管理人自腹レビューです。
ThinkPadE5xシリーズThinkPad E560からですから3年連続の購入です。
やはりThinkPadE5シリーズは価格も安くて使いやすいので良いですよね。
しかも自腹購入なので自己責任のアップグレードとかも出来るので楽しみです。
では外見・パフォーマンス・使い勝手・付属ソフトなどについて管理人視点でレビューをしていきたいと思います
※構成・価格などはレビュー時点の内容となりますのでご了承ください。
最初に結論を書いておきますとThinkPad E590 はシンプルでコストパフォーマンスの高い15.6型のスタンダードタイプのノートパソコンです。バッテリー駆動時間も長いので大画面モバイルノートパソコンとしても活躍してくれる1台です。
ThinkPad E590の発売時の紹介記事はこちらからご確認いただけます。
⇒ 正当進化! ThinkPad E590は買いなのか? 15型はやはりこれでしょ。
管理人は今回「ThinkPad E590:スタンダード」をカスタマイズして購入しました。
カスタマイズした内容は
メモリ:4GB⇒8GB
液晶:HD⇒FHD
ストレージ:SSD 128GB ⇒256GB(NVMe,TLC)
となります。
ポイントはメモリは3D動画性能は不要だが通常のオフィスソフトなどは快適に使いたいという物です。
管理人はゲームなどはほぼしないというのが理由です。
この点ThinkPad E590は使う人の好みにあわせて必要なスペックを選ぶことが出来るのです良いですよね。
※当初、レビュー用に「AMD Radeon RX 550X 2GB GDDR5 128bits」の性能を計測するためオプションで選ぶ予定にしていたのですがなぜか注文時に漏れてしまいました。←笑ってやってください。
まずはThinkPad E590 の特徴から
このThinkPad E590 は 15.6型 FHD IPS 液晶 (1920 x 1080)液晶搭載のスタンダードタイプのノートパソコンです。
コストパフォーマンスも高いので購入し易いモデルです。
スペック的にはCPUにIntel Core i3-8145U 、メモリ:8GB、インテル® UHD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵)、ストレージ:SSD 256GB (PCIe M.2)を搭載している起動の素早いパワフルなノートパソコンです。
ThinkPad E590 レビュー機材の基本スペック
今回レビューを行うThinkPad E590 のモデルは以下のようなスペックになっています。
OS:Windows 10 Home 64bit
メモリー:8GB DDR4 2400MHz SoDIMM
ディスプレイ:15.6型 FHD IPS 液晶 (1920 x 1080)、光沢なし
グラフィック:インテル® UHD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵)
ストレージ: 256GB (NVMe/M.2)
光学ドライブ:未搭載
ネットワーク:IEEE 802.11 ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi準拠), Bluetooth
※ラインナップとしてCPUにCorei5、Core i7を搭載したモデルも用意されています。
ThinkPad E590
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ThinkPad E590 外観チェック
ThinkPad E590 の外観チェックです。
液晶画面
<<画面解像度>>
FHDです。
<<正面>>
ThinkPad E590 は15.6型 FHD IPS液晶 (1920×1080) 光沢なし液晶なので見やすい印象の液晶だと思います
綺麗な液晶という印象です。
視野も広めです。
<<斜めから>>
<<さらに斜めから>>
Spyder Elite(カラーセンサー)による色域測定結果
ThinkPad E590 はsRGBで62%、adobeRGBで46%と通常のノートパソコンがsRGBで70%位なので若干低い数字となっています。
なので色の再現性が重要な画像編集などの処理には向かないと思います。
勿論オフィス処理など通常利用の範囲であれば全く問題ないです。
本体の外観
<<ThinkPad E590 正面>>
<<右側面>>
・microSDメディアカードリーダー
・USB 2.0
・イーサネット・コネクター(RJ-45)
・セキュリティー・キーホール
SDカードはサイズがマイクロとなっていますのでスマートフォンで使っていたものをそのまま取り込むことが出来ます。
挿入すると出っ張りは無くなるのでSDカードを入れたまま持ち運ぶことも可能です。
<<左側面>>
電源はUSB3.1 Type-Cを領する形になります。
・USB 3.1 Gen1 Type-C(電源と共用)
・HDMI
・USB 3.1 Gen1(Powered USB)
・USB 3.1 Gen1
・マイクロフォン/ヘッドフォン・コ ンボ・ジャック
今回搭載されているUSB 3.1 Gen1 Type-Cはディスプレイ出力もサポートしているのでHUBを利用してサブモニタを使うことが出来ます。
<<背面>>
ヒンジ部はさすがThinkPad丈夫そうですよね。
<<上から>>
15.6型ですのでA4よりはかなり大きいですね。
<<裏面>>
<<高さ>>
18.95mmですので本よりほんの少し高いですかね。
電源スイッチ
電源スイッチは右側です。
左側です
<<液晶 光の反射の確認>>
・電源を入れていないとき
人形ははっきり見えていますね。
・電源を入れているとき
キーボード&タッチパッド
ThinkPad伝統の配置に違和感のない使いやすいキーボードだと思います。
タッチパッドもクリック部が独立しているタイプで使いやすいと思います。
ただ管理人はトラックポイント派なのでタッチパッドはオフにして利用しています。
勿論トラックポイントは使わないという方はこちらをオフにすることも出来ます。
画面の角度
180度までピッタリ開くことが出来ます。
これなら両側から画面を確認しながら会話することも出来ますね。
AC電源
電源はコンパクトな仕上がりになっていますす。
モバイル利用をする際には本体の軽さも重要ですが意外にAC電源がコンパクトで軽いのも外せないポイントです。
ThinkPad E590 質量
質量を実際に計測してみました。
本体/計測結果は1,921gですのでホームページ上の値約2.1kg~より大分軽いですね。
恐らくホームページ上の質量はHDDと併せたデュアルスト―レージ構成にした時の値ではないかと思います。
AC電源は283gです。
こちらも軽いですよね。
本体+AC電源での質量は2,204gとなっています。
この位の軽さであれば必要に応じて外出先に持ち出すという使い方も可能ですよね。
ThinkPad E590 外見チェックのまとめ
ThinkPad E590 は15.6型 FHD IPS液晶 (1920×1080) 光沢なし液晶が視野も広く使いやすい印象のノートパソコンです。
ただ色域測定の結果は若干低めなので写真加工など色の再現性が重要な用途にはあまり向かないと思います。
勿論オフィスソフトなどを利用する分には全く問題ないです。
本体のデザインはThinkPad伝統のブラックですので使う場所を選ばないと思います。
キーボードに関しても違和感のない配置なので使いやすいと思います。
ThinkPad E590 はビジネスシーンで生きる安心のノートパソコンです。
ThinkPad E590 パフォーマンスチェック
ThinkPad E590 基本スペック
メモリ::8GB DDR4 2400MHz SoDIMM
ストレージ:256GB (NVMe/M.2)
グラフィックス:インテル® UHD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵)
ThinkPad E590 パフォーマンスチェック
CPU::Intel Core i3-8145U、メモリ:8GB、ストレージ:256 SSD (NVMe M.2)、グラフィック:インテル® UHD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵)
がどのくらいパフォーマンスを発揮してくれるか楽しみです。
performance Test9 による測定結果
3,000点を超える良いスコアだと思います。
Core i3でこのスコアとは侮りがたいですね。
WINSCOREによる測定結果
専用グラフィックを搭載していないのでグラフィック関連は少し低めですが他はかなり良いスコアだと思います。
※本当はオプションでグラフィックを追加してつもりだったんですけど。。。
CINEBENCHによる測定結果
ゲーム関連ベンチマーク
かなりの種類のゲームを楽しめそうですね。
ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーター
1280×720 高品質ノートPC: 2156(普通)
1280×720 標準品質ノートPC: 2827(やや快適)
ドラゴンクエスト
1280×720 最高品質:6102(快適)
1280×720 標準品質:7162(とても快適)
3DMARK
専用グラフィックは搭載していないので普通レベルのスコアだと思います。
Sky Diverによる測定結果
Fire Strikeによる測定結果
Fire Strike Ultraによる測定結果
Time Spyによる測定結果
PCmark 8による測定結果
・Home accelerated
3322点と良いスコアなので快適に使えると思います。
・Work accelerated
ビジネス用のベンチマークでも4,754点とかなり良いスコアになっています。
写真&イラスト関連パフォーマンス
RAWデータ現像パフォーマンス
Adobe Lightroom Classic CC で100枚一括現像を行ってみました。
※RAWデータはCanon 8000D(APS-C)で撮影
結果は5分09秒で現像は終了しました。
これは割と早いと思います。
Photoshop CCでのパフォーマンス
上記RAWデータをもとに写真編集を行ってみましたがストレスなく操作出来ました。
その時の動画です。
ストレージ情報
レビュー機には東芝製のSSDが搭載されています。
※今後変更になる可能性も有ります。
Crystal Diskmarkによる測定です。
通常のHDDがSeqQ32T1で100MB/s位のスコアですので15倍位速い結果になっています。
さすがNVMe M.2規格のSSDは早いですね。
SDカードのスコアを計測してみました。
※UHS Speed Class1(UHS-II)対応のSDカード利用
こちらは普通レベルですね。
CPU Zの情報
再起動テストによるパフォーマンス測定
10回測定を行いました。
このテストは毎回多少前後するので参考程度でご覧ください。
ほぼ43秒前後となっています。
これ早いですよね、実際に使っていても素早く起動するなという印象でした。
特にメーカー製PCの場合はプリインストールされているメンテナンス用のソフトなどがあるのでかなりの速さだと思います。
1回目:00:43秒
2回目:00:43秒
3回目:00:43秒
4回目:00:42秒
5回目:00:44秒
6回目:00:42秒
7回目:00:43秒
8回目:00:44秒
9回目:00:44秒
10回目:00:43秒
静音性および温度チェック
測定を行った機器は
・騒音:「サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08」
・温度:「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
を使用しました。
測定は以下の4段階で行っています。
・アイドリング時
・動画再生時(Youtubeの動画を20分間連続再生)
・動画エンコード時(Power Director 16でH.264出力)
・ベンチマーク時(ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーターを20分間ループ実行)
静音性チェック
騒音計測器で計測したところ最大41.4dbでした。
騒音の目安としては「静かな図書館」レベルの静かさです。
このレベルなら静かな場所で利用してもそれほど気にならなと思います。
状態 | 騒音量(db) |
---|---|
アイドリング | 38.3 |
動画再生時 | 39.8 |
動画エンコード | 40.5 |
ベンチマーク | 41.4 |
表面温度のチェック
測定機器:「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
最高温度はベンチマーク時で26.5度になっていました。
このレベルなら多少負荷が大きくなっても熱の心配はなさそうです。
・アイドリング時
・動画再生時(Youtubeの動画を20分間連続再生)
・動画エンコード時(Power Director 16でH.264出力)
・ベンチマーク時(ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーターを20分間ループ実行)
バッテリーの情報
消費電力のチェック
消費電力の測定を行ってみました。
全体的に消費電力は少ないですね。
状態 | 消費電力(Wat) |
---|---|
アイドリング | 6 |
動画再生時 | 8 |
動画エンコード | 37 |
ベンチマーク | 30 |
ホームページ上のバッテリー駆動時間は最大約14.3時間/JEITA2.0となっています。
ThinkPad E590 (2019年1月16日) | |
型番 | ThinkPad E590 |
CPU | Intel Core i3-8145U Processor (4MB Cache, up to 3.90GHz) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
ディスプレイ | LED バックライト付15.6型 FHD IPS 液晶 (1920 x 1080)、光沢なし LED バックライト付15.6型 HD TN 液晶 (1366 x 768)、光沢なし |
グラフィックス | CPU内蔵(インテル® UHD グラフィックス 620) |
メモリー | 8GB DDR4 2400MHz SoDIMM |
ストレージ | SSD 256GB NVMe |
ネットワーク | IEEE 802.11 ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi準拠), Bluetooth |
光学ドライブ | 未搭載 |
Webカメラ | HD 720p カメラ |
拡張インターフェイス | ・HDMI x 1 ・RJ-45 x 1 ・マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック ・USB 3.1 Gen1 Type-C x 1(Video-out 機能付き) ・USB 3.1 Gen1 x 2(内、Powered USB x 1) ・USB 2.0 x 1 ・microSDメディアカードリーダー ・有線LAN |
バッテリー駆動時間 | 最大 約14.3時間/JEITA2.0 |
本体サイズ(mm) | 約 369 x 252 x 19.95mm |
本体質量 | 約2.1kg~ |
認証(Windows Hello) | 指紋認証(オプション) |
保証 | 1年間 送付修理 メーカーへの送付・梱包料はお客様負担 |
オフィスソフト | なし |
主な付属品 | AC電源など |
販売価格 | 125,280円(税込)~、送料無料 |
ThinkPad E590 付属ソフトチェック
付属しているソフトは
Lenovo Vantage
この機能を使って
キーボードの機能キーの設定
トラックポイントのオン・オフ
fnキーとCtlキーの入れ替え
などが可能です。
タッチパッドのオン・オフはこちらから出来ます。
セキュリティ
特になし
保証関連
ThinkPad E590 は標準保証:1年間 送付修理 メーカーへの送付・梱包料はお客様負担
オプションとして
・引き取り修理(2~4年)
・オンサイト(1~4年)
・アクシデント・ダメージ・プロテクション
・ハードディスク返却不要サービス
などが用意されています。
詳しくは購入画面内保守サービスの項目でご確認ください。
ThinkPad E590 のレビューまとめ
ThinkPad E590 のお勧めポイント
- カスタマイズ性が高いので使い方に合わせたスペックを選ぶ事が出来る
- 落ち着いたカラーなので使う場所を選ばない
- お得な価格設定なのでコストパフォーマンスが高い
ThinkPad E590 の気になる点
特になし
管理人の総評
ThinkPad E590は基本スペックの高いお買い得なノートパソコンです。
15.6型でAC電源とあわせても2,204gと軽めなので大画面モバイルノートとしても利用可能な可能なモデルです。
それにバッテリー駆動時間も最大約14.3時間と長のも魅力です。
ThinkPad E590はCPUやメモリ、ストレージなどを選択することが出来ます。
※モデルにより制限有り
CPU: Core i3-8145U、Core i5-8265U、Core i7-8565U
メモリ:4GB~32GB
グラフィック:CPU内蔵、AMD Radeon RX 550X 2GB
ストレージ:HDD 500GB ~2TB、SSD 128GB~512GB
液晶:HD、FHD
選び方としては基本として
CPUに関しては今回のレビュー結果を見てみると通常のオフィスソフトなどを利用するのにはCore i3でも十分に対応出来そうです。
ただし、もっと余裕が欲しいという場合は当然Core i5、i7を選択するのも有りだと思います。
メモリに関しては今後の利用を考えれば8GBの搭載をお勧めします。
グラフィックに関してはゲームなどの利用も想定していて3Dのグラフィック性能も欲しいという場合は
CPU:Core i7+メモリ8GB以上+AMD Radeon RX 550X 2GB という構成になると思います。
ただAMD Radeon RX 550X 2GBはそれほど強力なグラフィックではないので過信は禁物です。
本当に強力なグラフィック能力が必要な場合は別モデルを検討される方が良いと思います。
ストレージに関してはOSを導入する部分はSSDを選ぶようにしましょう。
必要な容量が多くない場合はSSD単体で容量が多い場合はSSD+HDDのデュアルディスク構成にするのがコストパフォーマンスが良いと思います。
液晶はオフィスソフト等の利用であればHDでも十分対応可能なのですが、やはりワークスペースが広い方が作業効率は上がると思いますのでFHDを選択するのも有りだと思います。
価格差は値引き前の金額で3,240円なのでFHDを選んだ方が後悔が少ないと思います。
管理人も実際にFHDを選びました、
で結局どうすれば良いの?という点は
オフィスソフト中心の方は
CPU:Core i3若しくはCore i5
メモリ:8GB
グラフィック:CPU内蔵
ストレージ:SSD 256GB(もっと必要な場合はHDDの追加を検討)
液晶:FHD
画像処理が必要な方は
CPU:Core i7
メモリ:8GB以上
グラフィック:AMD Radeon RX 550X 2GB
ストレージ:SSD 256GB(もっと必要な場合はHDDの追加を検討)
液晶:FHD
が良いと思います。
ThinkPad E590 は大画面モバイルにも使えて性能も良いノートパソコンをお得に購入したい方にお勧めのモデルです。
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