Windowsで複数のパソコンで共有フォルダを利用している際に「これらのファイルは、コンピューターに害を及ぼす可能性が有ります」という警告メッセージが表示されて操作が煩わしいと感じたことは有りませんか?
実は管理人もそう言う状態になっていて解決策を見つけましたので備忘録的に記事を書いておきます。
パソコン等の状況の整理
利用パソコン:デスクトップ、ノートPC
OS:Windows11 Home
アクセス制御:該当ローカルユーザーに読込・書込権限を付与
発生している現象
共有フォルダ経由でアクセスしているPCでデータの作成は出来るが整理のためにフォルダへ移動しようとすると下図のように「これらのファイルは、コンピューターに害を及ぼす可能性が有ります」という警告メッセージが表示され「OK」ボタンを押下する手間が増えてしまう。
操作を行う回数が少なければ大きな問題ではないが毎回100ファイル程度の操作を行うのでかなり煩雑と感じていました。
現象の解決策
どうやらこの現象は共有フォルダのあるパソコンへIPアドレスを指定したさいに起こる現象の様で以下の設定行うことにより回避可能です。
・コントロールパネルの「インターネットオプション」を選択します。
・「このゾーンのWEBサイトをゾーンに追加する」の欄に該当パソコンのIPアドレスを入力して「追加ボタンを」押下。
※管理人環境はDHCP機能によりIPアドレスの付与を行っているのでIPアドレスが変わってしまう可能性も考慮して「*」を指定して192.168.11のセグメント全体に設定を適用しています。
セキュリティ的には個別アドレスを指定した方が安全だと思います。
・これで完了です。
結論
上記設定を行うことで警告メッセージの表示を抑えることが出来管理人の作業が格段早く出来るようになりました。
ただこれは管理人の環境が名前解決が不安定な環境なのでより確実にアクセスできるIP指定でネットワークドライブの設定を行いたいなどの事情があったのでもしデバイス名でアクセス可能な環境であれば今回の設定は不要になると思います。