ThinkCentre M75q Tiny Gen5実機レビュー

今回　ThinkCentre M75q Tiny Gen 5をLenovo様のご厚意でレビューする機会を頂きましたので外見・パフォーマンス・使い勝手・付属ソフトなどについて管理人視点でレビューをしていきたいと思います。
※構成・価格などはレビュー時点の内容となりますのでご了承ください。

最初に結論を書いておきますとThinkCentre M75q Tiny Gen 5はCPUに人気のAMD Ryzenシリーズ搭載のスリムタイプのデスクトップPCです。
メモリも最大32GBまで拡張可能なのでパフォーマンスに期待出来るモデルだと思います。

まずはThinkCentre M75q Tiny Gen 5の特徴から

このThinkCentre M75q Tiny Gen 5の特徴はCPUにAMD Ryzenシリーズ搭載なのでパフォーマンスにも期待出来るスリムなモデルだと思います。

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5の選択できる主な項目は以下のようになっています。

CPU	AMD Ryzen™ 3 8300GE AMD Ryzen™ 3 PRO 8300GE AMD Ryzen™ 5 8500GE AMD Ryzen™ 5 PRO 8500GE AMD Ryzen™ 5 PRO 8600GE AMD Ryzen™ 7 PRO 8700GE
OS	Windows 11 Home (64bit) Windows 11 Pro (64bit)
メモリ	8GB、16GB、32GB(DDR5-5200MHz)
ストレージ	1st　SSD: なし、256 GB SSD、512GB、1TB 2nd　SSD: なし、256 GB SSD、512GB、1TB
グラフィック	内蔵グラフィックス

※モデルにより選択できる構成が決まります。

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5のお勧めの使い方

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5レビュー機材の基本スペック

今回レビューを行うThinkCentre M75q Tiny Gen 5のモデルは以下のようなスペックになっています。

 

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5

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ThinkCentre M75q Tiny Gen 5外観チェック

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5の外観チェックです。

 

本体カラー

カラーはブラック系が用意されています。

本体の外観

拡張インターフェイスは前面と背面にあります。
数的にはUSB Type-CやUSB Type-Aが背面を中心に配置されているので足りなくなること余りないと思います。
コンパクトなボディに数多く配置されている印象ですね。
電波状況が良くない場合無線LAN用アンテナを接続できるのも安心感があって良いですよね。

内部へのアクセスは背面のねじを外すだけで簡単にアクセス出来ます。

<<ThinkCentre M75q Tiny Gen 5前面>>

①マイク入力/ヘッドフォン出力コンボ ジャック
②USB 3.2 Gen2
③USB 3.2 Gen2
④USB 3.2 Gen2 Type-C
⑤電源ボタン

<<右側面>>

<<左側面>>

<<背面>>

①有線LAN(RJ-45)
②USB 2.0
③USB 2.0
④USB 2.0
⑤HDM
⑥USB 3.2 Gen2
⑦DisplayPort
⑧電源コネクター

<<上面・底面>>

ねじを外すことで上部と数のパネルを簡単に外すことが出来、内部にアクセス可能です。
メモリやSSDのスロットが確認できます。

・パネルを外した状態

拡張性

拡張性に関しては内部へのアクセスも簡単ですし取り回しも余裕が有りますので可能だと思います。

スロット的には

・メモリスロット
　2スロット (空1)
・M.2 スロット：
　M.2 2230 x1 (空0)
　M.2 2280 x2 (空1)
・PCIスロット
　なし

となっています。

・ドライブベイ
　5.25型 0（空 0）
　2.5 型 0（空 0）
現実的には余り拡張性は無いですがメモリの増設、SSDの増設を検討されるのも良いと思います。

電源

電源は90W ACアダプターが標準で用意されています。

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5 サイズ・質量

本体サイズは : 約36.5×182.9x179mmとなっています。

質量に関しては約 1.25kg (最大構成時)となっていますのでかなりコンパクトで軽量だ思います。

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5 外観チェックのまとめ

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5はブラック系と落ち着いたカラーが用意されていて持ち運び簡単なのも良いと思います。

拡張性に関してはそれほど多くは有りませんがメモリやストレージは空きもありますので将来的にも好みに合わせてカスタマイズ可能な構成となっていると思います。

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5は内部アクセスも簡単な省スペースタイプのPCだと思います。

 

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ThinkCentre M75q Tiny Gen 5 パフォーマンスチェック

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5 基本スペック

 

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5 パフォーマンスチェック

CPU：AMD Ryzen™ 7 PRO 8700GE 、メモリ：32GB、ストレージ：1TB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC OPAL対応、グラフィック：AMD Radeon™ 780M グラフィックスとなっています。
まずまずのスペックなので良いスコアが期待できると思います。

当サイトで行った実機レビューの結果に基づくPCの選び方情報です。（ベンチマークスコア有り）
⇒当サイト　実機レビュー結果からみた　PCの選びかた

※AMD Ryzen™ 7 PRO 8700GEのデータ

スレッド数は16なのでタスクマネージャーではこのように表示されます。

performance　Test10 による測定結果

7762点と良いスコアだと思います。

CINEBENCHによる測定結果

CINEBENCHはR23

ゲーム関連ベンチマーク

ゲーム用にベンチマーク　スコアを測ってみました。
結果としては多くのゲームを解像度を落とせば遊べそうです。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金の遺跡

1920×1080　高品質デスクトップPC： 3599（設定変更を推奨）
1920×1080　標準品質デスクトップPC： 5426（普通）

ファイナルファンタジーXV

この重いベンチマークですが解像度を落とせば遊ぶことは出来そうですね。

1920×1080　標準品質： 2974（やや重い）
1920×1080　軽量品質： 4309（普通）

STREET FIGHTER 6

今人気の格闘ゲームですが解像度を落とせば遊ぶことは出来そうですね。

NORMAL 1920 x 1080 FIGHTING GROUND 20（29.22 FPS）
LOW 1920 x 1080 FIGHTING GROUND 50（31.36 FPS）

3DMARK

こちらも凄く良いスコアになっています。

Fire Strikeによる測定結果

Fire Strike　EXTREMEによる測定結果

CPU　PROFILEによる測定結果

STORAGE BENCHIMARKによる測定結果

Solar Bayによる測定結果

Steel Nomad Lightによる測定結果

PCmark　10による測定結果

PCmark　10　Advanced　Editionによる測定結果

写真＆イラスト関連パフォーマンス

RAWデータ現像パフォーマンス

Adobe　Lightroom　Classic CC で100枚一括現像を行ってみました。
※RAWデータはCanon EOS R6で撮影

結果は0分53で現像は終了しました。

これは比較的早いレベルの成績だと思います。

Photoshop CCでのパフォーマンス

上記RAWデータをもとに写真編集を行ってみましたが普通に操作出来ました。

今話題のPhotoshop CCに付属しているCamera　Rawでのスーパー解像度は4秒で出来るようです。

ストレージ情報

容量的にはSSD 1TBで空き容量はSSD 868GBとなっていますのである程度余裕のあるの容量だと思います。
もう少し容量が必要な方は2ndストレージのオプション（最大1TB）を選ばれるのも良いかと思います。

搭載されているSSDはSAMSUNG製のようです。

※今後変更になる場合もあると思います。

Crystal Diskmarkによる測定です。

通常のHDDが100MB/s位なのでだいたい61倍以上早い結果になっています。
やはり「PCIe NVMe/M.2」規格は爆速ですね。

CPU　Zの情報

再起動テストによるパフォーマンス測定

10回測定を行いました。
このテストは毎回多少前後するので参考程度でご覧ください。
ほぼ40秒前半となっています。
これは凄く早い数字だと思います。

1回目：00:43秒
2回目：00:44秒
3回目：00:46秒
4回目：00:44秒
5回目：00:43秒
6回目：00:42秒
7回目：00:46秒
8回目：00:42秒
9回目：00:43秒
10回目：00:42秒

静音性および温度チェック

測定を行った機器は
・騒音：「サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08」
・温度：「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
を使用しました。

測定は以下の5段階で行っています。

・アイドリング時
・動画再生時（Youtubeの動画を20分間連続再生）
・動画エンコード時（Power Director 365でH.264出力）
・ベンチマーク時（ファイナルファンタジーxiv ENDWALKERを30分間ループ実行）

静音性チェック

騒音計測器で計測したところ最大52.3dbでした。

騒音の目安としては「静かな事務所」レベルの静かさで実際に聞いていると殆ど音は聞こえないという印象でした。。

状態	騒音量（db）
アイドリング	35.6
動画再生時	35.9
動画エンコード	52.3
ベンチマーク　FFxiv	48.7

表面温度のチェック

本体側面の温度を測定しました。

測定機器：「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」

最高温度はベンチマーク時で28.9度になっていました。
手で触ってみましたが温度上昇は感じられませんでした。

※気温の高い夏場は温度はさらに上がるものと思います。

	温度（℃）
アイドリング時	25.9
動画再生時	28.9
動画エンコード時	28.7
ベンチマーク時	28.8

HWMonitorによる内部温度チェック

最高温度は91.1度となっています。

低めのレベルの温度上昇の印象ですね。

消費電力のチェック

消費電力の測定を行ってみました。
消費電力は動画エンコード時が最大で67Wattとなっていました。

状態	消費電力（Watt）
アイドリング	5
動画再生時	17
動画エンコード	67
ベンチマーク	57

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5付属ソフトチェック

付属しているソフトは

Lenovo　Vantage

などです。

ネットワーク

本モデルネットワークは
・有線LAN
・Wi-Fi 6対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 &
・Bluetooth® (Realtek 8852BE)

が搭載されています。

Wifi6は最新の11ax（IEEE 802.11ax）を判りやすく呼ぶための新呼称です。

スペック的には最大通信速度9.6Gbpsで対応周波数も2.4GHz帯/5GHz帯の両方に対応しています。
なのでLAN環境がより高速に利用できる規格と言えると思います。

※オプションでWi-Fi 6E対応にアップグレードすることも可能です。

電波が悪い場合などに活用できるアンテナが使えるのも良いと思います。

付属品

付属品としては

• フルサイズ スリム キーボード(109A 日本語、OADG 準拠、USB)
• 光学ホイール マウス(USB)
• フロア スタンド

が用意されています。

・有線キーボード
使い勝手としては普通レベルだと思います。
拘る方は別途用意するのもありだと思います。

・有線マウス
キーボードと同様に使い勝手としては普通レベルだと思います。

・フロア スタンド

セキュリティ

セキュリティ・チップ(TPM) (TCG V2.0 準拠)

などが用意されています。

保証関連

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5は標準でプレミアサポート1年が用意されています。

オプションとして

• プレミアサポート 2年
• プレミアサポート 3年
• プレミアサポート 4年
• プレミアサポート 5年
• プレミアサポート・プラス1年
• プレミアサポート・プラス2年
• プレミアサポート・プラス3年
• プレミアサポート・プラス 4年
• プレミアサポート・プラス 5年

などのサービスが用意されています。

詳しくは購入画面でご確認いただけます。

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5(2024年12月97日時点）
型番	ThinkCentre M75q Tiny Gen 5
CPU	AMD Ryzen™ 7 PRO 8700GE
OS	Windows 11 Home 64bit
グラフィックス	AMD Radeon™ 780M グラフィックス
メモリー	32 GB DDR5-5200MHz (SODIMM) – (2 x 16 GB)
ストレージ	1TB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC OPAL対応
ネットワーク	有線LAN
光学ドライブ	未搭載
インターフェイス	USB 3.2 Gen2　x 2 USB 3.2 Gen2 Type-C HDMI USB 2.0 x 3 USB 3.2 Gen2 イーサネット・コネクター(RJ-45) マイク入力/ヘッドフォン出力コンボ ジャック セキュリティ キーホール 電源コネクター オプショナルポート DisplayPort
本体サイズ	約 36.5×182.9x179mm
本体質量	約 1.25kg (最大構成時)
保証	1年間
オフィスソフト	なし
主な付属品	フルサイズ キーボード(109A 日本語、OADG 準拠、USB) 、光学ホイール マウス(USB) 、フロア スタンド、ACアダプター(65W)および電源コ－ド(接地(アース)端子付き電源プラグ対応)
販売価格	133,375円（税込）、送料無料

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5のレビューまとめ

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5のお勧めポイント

• 省スペースPCなので狭い場所にも設置可能
• 基本スペックが高いのでメインPCとしても活躍可能

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5の気になる点

省スペースPCなので仕方ないのだが拡張性は余りない印象

管理人の総評

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5はCPUに人気のAMD Ryzen™ 7 PRO 8700GE、メモリ32GB搭載なのでメインPCとしても活躍可能な省スペースPCと言えると思います。

ストレージに関しては1TB搭載で2ndストレージもオプションで選択可能なのである程度余裕を持って利用可能です。

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5は使える省スペースPCお探しの方にお勧めしたいモデルです。

 

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5

価格：157,190円～（税込）、送料無料 ＜12/9(土)時点＞

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