今回V15 Gen 4 AMD をLenovo様のご厚意でレビューする機会を頂きましたので外見・パフォーマンス・使い勝手・付属ソフトなどについて管理人視点でレビューをしていきたいと思います。
※構成・価格などはレビュー時点の内容となりますのでご了承ください。
最初に結論を書いておきますとV15 Gen 4 AMD は液晶に「15.6型 FHD IPS液晶 (1920×1080、16:9) 、光沢なし」液晶搭載のコストパフォーマンスが高いスタンダードタイプのノートPCです。
CPUは人気のAMD Ryzenリーズ搭載で5万円台から購入出来るパフォーマンスにも優れたお勧めのモデルだと思います。
まずはV15 Gen 4 AMD の特徴から
このV15 Gen 4 AMD の特徴は比較的軽量な15.6型液晶搭載モデルなので大画面モバイルノートとしても活用可能です。
V15 Gen 4 AMD の選択できる主な項目は以下のようになっています。
CPU |
AMD Athlon Silver 7120U AMD Ryzen 3 7320U AMD Ryzen 5 7520U |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit (日本語版) |
メモリ | 8 GB LPDDR5-5500MHz (オンボード) |
ストレージ | 256GB SSD(PCIe NVMe/M.2) |
液晶 | 15.6型 FHD IPS液晶 (1920×1080、16:9) 、光沢なし |
グラフィック | AMD Radeon 610M グラフィックス |
※構成はモデルにより決まります。
V15 Gen 4 AMD のお勧めの使い方
V15 Gen 4 AMD
- ✔初めてのノートPCとして
購入しやすい価格設定なので初めての方にもお勧めです - ✔メインPCとして
基本スペックも高いのでメインPCとして利用可能です
V15 Gen 4 AMD レビュー機材の基本スペック
今回レビューを行うV15 Gen 4 AMD のモデルは以下のようなスペックになっています。
V15 Gen 4 AMD
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V15 Gen 4 AMD 外観チェック
V15 Gen 4 AMD の外観チェックです。
本体カラー
カラーは落ち着いたブラックですね。
左側に「Lenovo」のロゴマークがあります。
液晶画面
画面の解像度は「15.6型 FHD IPS液晶 (1920×1080、16:9) 、光沢なし」となっています。
<<正面>>
「15.6型 FHD IPS液晶 (1920×1080、16:9) 、光沢なし」なので綺麗で詳細な画像が楽しめる仕上がりの液晶となっています。
視野的もかなり広いと思います。
<<斜めから>>
<<さらに斜めから>>
この角度でもかなり見えていますね。
Spyder Elite(カラーセンサー)による色域測定結果
V15 Gen 4 AMD はsRGBで62%、adobeRGBで46%と通常のノートパソコンがsRGBで70%位なので少し低めの数字となっています。
色域を重視される写真や動画編集などの用途には向かないかもしれないですね。
本体の外観
<<V15 Gen 4 AMD 正面>>
V15 Gen 4 AMD はUSB Type-Cと通常のUSBが用意されているので最新のアクセサリも活用可能です。
通常のUSBがあると手持ちの有線マウスなどの活用が簡単なのも良いですよね。
<<右側面>>
①USB 3.2 Gen1
②有線LAN(RJ-45)
③セキュリティキーホール
<<左側面>>
①電源コネクタ
②USB 3.2 Gen1
③HDMI
④USB 3.2 Gen1 Type-C
⑤マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
<<背面>>
<<上から>>
15.6型ですのでセミB5サイズノートよりは大きいですね。
<<裏面>>
<<高さ>>
高さは19.9mm(最薄部)となっていますので本と同じ位ですね。
2㎝以下だとカバンに入れての持ち運び時にもあまり嵩張らないので良いですよね。
<<液晶 光の反射の確認>>
光の反射が強いと外出先で利用する際に光の反射が気になって画面が見辛いなど起こる可能性もあるのでモバイル利用を想定されている方は要チェックです。
・電源を入れていないとき
・電源を入れているとき
キーボード&タッチパッド
キーボードは「フルサイズ・キーボード (6 列)、105 キー (テンキー、Fn キー、PgUp キー、PgDn キー、Windows キー)、JIS 配列、マルチタッチパッド」となっていて違和感のない配置なので使いやすいと思います。
「H」キーの大きさは実測で15.31㎜でした。
・全体
・右側
・左側
キーボードアップ
キータッチもなかなか良いです。
タッチパッド広くて使い易い印象です。
キーボード右上部
キーボード左上部
画面の角度
V15 Gen 4 AMD は水平まで傾けることが可能です。
WEBカメラ
本モデルには (前面:HD 720p カメラ、プライバシーシャッター付き)が搭載されています。
セキュリティ的にもプライバシーシャッターが付いているのは良いですよね。
昨今WEB会議などを利用する機会が多い方も居られると思いますが、HD画質であれば綺麗な画像で参加できるのでは無いかと思います。
AC電源
電源はコンパクトな65Wのコンパクトな物が採用されています。
V15 Gen 4 AMD 質量
本体は約1576gでした、ホームページ上の数値は約1.65kg~なのでカタログ値より少し軽いですね。
AC電源は336gです。
本体+AC電源では1913gでした。
AC電源と合わせて1913gなので15.6型ノートPCとしては比較的軽量だと思います。
比較的軽いので大画面モバイルノートとして利用したい方にもお勧めのモデルだと思います。
V15 Gen 4 AMD 外観チェックのまとめ
V15 Gen 4 AMD は液晶に「15.6型 FHD IPS液晶 (1920×1080、16:9) 、光沢なし」が搭載されている詳細な画像を楽しめるスタンダードタイプのノートPCです。
液晶の色域に関しては少し低めの数字なので色が重要な写真編集やイラスト作成などの用途には向かないかもしれないですね。
本体のカラーは落ち着いたイメージのブラックなので安心して使えると思います。
V15 Gen 4 AMD
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V15 Gen 4 AMD パフォーマンスチェック
V15 Gen 4 AMD 基本スペック
メモリ:8GB (オンボード) LPDDR5
ストレージ:SSD 256GB (PCIe NVMe)
グラフィックス:AMD Radeon 610M グラフィックス
V15 Gen 4 AMD パフォーマンスチェック
CPU:AMD Ryzen 5 7520U 、メモリ:8GB (オンボード) LPDDR5、ストレージ:SSD 256GB (PCIe NVMe)、グラフィック:AMD Radeon 610M グラフィックスとなっています。
当サイトで行った実機レビューの結果に基づくPCの選び方情報です。(ベンチマークスコア有り)
⇒当サイト 実機レビュー結果からみた PCの選びかた
※AMD Ryzen 5 7520U プロセッサー
AMD Ryzen 5 7520U プロセッサー | |
---|---|
コア/スレッド数 | 4/8 |
最大ブースト・クロック | 最大 4.3GHz |
L2/L3キャッシュ | 2MB/4MB |
デフォルトTDP | 15W |
内蔵GPU | AMD Radeon 610M |
スレッド数は8なのでタスクマネージャーではこのように表示されます。
performance Test10 による測定結果
1881点となっています。
CINEBENCHによる測定結果
・CINEBENCHR23
ゲーム関連ベンチマーク
ゲーム関連のベンチマークです。
ゲーミングPCではありませんが参考用に計測しています。
結果としては軽いゲームであれば遊ぶことが出来そうですね。
ファイナルファンタジー XIV: ENDWALKER
1920×1080 高品質ノートPC: 2253(設定変更を推奨)
1920×1080 標準品質ノートPC:3443(設定変更を推奨)
ドラゴンクエスト
1920×1080 最高品質:3606(普通)
1920×1080 標準品質:4403(普通)
3DMARK
こちらもまずまずのスコアになっています。
Night Raidによる測定結果
WILD LIFE による測定結果
Fire Strikeによる測定結果
Fire Strike EXTREMEによる測定結果
TIME SPYによる測定結果
SOLAR BAYによる測定結果
CPU PROFILEによる測定結果
STORAGE BENCHIMARKによる測定結果
PCmark 10による測定結果
PCmark 10 Advanced Editionによる測定結果
写真&イラスト関連パフォーマンス
RAWデータ現像パフォーマンス
Adobe Lightroom Classic CC で100枚一括現像を行ってみました。
※RAWデータはCanon 8000D(APS-C)で撮影
結果は3分32秒で現像は終了しました。
これはノートパソコンとしては普通レベルの成績だと思います。
Photoshop CCでのパフォーマンス
上記RAWデータをもとに写真編集を行ってみましたが普通に操作出来ました。
今話題のPhotoshop CCに付属しているCamera Rawでのスーパー解像度は40秒で出来るようです。
ストレージ情報
容量的には256GBで空き容量は約196GBとなっていますので通常の使い方であればある程度余裕のある容量だと思います。
搭載されているのはSAMSUNG製のSSD (PCIe NVMe/M.2)のようです。
※今後変更になる場合もあると思います。
最近は外付けでも高速なSSDが販売されているのでもし足りなくなった場合はそちらで対応をするという方法もあるかと思います。
例:管理人が常用している、SanDiskのポータブルSSD
Crystal Diskmarkによる測定です。
通常のHDDが100MB/s位なのでだいたい17倍以上早い結果になっています。
やはり「PCIe NVMe/M.2」規格は爆速ですね。
CPU Zの情報
再起動テストによるパフォーマンス測定
10回測定を行いました。
このテストは毎回多少前後するので参考程度でご覧ください。
ほぼ40秒台~1分前半と割と幅のある結果となっています。
これは普通レベルの数字だと思います。
1回目:00:45秒
2回目:00:47秒
3回目:00:44秒
4回目:00:42秒
5回目:00:43秒
6回目:00:50秒
7回目:00:42秒
8回目:00:41秒
9回目:00:43秒
10回目:00:44秒
静音性および温度チェック
測定を行った機器は
・騒音:「サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08」
・温度:「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
を使用しました。
測定は以下の4段階で行っています。
・アイドリング時
・動画再生時(Youtubeの動画を30分間連続再生)
・動画エンコード時(Power Director 365でH.264出力)
・ベンチマーク時(ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーターを30分間ループ実行)
静音性チェック
騒音計測器で計測したところ最大45.1dbでした。
騒音の目安としては「静かな図書館」レベルの静かさでした。
状態 | 騒音量(db) |
---|---|
アイドリング | 37.2 |
動画再生時 | 38.6 |
動画エンコード | 43.4 |
ベンチマーク | 45.1 |
表面温度のチェック
測定機器:「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
最高温度は動画エンコード時で36.4度になっていました。
※気温の高い夏場は温度はさらに上がるものと思います。
・動画再生時(Youtubeの動画を30分間連続再生)
・動画エンコード時(Power Director 365でH.264出力)
・ベンチマーク時(ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーターを30分間ループ実行)
HWMonitorによる内部温度チェック
最高温度は67度となっています。
温度はノートPCとしては低めの印象です。
もし温度高い状態が長く続いた場合パフォーマンスの低下も予想されます。
バッテリーの情報
消費電力のチェック
消費電力の測定を行ってみました。
消費電力は最大で34Wattとなっていました。
消費電力はかなり少ない印象ですね。
状態 | 消費電力(Watt) |
---|---|
アイドリング | 7 |
動画再生時 | 12 |
動画エンコード | 34 |
ベンチマーク | 23 |
バッテリー充電
バッテリー残量、ほぼゼロの状態から充電のテストを行いました。
充電は47wで行われていました。
30分後のバッテリー残量は約53%となっていました。
これなら外出先でバッテリーがピンチの時でも短時間である程度バッテリー量回復できそうですね。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間はホームページ上には現時点で記載がありませんでした。
PCMark8(Work accelerated)でバッテリー駆動時間を測定してみました。
ベンチマークソフトをほぼ5時間29分動かすことが出来ました。
オーディオ
Dolby Audio対応ステレオスピーカーが搭載されています。
勿論管理人の個人的な感想ですが普通レベルという印象でした。
V15 Gen 4 AMD 付属ソフトチェック
付属しているソフトは
・Lenovo Vantage
キーボードの設定も可能です。
などが用意されています。
ネットワーク
本モデルネットワークは
・有線LAN
・Wi-Fi 6 対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n 準拠)
・Bluetooth v5.1
Wifi6は最新の11ax(IEEE 802.11ax)を判りやすく呼ぶための新呼称です。
スペック的には最大通信速度9.6Gbpsで対応周波数も2.4GHz帯/5GHz帯の両方に対応しています。
なのでLAN環境がより高速に利用できる規格と言えると思います。
※参考:テストに利用したWifi6ルータ
⇒Wi-Fi 6対応 Aterm WX6000HP レビュー 10Gbps搭載
セキュリティ
・TCG V2.0 準拠
・カメラ プライバシーシャッター
などが用意されています。
保証関連
V15 Gen 4 AMD は標準で「1年間 国内:引き取り修理 海外:なし」が用意されています。
オプションとして
- レノボ 引き取り修理 1年間
- レノボ 引き取り修理 2年間
- レノボ 引き取り修理 3年間
- レノボ プレミアムケアプラス 1年間
- レノボ プレミアムケアプラス 2年間
- レノボ プレミアムケアプラス 3年間
- レノボ プレミアムケアプラス 4年間
- アクシデント・ダメージ・プロテクション 1年間
など他にもサービスが用意されています。
詳しくは購入画面でご確認いただけます。
V15 Gen 4 AMD
価格:52,800円~(税込)、送料無料 <9/28(木)時点>
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V15 Gen 4 AMD(2023年9月19日) | |
型番 | 82YU00TFJP |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7520U (2.80 GHz 最大 4.30 GHz) |
OS | Windows 11 Home 64bit |
ディスプレイ | 15.6型 FHD IPS液晶 (1920×1080ドット、約1,677万色、16:9) 、光沢なし |
タッチパネル | なし |
グラフィックス | AMD Radeon 610M グラフィックス |
メモリー | 8GB (オンボード) LPDDR5 |
ストレージ | SSD 256GB (PCIe NVMe) |
ネットワーク | 有線LAN+Wi-Fi 6 対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n 準拠)+Bluetooth v5.1 |
光学ドライブ | 未搭載 |
Webカメラ | あり (前面:HD 720p カメラ、プライバシーシャッター付き) |
拡張インターフェイス | Type-C USB 3.2 Gen1 (Video-out 対応) x 1 USB 3.2 Gen1 x 2 HDMI マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック |
バッテリー駆動時間 | 未記載 |
本体サイズ(mm) | 約 359.2×235.8×19.9mm |
本体質量 | 約 1.65kg |
認証 | 未搭載 |
保証 | 1 年間 引き取り修理 |
オフィスソフト | なし |
主な付属品 | AC電源など |
販売価格 | 59,840円(税込)、送料無料 |
V15 Gen 4 AMD のレビューまとめ
V15 Gen 4 AMD のお勧めポイント
- コストパフォーマンスが高いのではじめてのノートPCにもお勧め
- 基本スペックが高いのでメインPCとしても使える
- 比較的軽量なので大画面モバイルとしても使える
V15 Gen 4 AMD の気になる点
※特になし
管理人の総評
V15 Gen 4 AMD は「15.6型 FHD IPS液晶 (1920×1080、16:9) 、光沢なし」の詳細な映像が楽しめるスタンダードタイプのノートPCです。
15.6型液晶搭載で質量は約1.65kg~と比較的軽量なので大画面モバイルノートとしても活躍可能だと思います。
基本スペックも高く、液晶も綺麗なのでメインPCとしても使えるお得感の高いモデルだと思います。
コストパフォーマンスがよく使い勝手の良いスタンダードタイプのノートPCをお得に購入したい方にお勧めのモデルです。
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