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【実機レビュー】Lenovo Yoga Slim 7 Gen 10 (14″ AMD) | 名前に惑わされるな。これは「極薄・爆速」の正統派クラムシェルだ

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「Yoga」と聞いて、画面がくるっと360度回転する2-in-1 PCを想像した方は、少し立ち止まってください。

今回レビューする「Lenovo Yoga Slim 7 Gen 10 (14″ AMD)」は、その名の通り「Yoga(柔軟性)」シリーズの系譜にありながら、形状としては純粋なクラムシェル(一般的なノートPC形状)です。タブレットモードにはなりません。

しかし、その紛らわしさを補って余りあるのが、13.9mmという驚異的な薄さと、AMD Ryzenプロセッサによる圧倒的なパフォーマンスです。OLED(有機EL)ディスプレイの美しさと、実際に使ってわかった「熱」の挙動まで、包み隠さずレビューします。

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デザインとビルドクオリティ:カバンに入れたことを忘れる薄さ

まず手に取って驚くのは、その薄さと軽さです。最薄部は公称値で約13.9mm。実際に持ってみても、書類ファイルのような感覚で脇に抱えられます。

アルミ筐体の質感は非常に高く、剛性感もしっかりしています。「Slim」の名に恥じない仕上がりで、カフェで開いても様になるスタイリッシュさがあります。

180度開くヒンジが意外と便利

特筆すべきは、ディスプレイが180度(水平)まで完全に開くことです。
対面の商談で画面を相手に見せたり、ソファで膝上に置いて作業する際に最適な角度に調整できたりと、2-in-1でなくとも「Yoga」らしい柔軟性は健在です。

上面

14型ですのでセミB5サイズノートより大きいですね。

底面

Lenovo Yoga Slim 7 Gen 10の基本スペック

項目 仕様(カスタマイズ範囲) レビュー機の構成
プロセッサー AMD Ryzen™ AI 5 340 /
Ryzen™ AI 7 350
AMD Ryzen™ AI 7 350
OS Windows 11 Home 64bit Windows 11 Home 64bit
メモリー 16GB / 32GB
(LPDDR5X-7500MT/s)
32GB
ストレージ 512GB / 1TB SSD
(PCIe NVMe Gen4)
1TB SSD
ディスプレイ 14.0型 2.8K OLED (2880×1800)
120Hz / マルチタッチ対応
14.0型 2.8K OLED
(2880×1800)
グラフィックス AMD Radeon™ 860M
(CPU内蔵)
AMD Radeon™ 860M
カメラ FHD 1080p + IRカメラ
電子式シャッター付
FHD 1080p + IRカメラ
電子式シャッター付
バッテリー 4セル リチウムイオン (72.04Wh) 72.04Wh
本体カラー タイダルティール タイダルティール
重量 約 1.28kg~ 約 1.28kg
※レビュー機の構成は太字で記載

ディスプレイ:2.8K OLEDの「黒」に魅せられる

本機の最大のハイライトと言えるのが、14.0型の2.8K OLED(有機EL)ディスプレイです。解像度は2880×1800。

感想を一言で言えば、「とにかく綺麗」です。
一般的なIPS液晶とは次元が違い、黒が本当に「真っ黒」に沈み込みます。コントラスト比が高いため、動画視聴はもちろん、写真編集などのクリエイティブ作業でも正確な色味を確認できます。

キーボードとトラックパッド:薄型でも妥協なし

13.9mmという薄型筐体ですが、キーボードの打鍵感は犠牲になっていません。
ストロークは浅めですが、クリック感がしっかりあり、比較的違和感なく使えるキーボードです。配列に変な癖も少なく、長文入力でもストレスは溜まりにくいでしょう。

ただし、高負荷時の熱には注意が必要です。後述するベンチマーク中、キーボード表面の温度が高くなる傾向が見られました。薄型筐体の宿命ですが、夏場の長時間作業では少し手が熱く感じるかもしれません。

キーボード アップ

オーディオ

スピーカーは薄型筐体に配置されていますが、Web会議の声などは非常に聞き取りやすいチューニングです。音楽鑑賞用としては低音が少し控えめですが、実用性は十分です。

パフォーマンス検証:薄型ボディに秘めた怪力

ここではベンチマークテストや実務ソフトを使った検証結果を詳細に解説します。

(1) 基本スペック確認

まずは搭載されているプロセッサを確認します。

  • CPU: AMD Ryzen AI 7 350

(2) ベンチマークスコア分析

テスト項目 スコア/結果 評価
CINEBENCH R23 Multi: 15,928 / Single: 1,959 非常に高い
デスクトップ並みの処理能力。
PCMark 10 Standard: 7,869 オフィス作業には十分すぎる性能。
3DMark Fire Strike 総合: 2,416 / Graphic: 7,317 内蔵GPUとしては健闘。
軽いゲームなら動作可能。
FF14 黄金のレガシー 6,011 (FHD/高品質) 「やや快適」判定。
設定次第で遊べる。
SF6 (Street Fighter 6) Low: 100/100 低設定なら格闘ゲームもフルフレームで動作。

CINEBENCH R23のマルチスコア15,928は圧巻です。動画編集やRAW現像といった重い作業もこなせるパワーがあります。
消費電力のメリハリも印象的で、実測値でアイドル時は約5Wと省電力ですが、最大負荷時は66Wまで跳ね上がります。必要なときに一気にパワーを出すチューニングです。

(3) クリエイティブ性能・実務テスト

数値だけでなく、実際にソフトを動かした体感をチェックしました。

  • Lightroom Classic (RAW現像):
    RAWデータ10枚の書き出しにかかった時間は51秒でした。1枚あたり約5.1秒。大量の写真を処理しても待たされ感は少ないでしょう。
  • Photoshop:
    一般的な写真補正やレイヤー操作を行いましたが、操作感は普通レベルです。特筆する遅延はなく、標準的な快適さで作業できます。
  • 再起動テスト:
    再起動にかかる時間(10回平均)は51.0秒でした。爆速とは言えませんが、ストレスを感じるほどではありません。

(4) ストレージ性能

  • Read: 6584MB/s)
  • Write: 5549MB/s]
  • 初期空き容量: 388GB / 総容量: 512GB

最近は外付けでも高速なSSDが販売されているので、もし足りなくなった場合はそちらで対応をするという方法もあるかと思います。

例:管理人が常用している、SanDiskのポータブルSSD

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(5) 冷却・動作音

パワーがある分、冷却ファンはしっかり回ります。
高負荷時には騒音計で48.2dbを記録しました。「サーッ」という風切り音が明確に聞こえるレベルです。静かな図書館などでは、パフォーマンスモードを調整するなどの配慮が必要かもしれません。

ソフトウェアと機能

プリインストールされている管理ソフトは、バッテリー保護やドライバ更新に役立ちます。余計なブロートウェアは少なく、セットアップ後すぐに業務に使えるクリーンな環境です。

導入されている主なソフトウエア

Lenovo Vantage

電子マニュアル

セキュリティ:ビジネス視点でのチェック

仕事で使う上で避けて通れないセキュリティ機能について、3つの視点から検証します。

(1) 物理セキュリティ:電子式シャッターとロック穴の不在

Webカメラにはプライバシーシャッターが搭載されていますが、本機は側面のスイッチで回路を遮断する「電子式」を採用しています。

▲ 物理的なスライドカバーではなく、スイッチ一つでカメラへの通電をカット(電子シャッター)。ハッキングによる盗撮を根本から防ぎます。

一方で、注意が必要なのがケンジントンロック(セキュリティスロット)が無い点です。

▲ 側面にはロック穴がありません。カフェでの離席時や、ワイヤーロックが必須のオフィス環境では、盗難対策に別途工夫が必要です。

(2) 内部・システムセキュリティ(カタログ評価)

外見からは分かりませんが、本機は仕様上TPM 2.0に準拠しています(メーカー公表スペック準拠)。
これにより、Windows 11 Pro等で利用可能なBitLocker(ドライブ暗号化)の要件を完全に満たしています。万が一の紛失・盗難時でも、ストレージを抜き出されてデータが読み取られるリスクを最小限に抑えられるため、企業の持ち出し端末としても合格点を与えられます。

(3) 認証・ユーザビリティ

生体認証は顔認証(Windows Hello)に対応しています。
指紋認証センサーは非搭載ですが、顔認証の精度・速度は実用十分。画面を開くだけでログインできるスムーズさは、毎日の作業効率を地味ながら確実に上げてくれます。

セキュリティ仕様一覧

カテゴリ 機能・仕様 備考
物理セキュリティ プライバシーシャッター (電子式) 側面にON/OFFスイッチあり
物理セキュリティ ケンジントンロックなし 非搭載 (注意点)
生体認証 顔認証 (IRカメラ) Windows Hello 対応
生体認証 指紋認証なし 非搭載
システム・暗号化 TPM 2.0 準拠 BitLocker暗号化 対応

ネットワークとインターフェース

インターフェースはUSB Type-Cが主体です。薄さを優先しているため、HDMIやUSB Type-Aの数は限られます。

バッテリー寿命と充電性能:緊急時の回復力が凄い

バッテリー容量は72Wh(72,040 mWh)と、14インチクラスとしては大容量です。
ベンチマークの項でも触れましたが、アイドル時の消費電力が約5Wと非常に低く抑えられているため、軽作業であれば長時間の駆動が期待できます。

さらに、特筆すべきは充電速度です。
バッテリー残量0%(稼働不可)の状態から30分間充電を行ったところ、46%まで回復しました。朝の支度中や、外出先のカフェでの短時間の充電でも、半日分程度の電力は確保できる計算です。
また、付属のACアダプタは新型のコンパクトタイプなので、持ち運びも苦になりません。

価格とコストパフォーマンス

直販モデル販売価格:158,730円⇒139,682円(税込・送料無料)〜

※2026年2月19日時点のEクーポン適用価格

本機は決して「激安PC」の類ではありませんが、2.8K OLEDパネル、次世代のRyzen AIプロセッサ、そして72Whの大容量バッテリーという構成を考えれば、コストパフォーマンスは極めて高いと言えます。

特にこの価格帯で、このレベルのディスプレイ品質と薄型軽量ボディを両立している選択肢は他に少なく、クリエイティブな作業を並行して行うユーザーにとっては、投資に見合うだけの価値が十分にある一台です。

保証とサポート

標準で1年間の引き取り修理保証が付帯します。Lenovoはオプションで延長保証、アクシデントダメージプロテクション(落下や水濡れ対応)も充実しているため、持ち運びが多い方は追加加入を検討しても良いでしょう。

お勧めの使い方

  • 移動の多いクリエイター: 色再現性の高いOLEDと、どこへでも持っていける軽さは最強の武器です。
  • ノマドワーカー: バッテリー持ちが良く、急速充電も優秀。コンパクトなACアダプタも相まってカフェ作業に最適です(ロック穴がないので離席には注意)。
  • × お勧めしない人: タブレットとしても使いたい人(これは2-in-1ではありません)。静音性を最重視する人(高負荷時のファン音は大きめです)。

総評・まとめ

「Yoga Slim 7 Gen 10」は、名前による「2-in-1という誤解」さえ解ければ、非常に完成度の高いモバイルノートPCです。

良い点

  • 圧倒的に美しい2.8K OLEDディスプレイ
  • 13.9mmの薄さと、持ち運びやすい軽量ボディ
  • アイドル時5W、最大66Wのメリハリある高性能
  • 30分で46%回復する頼もしい急速充電
  • 新型のコンパクトなACアダプタ
気になった点

  • 高負荷時にキーボード表面が熱くなる
  • ファンノイズが少し大きめ (48.2db)
  • ケンジントンロック穴がない

「薄くて、軽くて、画面が綺麗で、速い」。
PCに求めるこの4つの願いを、高い次元でバランスさせた一台。ビジネスからクリエイティブまで、場所を選ばず活躍してくれる相棒になるでしょう。

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