今回 ThinkPad X1 Tabletをレノボ様のご厚意でレビューする機会を頂きましたので外見・パフォーマンス・使い勝手・付属ソフトなどについて管理人視点でレビューをしていきたいと思います
※構成・価格などはレビュー時点の内容となりますのでご了承ください。
最初に結論を書いておきますとThinkPad X1 Tabletはパワフルで使いやすいセパレートタイプのタブレットPCです。
ThinkPad伝統の耐久性やフルキーボードなどの使いやすさを伝承しているのは凄いとしか言えない仕上がりとなっています。
まずはThinkPad X1 Tabletの特徴から
このThinkPad X1 TabletはセパレートタイプのタブレットPCなので状況に合わせてタブレット、ノートパソコンと使い分けられるので便利なモデルです。
しかも最近はやりのモバイル通信(LTE)機能を有しているのでWifiのない場所でもスピーディにビジネスを行うことが可能です。
カラーはThinkPad伝統の落ち着いたブラックとなっています。
スペック的には現時点の直販モデルでは
CPUに
インテル Core i5-8265U プロセッサー
インテル Core i5-8350U プロセッサー (カスタマイズにより選択可能)
インテル Core i7-8565U プロセッサー
メモリ:8GB LPDDR3 2133MHz Soldered
16GB LPDDR3 2133MHz Soldered
ストレージ:256GB SSD (M.2 2280, SATA) OPAL対応
液晶:
13.0型QHD+液晶 (3000×2000 IPS) マルチタッチパネル(10点)
グラフィックス
CPU内蔵(インテル UHD グラフィックス 620)
指紋センサー:あり
IR対応カメラ:あり
NFCモジュール:あり
※IR対応カメラとNFCモジュールは排他選択となります。
が用意されています。
ThinkPad X1 Tabletのお勧めの使い方
ThinkPad X1 Tablet
- ✔ モバイル利用
軽量・薄型のセパレートタイプのタブレットPCなので移動時はタブレットとしても利用可能。
LTE通信も可能なのでWifiがない場所でもメールチェックなどが可能 - ✔ 普段使いのメインパソコンとして
基本スペックが高いのでメインパソコンとしても十分に使えます
ThinkPad X1 Tabletレビュー機材の基本スペック
今回レビューを行うThinkPad X1 Tabletのモデルは以下のようなスペックになっています。
OS:Windows 10 Home (64bit)
メモリー:16GB LPDDR3 2133MHz Soldered
ディスプレイ:13.0型QHD+液晶 (3000×2000 IPS) マルチタッチパネル(10点)
グラフィック:CPU内蔵(インテル UHD グラフィックス 620)
ストレージ:256GB SSD (M.2 2280, SATA) OPAL対応
光学ドライブ:未搭載
ネットワーク:インテル Wireless-AC 8265 (2×2) + Bluetooth vPro非対応+Sierra EM7430 LTE
ThinkPad X1 Tablet
価格:292,680円~(税込)、送料無料<8/2(金)時点>
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ThinkPad X1 Tablet外観チェック
ThinkPad X1 Tabletの外観チェックです。
本体カラー
カラーは落ち着いたシルバーが用意されています。
ThinkPad ロゴ
液晶画面
画面の解像度はQHD+ (3000×2000 ) となっています。
<<正面>>
ThinkPad X1 Tabletは13.0型QHD+液晶 (3000×2000 IPS) なので鮮やかで見やすい印象の液晶だと思います。
視野も広めになっています。
<<斜めから>>
<<さらに斜めから>>
Spyder Elite(カラーセンサー)による色域測定結果
ThinkPad X1 TabletはsRGBで93%、adobeRGBで72%と通常のノートパソコンがsRGBで70%位なので標準より凄く良い数字ですね。
この位数字であれば写真加工など色が重要な処理にも十分に対応出来そうです。
実際に見た感じでも発色も良くて綺麗という印象です。
本体の外観
<<ThinkPad X1 Tablet正面>>
ThinkPad X1 TabletはUSB Type-C(Thunderbolt 3対応)が用意されているので最新のアクセサリを活用することが出来ると思います。
またSIM カードスロット(nanoSIM対応、LTE非対応のモデルにSIMカードを挿入しても機能しません。) &microSDメディアカードリーダーも用意されています。
<<右側面>>
・ペンホルダースロット
・ボリュームボタン
・パワーボタン
<<左側面>>
・SIM カードスロット(nanoSIM対応、LTE非対応のモデルにSIMカードを挿入しても機能しません。) &microSDメディアカードリーダー
・USB3.1 Type-C(Thunderbolt 3)
・セキュリティー キーホール
・マイクロフォン/ ヘッドフォン・コンボ・ジャック
<<背面>>
ヒンジ部です。
<<上から>>
13型ですのでA4よりは大きいですね。
<<裏面>>
<<高さ>>
キーボード装着時で15.1mmですので本よりも少し薄いですね。
<<液晶 光の反射の確認>>
・電源を入れていないとき
人形は殆ど見えていません。←厳密には薄っすらと見えています。
・電源を入れているとき
キーボード&タッチパッド
ThinkPad伝統のトラックポイントについたキーボードで違和感のない配置です。
キータッチは通常のThinkPadよりも若干浅めですが利用上そんなに気にならなかったですね。
管理人はThinkPadを使う場合通常トラックポイントを利用するのですがタッチパッドも試しに使ったところ違和感なく使えました。
やっぱりクリックボタンは独立していた方が使いやすいですよね。
画面の角度
画面は可変式スタンドになっていますので自由に角度を変えることが出来ます。
最大はほぼ平面です。
WEBカメラ
・カメラ(HD 720p対応)あり、マイクロフォンあり
・720pカメラ+IRカメラ付、マイクロフォンあり
IR対応カメラを選択した場合はNFCモジュールは付属しません。
AC電源
電源は45wとなっています。
USBはType-Cも搭載しているので電源は余裕があった方が良いので
カスタマイズで65W ACアダプター(USB Type-C)を選択するのも有りだと思います。
ThinkPad X1 Tablet 質量
タブレット本体は893gでしたホームページ上の数値は約 890gなのでほぼ同じですかね。
本体+キーボードでは1,271gでした。
AC電源は245gです。
本体+AC電源では1,516gでした。
ThinkPad X1 Tablet 外観チェックのまとめ
ThinkPad X1 Tabletは13.0型QHD+液晶 (3000×2000 IPS) が見やすく使いやすい印象のセパレート型タブレットPCです。
色域に関してもかなり広いので色が重要な写真編集やイラスト作成などの用途でも活躍してくれそうです。
ペンも表中で付いているので軽さを生かして外出先でのイラスト作成などの用途にも使えます。
本体カラーはThinkPad伝統の落ち着いたブラックなので利用する場所を選ばないと思います。
本体の薄さはキーボード装着時で15.1mmですのでかなり薄くて持ち運び時にカバン入れても嵩張らずに済みそうです。
キーボードに関しては配置に違和感もなく使いやすいと思います。
ThinkPad X1 Tabletは軽量・薄型で液晶が見やすいパソコンをお探しの方にお勧めのモバイル ノートパソコンだと思います。
ThinkPad X1 Tablet
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ThinkPad X1 Tablet パフォーマンスチェック
ThinkPad X1 Tablet 基本スペック
メモリ::16GB LPDDR3 2133MHz Soldered
ストレージ:256GB SSD (M.2 2280, SATA) OPAL対応
グラフィックス:CPU内蔵(インテル UHD グラフィックス 620)
ThinkPad X1 Tablet パフォーマンスチェック
CPU::Core i7-8565U プロセッサー 、メモリ:16GB、ストレージ:256GB SSD (M.2 2280, SATA)、グラフィック:CPU内蔵(インテル UHD グラフィックス 620)と
高めのスペックとなっていますのでパフォーマンスも期待できると思います。。
performance Test9 による測定結果
2767点とまずまずのスコアだと思います。
WINSCOREによる測定結果
グラフィックに関しては専用グラフィックを利用していないのでで若干低めになってしまっています。
その他のスコアに関しては高めのスコアとなっています。
CINEBENCHによる測定結果
ゲーム関連ベンチマーク
ゲーム向けのモデルではありませんが参考用にスコアを測ってみました。
結果としては結構色々なゲームに対応出来そうです。
ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーター
1280×720 高品質ノートPC: 2609(やや快適)
1280×720 標準品質ノートPC: 3665(快適)
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ
1280×720 高品質ノートPC: 2632(やや快適)
1280×720 標準品質ノートPC: 3626(快適)
ドラゴンクエスト
1280×720 最高品質:7130(とても快適)
1280×720 標準品質:8304(とても快適)
3DMARK
こちらも良いスコアになっています。
Sky Diverによる測定結果
Fire Strikeによる測定結果
Fire Strike Ultraによる測定結果
Timespyによる測定結果
PCmark 8による測定結果
・Home accelerated
3,150点とかなり良いスコアなので快適に使えると思います。
・Work accelerated
ビジネス用のベンチマークでも3,955点と良いスコアになっています。
PCmark 10による測定結果
写真&イラスト関連パフォーマンス
RAWデータ現像パフォーマンス
Adobe Lightroom Classic CC で100枚一括現像を行ってみました。
※RAWデータはCanon 8000D(APS-C)で撮影
結果は3分46秒で現像は終了しました。
これはなかなか良い成績だと思います。
Photoshop CCでのパフォーマンス
上記RAWデータをもとに写真編集を行ってみましたがストレスなく操作出来ました。
ストレージ情報
SSDはどうやらサムスン製のようです。
※勿論変更になる場合もあると思います。
Crystal Diskmarkによる測定です。
通常のHDDが100MB/s位なので大体30倍以上早い結果になっています。
SDカードのスコアを計測してみました。
※UHS Speed Class1(UHS-II)対応のSDカード利用
こちらもまずまずのスコアだと思います。
CPU Zの情報
再起動テストによるパフォーマンス測定
10回測定を行いました。
このテストは毎回多少前後するので参考程度でご覧ください。
ほぼ40秒前後となっています。
これは早めの数字だと思います。
1回目:00:42秒
2回目:00:43秒
3回目:00:44秒
4回目:00:44秒
5回目:00:42秒
6回目:00:40秒
7回目:00:40秒
8回目:00:39秒
9回目::00:39秒
10回目:00:39秒
静音性および温度チェック
測定を行った機器は
・騒音:「サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08」
・温度:「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
を使用しました。
測定は以下の4段階で行っています。
・アイドリング時
・動画再生時(Youtubeの動画を20分間連続再生)
・動画エンコード時(Power Director 16でH.264出力)
・ベンチマーク時(ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーターを20分間ループ実行)
静音性チェック
騒音計測器で計測したところ最大45.8dbでした。
騒音の目安としては「静かな図書館」レベルの静かさです。
実際に聞いてみるとかすかにファンが回っているのを認識できる大きさでした。
状態 | 騒音量(db) |
---|---|
アイドリング | 38.9 |
動画再生時 | 39.4 |
動画エンコード | 41.5 |
ベンチマーク | 42.2 |
表面温度のチェック
測定機器:「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
最高温度はベンチマーク時で44.8度になっていました。
手で触ってみると少し温かいなという感触でした。
この位の温度であればそれほど気にする必要はないと思います。
・アイドリング時
・動画再生時(Youtubeの動画を20分間連続再生)
・動画エンコード時(Power Director 16でH.264出力)
・ベンチマーク時(ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーターを20分間ループ実行)
バッテリーの情報
消費電力のチェック
消費電力の測定を行ってみました。
ベンチマーク時の消費電力が少ないのは意外です。
全体的に見ても消費電力は少ないモデルだと思います。
状態 | 消費電力(Wat) |
---|---|
アイドリング | 10 |
動画再生時 | 24 |
動画エンコード | 25 |
ベンチマーク | 25 |
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間はホームページ上約11時間(JEITA2.0)となっています。
THINKPAD X1 TABLET (2019年7月25日) | |
型番 | THINKPAD X1 TABLET (2018モデル) |
CPU | インテル Core i7-8550U プロセッサー (1.80GHz, 8MB) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
ディスプレイ | 13.0型QHD+液晶 (3000×2000 IPS) マルチタッチパネル(10点) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 |
メモリー | 16GB LPDDR3 2133MHz Soldered |
ストレージ | 256GBソリッドステートドライブ (M.2 2280, NVMe) OPAL対応 |
ネットワーク | インテル Wireless-AC 8265 (2×2) + Bluetooth vPro非対応+Sierra EM7430 LTE |
光学ドライブ | 未搭載 |
Webカメラ | 前面:200 万画素/背面:800 万画素、IRカメラはカスタマイズによる選択可能 |
拡張インターフェイス | タブレット本体: マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック USB Type-C x 2(DC-in、Thunderbolt3、Video-out機能付き) microSDメディアカードリーダー |
バッテリー駆動時間 | 最大 約11時間/JEITA2.0 |
本体サイズ(mm) | タブレット本体:約 304.1 x 226 x 8.9mm キーボード装着時:約 304.1 x 226 x 15.1mm |
本体質量 | タブレット本体:約 890g~ キーボード装着時:約 1.27kg~ |
認証(Windows Hello) | 指紋認証 |
保証 | 1年間 引き取り修理 |
オフィスソフト | なし |
主な付属品 | AC電源など |
販売価格 | 292,680円(税込)、送料無料 |
ThinkPad X1 Tablet付属ソフトチェック
付属しているソフトは
・Lenovo Vantage
などです。
セキュリティ
・指紋認証センサー
・顔認証(オプションでIRカメラ選択時利用可能)
保証関連
ThinkPad X1 Tabletは標準保証:1年間 引き取り修理保守サービス
オプションとして
・2年間 引取修理 サービス
・3年間 引取修理 サービス
・4年間 引取修理 サービス
・オンサイト修理
などのサービスが用意されています。
詳しくは購入画面でご確認いただけます。
ThinkPad X1 Tabletのレビューまとめ
ThinkPad X1 Tabletのお勧めポイント
- 軽量・薄型でバッテリー駆動時間も長いのでモバイル利用時に活躍。
- 2in1タイプのタブレットPCなので状況に合わせた使い方が出来る
- LTE通信も選択可能なのでWifiのない場所でもネットワークを利用可能
ThinkPad X1 Tabletの気になる点
※特になし
管理人の総評
ThinkPad X1 Tabletは軽量・薄型でバッテリー駆動時間も長いのでモバイル利用時に活躍出来るパワフルな2in1タイプのタブレットPCです。
LTE通信も選択可能なのでWifiのない場所でもネットワークを利用可能なのはかなり魅力的です。
液晶の色域もかなり広いので付属のペンを活用して外出先でのイラスト作成なども簡単に出来ると思います。
Windows Hello対応の指紋認証機能や顔認証(オプション)も利用可能なのでセキュリティにも配慮されたタブレットPCと言えると思います。
ThinkPad X1 Tabletの最大の特徴はスペックが高いことは勿論ですがセパレートタイプのタブレットPCなのにThinkPad伝統の入力のしやすさや耐久性を妥協無く継承していることだと思います。
モデルの選び方としては
通常使いであればCore i5搭載モデルを選びましょう。
こちらのモデルの方がCore i5意外に性能高いのでお得感が大きいです。
さらにパワーが必要という方はCore i7搭載モデルもアリだと思います。
価格差もそれほど大きくないので予算的に許すのであればという感じだとは思います。
ThinkPad X1 Tabletは軽くて、薄くて、パワフルなモバルノートパソコンをお得に購入したい方にお勧めのモデルです。
ThinkPad X1 Tablet
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