今回ThinkBook 13x Gen4 をLenovo様のご厚意でレビューする機会を頂きましたので外見・パフォーマンス・使い勝手・付属ソフトなどについて管理人視点でレビューをしていきたいと思います。
※構成・価格などはレビュー時点の内容となりますのでご了承ください。
最初に結論を書いておきますとThinkBook 13x Gen4 は液晶に「13.5型 2.8K IPS 液晶(2880 × 1920) 光沢なし、ブルーライト軽減」搭載の詳細な画像が楽しめるノートPCです。
質量は約1.17kg~と軽量なので常時の持ち運びにも活用できるモバイルとしてお勧めのモデルだと思います。
まずはThinkBook 13x Gen4 の特徴から
このThinkBook 13x Gen4 の特徴はAI機能(NPU)搭載でワンランク上の使い方ができる13.5型ノートPCです。
ThinkBook 13x Gen4 の選択できる主な項目は以下のようになっています。
CPU |
インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H |
---|---|
OS |
Windows 11 Home 64bit Windows 11 Pro 64bit |
メモリ | 16GB、32GB LPDDR5X-8400MHz |
ストレージ | 512GB、1TB SSD (PCIe NVMe/M.2) |
液晶 |
13.5型 2.8K IPS液晶 (2880×1920、3:2) 、光沢なし、ブルーライト軽減 13.5型 2.8K IPS液晶(2880×1920、3:2) 、マルチタッチ対応(10点)、ゴリラガラス、ブルーライト軽減 |
グラフィック | インテル Arcグラフィックス |
※モデルにより選択できる構成が決まります。
ThinkBook 13x Gen4 のお勧めの使い方
ThinkBook 13x Gen4
- ✔メインPCとして
基本スペックも高いのでメインPCとして利用可能です - ✔AI対応ノートPCとして
NPU搭載なので一歩進んだAIの利用が可能なノートPCとしてお勧めです - ✔大画面モバイルノートPCとして
軽量なのでモバイルノートPCとして活躍可能です
ThinkBook 13x Gen4 レビュー機材の基本スペック
今回レビューを行うThinkBook 13x Gen4 のモデルは以下のようなスペックになっています。
Lenovo ThinkBook 13x Gen4
価格:160,930円~(税込)、送料無料 <6/9(日)時点>
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ThinkBook 13x Gen4 外観チェック
ThinkBook 13x Gen4 の外観チェックです。
本体カラー
カラーはルナグレーですね。
左側に「ThinkBook」のロゴマークがあります。
液晶画面
画面の解像度は「13.5型 2.8K IPS 液晶(2880 × 1920) 光沢なし、ブルーライト軽減」となっています。
<<正面>>
「13.5型 2.8K IPS 液晶(2880 × 1920) 光沢なし、ブルーライト軽減」なので詳細な画像が楽しめる仕上がりの液晶となっています。
視野的もかなり広いと思います。
<<斜めから>>
<<さらに斜めから>>
この角度でもかなり見えていますね。
Spyder Elite(カラーセンサー)による色域測定結果
ThinkBook 13x Gen4 はsRGBで97%、adobeRGBで72%、P3 72%と通常のノートパソコンがsRGBで70%位なので高めの数字となっています。
色域を重視される写真や動画編集などの用途でも活躍出来そうですね。
本体の外観
<<ThinkBook 13x Gen4 正面>>
ThinkBook 13x Gen4 はUSB4 (Thunderbolt4 対応)が搭載されているので最新のアクセサリも活用可能です。
また従来型のUSB(Type-A)が搭載されていませんのでマウスなどを利用する際はBluetoothv接続のものを利用するなどの工夫が必要になる場合もあるかと思います。
<<右側面>>
①USB4 (Thunderbolt4 対応)
②電子式プライバシーシャッター
③電源ボタン
④USB4 (Thunderbolt4 対応)
<<左側面>>
①USB4 (Thunderbolt4 対応)
②マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
<<背面>>
<<上から>>
13.5型ですのでセミB5サイズノートよりは少し大きいですね。
<<裏面>>
<<高さ>>
高さは12.9mm となっていますので本と同じくらいですね。
2㎝以下だとカバンに入れての持ち運びもし易いですよね。
<<液晶 光の反射の確認>>
光の反射が強いと外出先で利用する際に光の反射が気になって画面が見辛いなど起こる可能性もあるのでモバイル利用を想定されている方は要チェックです。
本モデルは液晶の反射は少なそうですね。
・電源を入れていないとき
・電源を入れているとき
キーボード&タッチパッド
キーボードは「フルサイズ・キーボード (6列)、84キー (Fnキー、PgUpキー、PgDnキー、Windowsキー、Copilot キー)、JIS配列、マルチタッチパッド、バックライト・キーボード 」となっていて違和感のない配置なので使いやすいと思います。
フルサイズキーボードは入力し易くて良いですよね。
「H」キーの大きさは実測で16.22㎜でした。
・全体
・右側
・左側
キーボード アップ
キータッチもなかなか良いですね。
タッチパッドは普通レベルだと思います。
画面の角度
ThinkBook 13x Gen4 は此この位まで傾けることが可能です。
管理人的にはもう少し傾けられたほうが嬉しいのですが通常利用であれば使用は余りないかと思います。
WEBカメラ
本モデルには「あり (前面:FHD 1080p+IRハイブリッドカメラ、電子式プライバシーシャッター) 」が搭載されています。
昨今WEB会議などを利用する機会が多い方も居られると思いますが、FHD画質であれば綺麗な画像で参加できるのでは無いかと思います。
セキュリティ的にもプライバシーシャッターが付いているのは良いですよね。
顔認証機能も便利なので良いと思います。
AC電源
電源はコンパクトな65Wのコンパクトな物が採用されています。
ThinkBook 13x Gen4 質量
本体は約1180gでした、ホームページ上の数値は約1.17kg~なのでほぼ同じですかね。
13.5型液晶搭載モデルで薄型・軽量なので必要に応じて持ち出す形のモバイル利用でも活躍してくれそうですね。
AC電源は175gとなっています。
本体+AC電源では1354gとなっています。
13.5型としては軽量なので持ち運びにも便利だと思います。
この軽さなら常時の持ち運びにも対応可能だと思います。
ThinkBook 13x Gen4 外観チェックのまとめ
ThinkBook 13x Gen4 は液晶に「13.5型 2.8K IPS 液晶(2880 × 1920) 光沢なし、ブルーライト軽減」が搭載されている綺麗で詳細な画像を楽しめるノートPCです。
質量も軽量なのでモバイル利用も可能だと思います。
液晶の色域に関しては高めの数字なので色が重要な写真編集やイラスト作成などの用途でも活躍できそうですね。
本体のカラーは落ち着いたルナーグレーなので安心して使えると思います。
ThinkBook 13x Gen4 は薄型・軽量で詳細な映像を楽しめるノートPCだと思います。
Lenovo ThinkBook 13x Gen4
価格:160,930円~(税込)、送料無料 <6/9(日)時点>
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ThinkBook 13x Gen4 パフォーマンスチェック
ThinkBook 13x Gen4 基本スペック
メモリ:16 GB LPDDR5X-8400MHz (オンボード)
ストレージ:512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC
グラフィックス:CPU内蔵(インテル® Arc™グラフィックス)
ThinkBook 13x Gen4 パフォーマンスチェック
CPU:インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H 、メモリ:16 GB LPDDR5X-8400MHz、ストレージ:SSD 512GB、グラフィック:CPU内蔵(インテル® Arc™グラフィックス)となっています。
当サイトで行った実機レビューの結果に基づくPCの選び方情報です。(ベンチマークスコア有り)
⇒当サイト 実機レビュー結果からみた PCの選びかた
※インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H
インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H | |
---|---|
コア/スレッド数 | 14/18 |
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 | 最大 4.5GHz |
キャッシュ | 18 MB Intel Smart Cache |
プロセッサーのベースパワー | 28 W |
内蔵GPU | Intel Arc graphics |
スレッド数は18なのでタスクマネージャーではこのように表示されます。
performance Test10 による測定結果
5727点とかなり良いスコアだと思います。
CINEBENCHによる測定結果
・CINEBENCH R23
ゲーム関連ベンチマーク
ゲーム関連のベンチマークです。
結果としては設定を低めにすれば遊ぶことが出来るレベルだと思います。
ファイナルファンタジー XIV: ENDWALKER
1920×1080 高品質ノートPC: 6324(やや快適)
1920×1080 標準品質ノートPC:9775(快適)
ファイナルファンタジー XV
重めののゲームですが解像度を落とせば遊ぶことは出来そうですね。
1920×1080 高品質:2358(重い)
1920×1080 標準品質:3204(普通)
STREET FIGHTER 6
今人気の格闘ゲームですが解像度を落とせば遊ぶことが出来そうですね。
NORMAL 1920 x 1080 FIGHTING GROUND 50(40.19 FPS)
LOW 1920 x 1080 FIGHTING GROUND 100(58.81 FPS)
3DMARK
こちらもまずまずのスコアになっています。
Night Raidによる測定結果
WILD LIFE による測定結果
Fire Strikeによる測定結果
Fire Strike EXTREMEによる測定結果
TIME SPYによる測定結果
CPU PROFILEによる測定結果
Storage Benchmarkによる測定結果
Solar Bayによる測定結果
Steel Nomad Lightによる測定結果
PCmark 10による測定結果
PCmark 10 Advanced Editionによる測定結果
写真&イラスト関連パフォーマンス
RAWデータ現像パフォーマンス
Adobe Lightroom Classic CC で100枚一括現像を行ってみました。
※RAWデータはCanon R6(フルサイズ)で撮影
結果は1分14秒で現像は終了しました。
これはノートパソコンとしては早めのレベルの成績だと思います。
Photoshop CCでのパフォーマンス
上記RAWデータをもとに写真編集を行ってみましたが普通に操作出来ました。
今話題のPhotoshop CCに付属しているCamera Rawでのスーパー解像度は15秒で出来るようです。
結構時間かかりますね。
ストレージ情報
容量的には512GBで空き容量は約423GBとなっていますので通常の使い方であればある程度余裕のある容量だと思います。
容量が必要な方は最大1TB搭載モデルまで選択可能です。
搭載されているのはサムスン製のSSD (PCIe NVMe/M.2)のようです。
※今後変更になる場合もあると思います。
最近は外付けでも高速なSSDが販売されているのでもし足りなくなった場合はそちらで対応をするという方法もあるかと思います。
例:管理人が常用している、SanDiskのポータブルSSD
Crystal Diskmarkによる測定です。
通常のHDDが100MB/s位なのでだいたい61倍以上早い結果になっています。
やはり「PCIe NVMe/M.2」規格は爆速ですね。
CPU Zの情報
再起動テストによるパフォーマンス測定
10回測定を行いました。
このテストは毎回多少前後するので参考程度でご覧ください。
ほぼ50秒台前後の時間となっています。
これは早めの数字だと思います。
1回目:00:45秒
2回目:00:43秒
3回目:00:45秒
4回目:00:43秒
5回目:00:44秒
6回目:00:40秒
7回目:00:46秒
8回目:00:45秒
9回目:00:43秒
10回目:00:45秒
静音性および温度チェック
測定を行った機器は
・騒音:「サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08」
・温度:「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
を使用しました。
測定は以下の4段階で行っています。
・アイドリング時
・動画再生時(Youtubeの動画を30分間連続再生)
・動画エンコード時(Power Director 365でH.264出力)
・ベンチマーク時(ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーターを30分間ループ実行)
静音性チェック
騒音計測器で計測したところ最大43.5dbでした。
騒音の目安としては「静かな図書館」レベルの静かさで実際に使っているとかすかに音がしていました。。
状態 | 騒音量(db) |
---|---|
アイドリング | 36.8 |
動画再生時 | 36.8 |
動画エンコード | 43.5 |
ベンチマーク | 42.2 |
表面温度のチェック
測定機器:「シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010 」
最高温度はベンチマーク時で61.0度になっていました。
かなり温度が高くなる印象ですね。
※気温の高い夏場は温度はさらに上がるものと思います。
・アイドリング時
・動画再生時(Youtubeの動画を30分間連続再生)
・動画エンコード時(Power Director 365でH.264出力)
・ベンチマーク時(ファイナルファンタジーxiv 紅蓮のリベレーターを30分間ループ実行)
HWMonitorによる内部温度チェック
最高温度は110.0度となっています。
温度はノートPCとしては高めのレベルだと思います。
もし温度高い状態が長く続いた場合パフォーマンスの低下も予想されます。
バッテリーの情報
消費電力のチェック
消費電力の測定を行ってみました。
消費電力は最大で64Wattとなっていました。
消費電力はメリハリのある消費の仕方という印象ですね。
状態 | 消費電力(W) |
---|---|
アイドリング | 6 |
動画再生時 | 15 |
動画エンコード | 64 |
ベンチマーク | 56 |
バッテリー充電
バッテリー残量、ほぼゼロの状態から充電のテストを行いました。
充電は67wで行われていました。
30分後のバッテリー残量は約43%となっていました。
充電速度は早めのレベルの印象ですね。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間はホームページ上はJEITA測定法 3.0: 動画再生時:約12.1時間・アイドル時:約32.9時間となっています。
PCMark8(Work accelerated)でバッテリー駆動時間を測定してみました。
ベンチマークソフトをほぼ8時間16動かすことが出来ました。
※通常はベンチマークを動かしての測定の方が短くなります。
オーディオ
デジタルマイクロホン/ステレオスピーカー、Dolby Atmos対応が搭載されています。
勿論管理人の個人的な感想ですが普通レベルという印象でした。
ThinkBook 13x Gen4 付属ソフトチェック
付属しているソフトは
・Lenovo Vantage
機能キーなど、キーの設定も可能です。
・オンラインマニュアルも用意されています。
・ビデオ会議などで便利な人物追跡や背景加工などの機能も用意されています。
などが用意されています。
ネットワーク
本モデルネットワークは
・インテル Wi-Fi 6E AX211 2×2
・Bluetooth v5.3
が搭載されています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6の機能拡張されたものと言えば判りやすいかと思います。
具体的にはまず利用できる周波数がWi-Fi 6の2.4GHz帯/5GHz帯に加えて6GHz帯も利用可能です。
規格的にはWi-Fi 6EはWi-Fi 6と同じIEEE802.11axで最大通信速度も9.6Gbpsですが上記のように利用できる周波数が増えていますのでより安定したスループットが期待出来ます。
※6GHz帯は利用している人が少ないのでより空いていてより快適に使える周波数帯とも言えると思います。
セキュリティ
- TPM(TCG V2.0準拠)
- 顔認証
- 指紋認証
- カメラ プライバシーシャッター
などが用意されています。
保証関連
ThinkBook 13x Gen4 は標準で「1年間のレノボ オンサイトプレミアサポート」が用意されています。
オプションとして
- 2年間のレノボ オンサイトプレミアサポート
- 3年間のレノボ オンサイトプレミアサポート
- 4年間のレノボ オンサイトプレミアサポート
- 5年間のレノボ オンサイトプレミアサポート
- アクシデント・ダメージ・プロテクション
など他にもサービスが用意されています。
詳しくは購入画面でご確認いただけます。
ThinkBook 13x Gen 4(2024年6月9日) | |
型番 | 21KR0009JP |
CPU | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 125H |
OS | Windows 11 Home 64bit |
ディスプレイ | 13.5型 2.8K IPS 液晶(2880 × 1920) 光沢なし、ブルーライト軽減 |
タッチパネル | なし |
グラフィックス | CPU内蔵(インテル® Arc™グラフィックス) |
メモリー | 16 GB LPDDR5X-8400MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
ネットワーク | インテル® Wi-Fi 6E AX211 2×2 & Bluetoothv5.3 |
光学ドライブ | 未搭載 |
Webカメラ | インカメラ: FHD 1080P+IRハイブリット カメラ、電子式プライバシーシャッター付き |
拡張インターフェイス | Type-C:USB4 (Thunderbolt 4対応) x 3 マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック |
バッテリー駆動時間 | JEITA測定法 3.0: 動画再生時:約12.1時間・アイドル時:約32.9時間 |
本体サイズ(mm) | 約 292.9x205x12.9mm |
本体質量 | 約 1.17kg |
認証(Windows Hello) | 顔認証、指紋認証 |
保証 | 1 年間 プレミアサポート |
オフィスソフト | なし |
主な付属品 | Lenovo 65W USB Type-C ウォール ACアダプター(急速充電対応) 、マニュアル類など |
販売価格 | 160,930円(税込)、送料無料 |
ThinkBook 13x Gen4 のレビューまとめ
ThinkBook 13x Gen4 のお勧めポイント
- 基本スペックが高いのでメインPCとしても使える
- NPU搭載なので一歩進んだAI対応ノートPCとしてもお勧め
- 薄型・軽量なのでモバイル利用も可能
ThinkBook 13x Gen4 の気になる点
※特になし
管理人の総評
ThinkBook 13x Gen4 は「13.5型 2.8K IPS 液晶(2880 × 1920) 光沢なし、ブルーライト軽減」の綺麗で詳細な映像が楽しめるノートPCです。
CPUもNPU搭載のインテルUltraなのでパワフルに使えると思います。
基本スペックも高く、メモリも16GB搭載なので余裕を持った使い方ができるモデルだと思います。
AI対応PCで一歩進んだ使えるモバイルノートPCをお探しの方にお勧めのモデルです。
Lenovo ThinkBook 13x Gen4
価格:160,930円~(税込)、送料無料 <6/9(日)時点>
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