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管理人 自宅LAN 10Gbps化計画 完全失敗なのか!?

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自宅のLANが遅いと感じられたことはありませんか?
管理人は最近遅いので困っています。
正確に言うと遅いのではなくて管理人の使い方に合わなくなってきたというのが合っています。

管理人の自宅は現在Wifi接続で利用しています。

で管理人の使い方と言うのが。。
外出が多いのでメインはモバイル利用が可能な軽量なノートPCを利用しているのですが最近Adobe Photoshopのバージョンが新しくなって動作がもっさりしていると感じていました。
そこでもっとパワーのあるデスクトップPCでAdobe Photoshopを使えば快適に使えるのにと思っていたのですが編集をする写真データはノートPCに取り込んでいるのでデスクトップPCで編集するためにコピーして移動されるなどの操作が煩雑で挫折していました。

もちろんWindowsのファイル共有機能を利用すればノートPCのデータをデスクトップPCで直接編集出来るのですがネットワーク経由だとレスポンスが悪くなるのでこちらの方法も採用できていませんでした。

この問題を解決するには。。。
そう単純にLANを早くすれば良い!
という結論いたり今回の企画です。

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自宅LANを10Gbpsするために

ネットで調べた限り現時点で個人で構築する最高速度は10Gbpsかなという感触を得ました。
現在管理人の所有している機器での最高速度1Gpsなので約10倍になるという目標です。

自宅LANを10Gbpsするために考えた構成

今回実現したいのは2台のパソコン間のLANの高速化なので2台のPCを有線LANで接続する構成とします。
なぜ有線LANかというと無線LANと違って全2重(上り、下り同時通信可能)なので高速な通信が可能という理由とそもそも10Gbps通信可能なのは有線LANの規格しかないという点です。
※無線のWifi6(IEEE 802.11ax)は最大9.6Gbpsですが現在パソコンに搭載されている無線LANアダプターはアンテナの数の関係で最大で2.4Gbpsが最速となっています。

必要なものとしては

  • HUB(10Gbps対応)
  • LANアダプター(10Gbps対応)
  • LANケーブル(10Gbps対応)

が想定されます。

補足:新しく導入するHUBは自分に接続されている機器を判別して通信の相手先も自分に接続されている場合は直接通信を行う機能があるものを選定

自宅LANを10Gbpsするために考えた具体的な構成

まず利用しているPCの情報から

・New XPS 13(9380)

CPU:第8世代インテル® Core™ i7-8565U プロセッサー
OS:Windows 11 Home
メモリー:16GB LPDDR3 2133MHz
ディスプレイ:13.3インチ 4K Ultra HD (3840×2160) InfinityEdge タッチ ディスプレイ
グラフィック:インテル® UHD グラフィックス 620 共有 グラフィックス メモリー 付き
ストレージ:512GB M.2 PCIe NVMe SSD

レビュー記事はこちらからご確認頂けます。

4k メモリ16GB搭載 New XPS 13(9380) 自腹購入レビュー
今回 New XPS 13(9380) を自腹購入しましたので外見・パフォーマンス・使い勝手・付属ソフトなどについて管理人視点でレビューをしていきたいと思います※構成・価格などはレビュー時点の内容となりますのでご了承ください。 最初に結論を...

・Lenovo Legion C730

CPU:インテル® Core™ i9-9900K
OS:Windows 11 Home
メモリ:32GB  DDR4
ストレージ:SSD 512GB+HDD 2TB
グラフィックス:NVIDIA® GeForce® RTX™ 2080

レビュー記事はこちらからご確認頂けます。

Lenovo Legion C730 VS Dell XPS13 使ってみた感想
最近Lenovo Legion C730を長期利用する機会に恵まれていて、その感想を書いていきたいと思います。「Lenovo Legion C730」は既に販売終息している製品なので詳しいレビューを欲している方は居られないと思いますので今回...

※両モデルとも初期導入OSはWindows 10 HomeですがWindows 11 Homeへバージョンアップしています。

HUB(10Gbps対応)の選定

10Gbps対応のHUB意外に価格が高いんですよね。
正直選定には悩みました。

チェックポイントとしては

  • 価格
  • ポート数(10Gbps対応)
  • 利用時の温度
  • 利用時の音

などを考えました。

価格は当然廉価な方が嬉しいのですが企業向けの製品が殆どなので結構なお値段のものが多いです。
ポート数に関しては2台のPCとルーターからの接続が必要なので3ポート以上となります。
利用時の温度、音に関しては利用する際に温度上昇でパフォーマンスが落ちたりファンの音が大きくて気になると使いづらいと思います。
特に音は基本24時間電源オンの状態なので自宅で利用する際には注意が必要です。
最悪音がうるさくで寝づらいなどという事も起こりかねません。

具体的に選定したのは

「NETGEAR ラックマウント型 アンマネージ スイッチングハブ XS505M」です。

https://amzn.to/3Mslp2W

です。

価格的には5万円台と自宅用としては少し高いですが、5ポート(10Gbps対応)なので今回の要件に十分に対応出来ます。
Bandwidth(HUB全体の処理能力)もカタログ上100 Gbpsとなっているので十分に余裕を持って対応出来そうです。

ただVLANには対応していないのでVLANが必要な方は要注意です。

基本スペック

メーカー ネットギア
商品モデル番号 XS505M-100AJS
ポート数 100M/1G/2.5G/5G/10G RJ-45 copper ports x 4
10G SFP+ ports x 1
Bandwidth 100Gbps
サイズ 328×169×43.2 mm
重量 1.38 kg

・上面

・セミB5サイズノートと比べてみました。

・裏面

・前面
このモデルはLANケーブルの刺し口が面々にあります。
現在のリンク状態が一目で判るので良いという場合もあるとお見ますが前面にケーブルが伸びてしまうので使いづらいと感じる方も居られると思います。
このあたりは好みが有りそうですね。

差し込み口のアップです。
ランプの点灯の仕方でリンク速度を確認することが出来ます。

3番は5Gbps、1番は1Gbpsとなっています。

・後面
こちらには電源の刺し口が有ります。

・両側面

LANアダプター(10Gbps対応)の選定

今回利用するパソコンは

  • Lenovo Legion C730:有線LAN(1Gbps)
  • New XPS 13(9380):有線LAN(無し)

ですので10Gbpsには対応していませんので2台とも増設する必要が有ります。

実はLenovo Legion C730はデスクトップなのでPCI Expressバスに装着可能な商品を考えていたのですがなんとよく見ると空きがありませんでした。
正直やってしまいました。
仕方がないのでNew XPS 13(9380)と同様にUSB-TYPE Cに装着するアダプタを検討することにしました。

という事になってしまったのでUSB-TYPE Cで10Gbps対応のものを探したのですが意外に対応製品が少ないんですよね。
以前レビューしたことのあるStarTech.comの「TB310G」位しかない状態でした。
この商品4万円以上しますし、レビューした際に温度上昇で触れないくらいになってしまったので正直自宅で利用するには厳しいなと思っていました。

ノートPCで10GbE TB310G 爆速LAN環境を実現!
ノートPCで最大10Gbpsの爆速を実現できるTB310Gのレビューです。 やはりLANが速いのは正義ですよ。 Thunderbolt 3対応でないと使えないのは難点ですが性能はバッチリです。

なので仕方なく5Gbps対応のPlanex  USBC-LAN5000Rで妥協することにしました。

基本スペック

メーカー プラネックスコミュニケーションズ
商品モデル番号 USBC-LAN5000R
I/F USB-TYPE C
サイズ 9.1 x 3.5 x 1.6 cm
重量 52 g

ケーブル面と差込口面

横から

サイズを実測してみました。

表面です。

裏面です。

LANケーブル(10Gbps対応)の選定

LANケーブルの規格を簡単に纏める下表のようになります。
10Gbps対応のケーブルは「CAT.6A」以降のものになります。
※5Gbpsでも同様
「CAT.7」以降はコネクタの形状が異なるので今回購入した「Planex  USBC-LAN5000R」で利用できる「RJ-45」対応のものは「CAT.6A」となります。

規格 通信速度 伝送帯域 シールド有無 コネクタ形状
CAT.5 100Mbps 100MHz UTP RJ-45
CAT.5e 1Gbps 100MHz UTP RJ-45
CAT.6 1Gbps 1Gbps UTP RJ-45
CAT.6A 10Gbps 500MHz UTP/STP RJ-45
CAT.7 10Gbps 600MHz STP ARJ45/GG45/TERA
CAT.7A 10Gbps 1,000MHz STP ARJ45/GG45/TERA
CAT.8 40Gbps 2,000MHz STP ARJ45/GG45/TERA

今回選んだのはBUFFALOのBSLS6AFU10BKです。
長さはあまり必要が無かったので1mを選択しました。

自宅LANを高速化した結果

まずLANのリンク速度を確認すると5Gbpsになっています。

※高速化後
※高速化前

ストレージの速度を測定するベンチマークソフト「CrystalDiskMark」で高速化前と後を測定してみました。
高速化前(Wifi5で接続)はReadで23.84MB/sですが高速化後は412.99MB/sと大幅に速度向上してくれました。
Gbpsで表記すると約3.3Gbpsなのでまずまずの速度では無いかと思います。

※テストはWinodwsのファイル共有機能を利用してドライブにネットワークフォルダを割り当てて実施しています。

412.99MB/sはSATA接続のSSDどほぼ同じ速度なのでネットワーク接続を感じさせない速度だと思います。

※高速化後
※高速化前

Winodwsのファイル共有機能を利用して実際にファイル転送も行ってみました。
速度はかなり出ていて最高で200MB/s以上軽く出ていました。

また懸念していたHUBの温度や音に関しては30分程度データのコピーを行ったのちに計測したところ
実測値で表面温度35度で音は45.2dbでしたので想定していたよりも良い結果となっています。
今のところ音も気にならなくてぐっすり眠れています。

自宅LANを高速化した感想

当初目論んでいた10Gbps化は実現出来ませんでしたが5Gbpsは実現出来たのである程度満足しています。
Adobe Photoshopを実際使ってみてもファイルへのアクセスの遅延は感じないで使うことが出来ているので使い勝手的には目標達成と言えると思います。

10Gbps化へのコストはまだまだ廉価とは言えないですがネットワークの高速化を狙っている方には面白い選択肢だと思います。

今回利用した機器

・NETGEAR ラックマウント型 アンマネージ スイッチングハブ XS505M」

・Planex  USBC-LAN5000R

・BUFFALOのBSLS6AFU10BK

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