GB搭載 New XPS 13(9380) 自腹購入レビュー
実際、購入当時は毎日外出先で利用していましたのでモバイル性能を重視していました。
最近考え方が少し変わってきていて
- 社会環境的に外出する機会が少なくなった
- 利用している写真編集ソフトが重くなってきてさらにパワーが必要となって来た
というポイントが有ります。
外出しないのであればデスクトップも有りなのかなという気もしてきている感じですね。
Lenovo Legion C730 簡易レビュー
今回レビューを行うLenovo Legion C730のモデルは以下のようなスペックになっています。
CPU |
インテル® Core™ i9-9900K |
OS |
Windows 10 Home 64bit |
メモリ |
32GB DDR4 |
SSD |
SSD 512GB+HDD 2TB |
GPU |
NVIDIA® GeForce® RTX™ 2080 |
ODD |
未搭載 |
N/W |
有線LAN+IEEE 802.11ac/a/b/g/n+Bluetooth v4.2 |
本体の外観
サイズ的には約 238x358x305mmとコンパクトなキューブ型の仕上がりとなっています。
質量は約 11kg (最大構成時)なので割と軽めです。
管理人かなり非力ですが持ち運びも簡単に出来ています。
<<Lenovo Legion C730正面>>
①マイクロホン
②マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
③USB 3.0
④USB 3.0
Lenovo Legion C730はUSB Type-Cも搭載していますので最新のアクセサリが利用できると思います。
従来型のUSBも十分に確保しているので数的に照りなくなることは余りないと思います。
<<右側面>>
<<左側面>>
<<背面>>
①DisplayPort
②DisplayPort
③HDMI
④DisplayPort
⑤USB3.1 Type-C
⑥ライン出力
⑦イーサネットコネクター
⑧USB 2.0 x 2
⑨USB 3.0 x 4
<<上から>>
電源ボタンは上部にあります。
<<内部へのアクセス>>
内部へは工具不要でアクセス可能です。
※手で背面のねじを3本外す必要はあります。
コンパクトに纏まっている印象ですね。
ただグラフィックカードは現在搭載しているRTX2080でピッタリサイズのようですのであまり長いものは物理的に無理なようです。
Lenovo Legion C730 外観チェックのまとめ
Lenovo Legion C730はキューブタイプの筐体でコンパクトな仕上がりのモデルです。
上部に持ち運びに便利な突起部があるので場所の移動も簡単です。
LAN パーティ参加時にも便利な機能だと思います。
大きさ的な制限からあまり長いグラフィックカードは刺さらないのでこの点は注意が必要です。
Lenovo Legion C730 パフォーマンスチェック
Lenovo Legion C730 基本スペック
メモリ:32GB DDR4
ストレージ:SSD 512GB+HDD 2TB
グラフィックス:NVIDIA® GeForce® RTX™ 2080
Lenovo Legion C730 パフォーマンスチェック
CPU:インテル® Core™ i9-9900K 、メモリ:32GB、ストレージ:SSD 512GB+HDD 2TB、グラフィック:NVIDIA® GeForce® RTX™ 2080となっています。
※インテル® Core™ i9-9900Kのデータ
第 9 世代インテル® Core™ i9 プロセッサー | |
---|---|
コア/スレッド数 | 8/16 |
基本クロック | 3.60 GHz |
最大ブースト ・クロック |
最大5.00 GHz |
キャッシュ | 16 MB Intel® Smart Cache |
TDP | 95 W |
内蔵GPU | インテル® UHD グラフィックス 630 |
CINEBENCH R15による測定結果
ゲーム関連ベンチマーク
ゲーム用のベンチマークを測定してみました。
結果としてはハイスペックですのでかなり多くのゲームを快適に遊べそうです。
ファイナルファンタジーXV
かなり重いベンチマークですが4kでも普通に遊べそうですね。
3840×2160 標準品質: 4778(やや快適)
1980×1080 標準品質: 12433(非常に快適)
3DMARK
こちらも凄く良いスコアになっています。
Fire Strikeによる測定結果
Fire Strike Ultraによる測定結果
TIME SPYによる測定結果
TIME SPY EXTREMEによる測定結果
PCmark 10による測定結果
PCmark 10 Advanced Editionによる測定結果
写真&イラスト関連パフォーマンス
RAWデータ現像パフォーマンス
Adobe Lightroom Classic CC で100枚一括現像を行ってみました。
※RAWデータはCanon 8000D(APS-C)で撮影
結果は1分02秒で現像は終了しました。
これはかなり早いレベルの成績だと思います。
Photoshop CCでのパフォーマンス
上記RAWデータをもとに写真編集を行ってみましたが快適に操作出来ました。
試しに今話題のCamera Rawでスーパー解像度を行ってみましたが1秒程度で終了して快適に行うことが出来ました。
※写真データ EOS R6で撮影(5472 x 3648 px)
ストレージ情報
容量的にはSSD 1TB+ HDD 2TBとなっています通常の使い方であればかなり余裕のあるの容量だと思います。
搭載されているのはサムスン製のSSD (PCIe NVMe/M.2)のようです。
※今後変更になる場合もあると思います。
Crystal Diskmarkによる測定です。
通常のHDDが100MB/s位なのでだいたい35倍以上早い結果になっています。
やはり「PCIe NVMe/M.2」規格は爆速ですね。
CPU Zの情報
Lenovo Legion C730 VS Dell XPS 13比較
Lenovo Legion C730 VS Dell XPS 13の主なスペックの比較をしてみたいと思います。
まずはスペックですね。
XPS 13 | Legion C730 | |
---|---|---|
CPU | Core™ i7-8565U | Core™ i9-9900K |
メモリ | 16GB | 32GB |
グラフィック | UHD グラフィックス 620 | GeForce® RTX™ 2080 |
ストレージ | SSD 512GB | SSD1TB+HDD2TB |
ベンチマークの比較としては以下のようになります。
XPS 13 | Legion C730 | |
---|---|---|
CINEBENCH R15 | 721cd | 1847cd |
3DMARK FireStrike | 1210 | 21652 |
PCMARK10 | 3939 | 6713 |
Lightroom | 2分23秒 | 2分07秒 |
PhotShop | 1分16秒 | 1秒 |
※Lightroomは100枚の現像時間、PhotShopはCamera RAWでのスーパー解像度処理の時間を計測しています。
結論としては
Lenovo Legion C730の方が殆どの処理で2倍以上Dell XPS 13よりも高速で処理できています。
特に3Dグラフィックが重要な3DMARK FireStrikeでは20倍位Camera RAWでのスーパー解像度処理でも圧倒的な差が出ています。
最近PhotShopが重いなと感じていて改善を目指したいな考えていたのですがやはり強力なグラフィックを搭載していればかなり改善されることが判りました。
Lenovo Legion C730 VS Dell XPS 13結論
ベンチマークの測定結果からも判るようにLenovo Legion C730のパフォーマンスが圧倒的しています。
ですのでLenovo Legion C730をメインで利用する方がストレスなく使えると思います。
まあこれはスペック見ただけで検証しなくても有る程度予想は付きますが。。。
但し、総合的な使い勝手を見るテスト「PCMARK10」は2倍までの性能差は出ていなくて実際に使っていてもそれほど遅さは感じることは無いです。
あともう一つの課題としては当たり前ですけどデスクトップ PCであるLenovo Legion C730は持ち歩いて利用することは出来ないので外出時は必然的にXPS 13を利用することになります。
近々は社会情勢的にも外出の機会は少ないですがやはり外出時のデータアクセスの事も考えておかなければならないと思います。
なので結論としてはパフォーマンスで圧倒的な差が出ている写真編集などはLenovo Legion C730で行い、通常利用はXPS 13で行うようにしてみようと思います。
データはLenovo Legion C730での編集終了後にXPS 13へ移動して記事作成などを行う形になります。
「Lenovo Legion C730 VS Dell XPS 13」というタイトルを付けていましたが結論としては両モデルの得意な部分を生かして利用する形で当面行きたいと思います。
販売されている最新モデルはこちらからご確認頂けます。