今回 IdeaCentre Mini Gen 8をLenovo様のご厚意でレビューする機会を頂きましたので外見・パフォーマンス・使い勝手・付属ソフトなどについて管理人視点でレビューをしていきたいと思います。
※構成・価格などはレビュー時点の内容となりますのでご了承ください。
最初に結論を書いておきますとIdeaCentre Mini Gen 8は、第13世代Intel Hシリーズを搭載したコンパクトなデスクトップPCです。
電源内蔵でスッキリした設置が可能。Thunderbolt 4やHDMI 2.1など豊富なインターフェースを備え、コストパフォーマンスが高いのが魅力です。
静音性も良好で、省スペースで高性能なPCを求める人におすすめのPCです。
まずはIdeaCentre Mini Gen 8の特徴から
このIdeaCentre Mini Gen 8の特徴はIdeaCentre Mini Gen 8は第13世代Intel Hシリーズ搭載のコンパクトPCです。
電源内蔵でスッキリ設置可能でThunderbolt 4やHDMI 2.1など豊富なインターフェースを備え、静音性が高くスリムなモデルだと思います。
IdeaCentre Mini Gen 8の選択できる主な項目は以下のようになっています。
CPU | インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー インテル® Core™ i5-13500H プロセッサー |
---|---|
OS | Windows 11 Home (64bit) |
メモリ | 8GB、16GB(DDR4-3200 ) |
ストレージ | SSD 512GB (PCIe NVMe/M.2) |
グラフィック | CPU 内蔵(インテル® UHD グラフィックス) |
※モデルにより選択できる構成が決まります。
IdeaCentre Mini Gen 8のお勧めの使い方
IdeaCentre Mini Gen 8
- ✔省スペースで快適な作業環境
コンパクトなデザインで、狭い机でも設置可能
縦置き・横置き両対応でレイアウトの自由度が高い - ✔マルチディスプレイ環境の構築
HDMI 2.1やThunderbolt 4を活用し、複数のディスプレイを接続可能
最大8K表示対応で、大画面テレビや高解像度モニターにも接続できる - ✔オフィスワークや一般作業に最適
高性能CPU搭載で、オフィスソフトやブラウジングが快適
静音性が高く、集中して作業できる環境を構築可能
IdeaCentre Mini Gen 8レビュー機材の基本スペック
今回レビューを行うIdeaCentre Mini Gen 8のモデルは以下のようなスペックになっています。
IdeaCentre Mini Gen 8
価格:64,900円~(税込)、送料無料 <5/17(土)時点>
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IdeaCentre Mini Gen 8外観チェック
IdeaCentre Mini Gen 8の外観チェックです。
本体カラー
カラーはクラウドグレーが用意されています。
本体の外観
拡張インターフェイスは前面と背面にあります。
数的にはUSB Type-CやUSB Type-Aが背面を中心に配置されているので足りなくなること余りないと思います。
コンパクトなボディに数多く配置されている印象ですね。
電波状況が良くない場合無線LAN用アンテナを接続できるのも安心感があって良いですよね。
内部へのアクセスは背面のねじを外すだけで簡単にアクセス出来ます。
<<IdeaCentre Mini Gen 8前面>>
①電源ボタン
②USB3.2 Gen2
③USB3.2 Gen2 Type-C
④コンボジャック
<<右側面>>
<<左側面>>
<<背面>>
①有線LAN(RJ-45)
②USB3.2 Gen2
③USB2.0
④Thunderbolt™4 ポート
⑤HDMI 2.1
⑥USB3.2 Gen2
⑦DisplayPort 1.4b
⑧電源ジャック
<<上面・底面>>
赤枠部のボタンを押下すことで上部のパネルを外すことが出来、内部にアクセス可能です。
拡張性
拡張性に関してはスリムな仕上がりですので少なめという印象です。
スロット的には
・メモリスロット
2スロット (空1)
・M.2 スロット:
M.2 2230 x1 (空0)
M.2 2280 x2 (空1)
・PCIスロット なし
となっています。
電源
電源は150W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS® PLATINUM】が標準で用意されています。
IdeaCentre Mini Gen 8 サイズ・質量
本体サイズは : 約195 x 191 x 39mmとコンパクトな仕上がりとなっています。
質量に関しては約1.8kg(最大構成時)となっていますのでかなり軽量だ思います。
IdeaCentre Mini Gen 8 外観チェックのまとめ
IdeaCentre Mini Gen 8はクラウドグレーと落ち着いたカラーが用意されていて持ち運び簡単なのも良いと思います。
拡張性に関してはそれほど多くは有りませんので必要な容量を購入時のカスタマイズで選択されることをお勧めします。
IdeaCentre Mini Gen 8は軽量、省スペースタイプのPCだと思います。
IdeaCentre Mini Gen 8
価格:64,900円~(税込)、送料無料 <5/17(土)時点>
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IdeaCentre Mini Gen 8 パフォーマンスチェック
IdeaCentre Mini Gen 8 基本スペック
メモリ:8 GB DDR4-3200MHz (SODIMM)
ストレージ:512 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC
グラフィックス:CPU内蔵 (インテル® UHD グラフィックス)
IdeaCentre Mini Gen 8 パフォーマンスチェック
CPU:インテル® Core™ i5-13420H プロセッサー 、メモリ:8GB、ストレージ:512 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC、グラフィック:CPU内蔵 (インテル® UHD グラフィックス)となっています。
まずまずのスペックなので良いスコアが期待できると思います。
当サイトで行った実機レビューの結果に基づくPCの選び方情報です。(ベンチマークスコア有り)
⇒当サイト 実機レビュー結果からみた PCの選びかた
※インテル® Core™ i5-13420H プロセッサーのデータ
インテル® Core™ i5-13420H プロセッサー | |
---|---|
コア/スレッド数 | 8/12 |
Efficient-core のターボ・ブースト利用時の 最大フリークエンシー |
3.40 GHz |
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 | 最大4.60 GHz |
キャッシュ | 12 MB Intel® Smart Cache |
プロセッサーのベースパワー | 45 W |
スレッド数は12なのでタスクマネージャーではこのように表示されます。
performance Test10 による測定結果
3060点と良いスコアだと思います。
CINEBENCHによる測定結果
CINEBENCHはR23
ゲーム関連ベンチマーク
ゲーム用にベンチマーク スコアを測ってみました。
結果としてはかなる軽いゲームであれば遊べそうです。
ファイナルファンタジーXIV: 黄金の遺跡
1920×1080 高品質デスクトップPC: 1161(設定変更が必要)
1920×1080 標準品質デスクトップPC: 1717(設定変更が必要)
ファイナルファンタジーXV
この重いベンチマークですが解像度を落としても遊ぶことは難しそうですね。
1920×1080 軽量品質: 1165(動作困難)
1280×720 軽量品質: 1915(動作困難)
ドラゴンクエストX
かなり軽めのゲームですので遊ぶことは大丈夫そうですね。
1920×1080 最高品質: 4268(普通)
1920×1080 標準品質: 4225(普通)
3DMARK
こちらもまずまずのスコアになっています。
Night Raidによる測定結果
Fire Strikeによる測定結果
Fire Strike EXTREMEによる測定結果
CPU PROFILEによる測定結果
STORAGE BENCHIMARKによる測定結果
Steel Nomad Lightによる測定結果
PCmark 10による測定結果
PCmark 10 Advanced Editionによる測定結果
写真&イラスト関連パフォーマンス
RAWデータ現像パフォーマンス
Adobe Lightroom Classic CC で100枚一括現像を行ってみました。
※RAWデータはCanon EOS R6で撮影
結果は3分09で現像は終了しました。
これは比較的早いレベルの成績だと思います。
Photoshop CCでのパフォーマンス
上記RAWデータをもとに写真編集を行ってみましたが普通に操作出来ました。
今話題のPhotoshop CCに付属しているCamera Rawでのスーパー解像度は2分で出来るようです。
若干時間が掛る印象ですね。
ストレージ情報
容量的にはSSD 512GBで空き容量はSSD 429GBとなっていますのである程度余裕のあるの容量だと思います。
搭載されているSSDはSAMSUNG製のようです。
※今後変更になる場合もあると思います。
Crystal Diskmarkによる測定です。
通常のHDDが100MB/s位なのでだいたい59倍以上早い結果になっています。
やはり「PCIe NVMe/M.2」規格は爆速ですね。
CPU Zの情報
再起動テストによるパフォーマンス測定
10回測定を行いました。
このテストは毎回多少前後するので参考程度でご覧ください。
ほぼ40秒後半となっています。
これは凄く早い数字だと思います。
1回目:53秒
2回目:49秒
3回目:50秒
4回目:52秒
5回目:47秒
6回目:49秒
7回目:47秒
8回目:47秒
9回目:48秒
10回目:47秒
静音性および温度チェック
測定を行った機器は
・騒音:「サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08」
・温度:「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
を使用しました。
測定は以下の5段階で行っています。
・アイドリング時
・動画再生時(Youtubeの動画を20分間連続再生)
・動画エンコード時(Power Director 365でH.264出力)
・ベンチマーク時(ファイナルファンタジーxiv ENDWALKERを30分間ループ実行)
静音性チェック
騒音計測器で計測したところ最大49.6dbでした。
騒音の目安としては「静かな図書館」レベルの静かさで実際に聞いていると殆ど音は聞こえないという印象でした。。
状態 | 騒音量(db) |
---|---|
アイドリング | 43.0 |
動画再生時 | 44.7 |
動画エンコード | 49.6 |
ベンチマーク FFxiv | 45.8 |
表面温度のチェック
本体側面の温度を測定しました。
測定機器:「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
最高温度はベンチマーク時で28.9度になっていました。
手で触ってみましたが温度上昇は感じられませんでした。
※気温の高い夏場は温度はさらに上がるものと思います。
温度(℃) | |
---|---|
アイドリング時 | 25.4 |
動画再生時 | 28.0 |
動画エンコード時 | 35.6 |
ベンチマーク時 | 35.5 |
HWMonitorによる内部温度チェック
最高温度は127度となっています。
少し高めの印象ですね。
消費電力のチェック
消費電力の測定を行ってみました。
消費電力は動画エンコード時が最大で59Wattとなっていました。
状態 | 消費電力(Watt) |
---|---|
アイドリング | 5 |
動画再生時 | 12 |
動画エンコード | 59 |
ベンチマーク | 40 |
IdeaCentre Mini Gen 8付属ソフトチェック
付属しているソフトは
Lenovo Vantage
Lenovo Now
Smart Storage(server)
などです。
ネットワーク
本モデルネットワークは
・有線LAN
・Wi-Fi 6対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 &
・Bluetooth v5.2
が搭載されています。
Wifi6は最新の11ax(IEEE 802.11ax)を判りやすく呼ぶための新呼称です。
スペック的には最大通信速度9.6Gbpsで対応周波数も2.4GHz帯/5GHz帯の両方に対応しています。
なのでLAN環境がより高速に利用できる規格と言えると思います。
付属品
付属品としては
- 電源コード(アース端子付き)
- フロア スタンド
- マニュアル類、購入証明書
などが用意されています。
・電源コード(アース端子付き)
・フロア スタンド
保証関連
IdeaCentre Mini Gen 8は標準で引き取り修理 1年が用意されています。
オプションとして
- 引き取り修理 2年
- 引き取り修理 3年
- 引き取り修理 4年
- プレミアサポート 1年
- プレミアサポート 2年
- プレミアサポート 3年
- プレミアサポート 4年
- プレミアサポート・プラス1年
- プレミアサポート・プラス2年
- プレミアサポート・プラス3年
- プレミアサポート・プラス 4年
などのサービスが用意されています。
詳しくは購入画面でご確認いただけます。
IdeaCentre Mini Gen 8(2025年5月17日) | |
型番 | 90W2004WJM |
CPU | インテル® Core™ i5-13420H プロセッサー (Eコア 最大 3.40 GHz Pコア 最大 4.60 GHz) |
OS | Windows 11 Home 64bit |
グラフィックス | CPU内蔵 (インテル® UHD グラフィックス) |
メモリー | 8 GB DDR4-3200MHz (SODIMM) |
ストレージ | 512 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
ネットワーク | 有線LAN+Wi-Fi 6対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)+Bluetooth v5.2 |
光学ドライブ | 未搭載 |
インターフェイス | USB3.2 Gen2 x 3 USB2.0 x 1 USB3.2 Gen2 Type-C x 1 Thunderbolt™4 ポート x 1 HDMI 2.1 DisplayPort 1.4b コンボジャック 有線LAN(RJ-45) |
本体サイズ | 約 195 x 191 x 39mm |
本体質量 | 約 1.8kg |
保証 | 1 年間 引き取り修理 |
オフィスソフト | なし |
主な付属品 | 電源コード(アース端子付き)、マニュアル類、購入証明書 (梱包箱の外側に貼 られています) など |
販売価格 | 64,900円(税込)、送料無料 |
IdeaCentre Mini Gen 8のレビューまとめ
IdeaCentre Mini Gen 8のお勧めポイント
- コンパクトなデザイン
縦置き・横置きの両方に対応し、限られたスペースでも設置可能。インテリアに調和するスタイリッシュなデザイン。 - 高性能な処理能力
第13世代Intel® Core™プロセッサーを搭載し、快適な作業環境を提供。高速SSDと十分なメモリでスムーズな動作を実現。 - 豊富な接続端子
Thunderbolt™ 4、HDMI、DisplayPortなどの多彩なポートを備え、複数のモニターや周辺機器との接続が可能。
IdeaCentre Mini Gen 8の気になる点
- グラフィック性能の限界
CPU内蔵のインテル® UHD グラフィックスを採用しており、ゲームや動画編集などの高負荷な作業には向かない。 - 拡張性の制限
コンパクトな設計のため、内部の拡張スロットが限られており、カスタマイズの自由度が低い。
管理人の総評
IdeaCentre Mini Gen 8は、第13世代Intel Hシリーズを搭載したコンパクトなデスクトップPCです。
電源内蔵でスッキリした設置が可能です。
Thunderbolt 4やHDMI 2.1など豊富なインターフェースを備えいてコストパフォーマンスが高いのも魅力です。
静音性も比較的良好ですが、冷却性能に若干課題があり、専用GPU非搭載のためゲームや動画編集には不向きです。
IdeaCentre Mini Gen 8は使える省スペースPCお探しの方にお勧めしたいモデルです。
IdeaCentre Mini Gen 8
価格:64,900円~(税込)、送料無料 <5/17(土)時点>
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