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Lenovo Yoga Slim 7a Gen 11(14型 AMD)の性能を徹底検証|ベンチマークから見えた得意・不得意

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導入|軽量モバイルノートの「実際の性能」をさらに掘り下げる

Lenovo Yoga Slim 7a Gen 11(14型 AMD)は、約1.15kgの軽量ボディを採用したモバイルノートPCです。

今回検証したレビュー機は、AMD Ryzen AI 7 445、32GB LPDDR5Xメモリ、512GB PCIe 4.0 SSD、14型2.8K OLEDディスプレイという構成でした。

既存の実機レビューでは、Office系作業やWebブラウジング、写真編集などを快適にこなせる一方、Radeon 840M内蔵グラフィックスを採用しているため、本格的な3Dゲームを主用途とするPCではないという評価になりました。

ただし、ベンチマークの総合スコアだけを見ていると、このPCの「どこに余裕があり、どのような処理から負荷が大きくなるのか」まではなかなか分かりません。

そこで今回は、PCMark 10や3DMark、PassMark、CrystalDiskMark、さらに実際のゲームベンチマークについて、項目別の結果まで掘り下げます。

先に結論をまとめると、Yoga Slim 7a Gen 11のレビュー機は、CPU処理や一般的なビジネス作業、写真編集、ストレージ性能に強みがある一方、GPU負荷の高い3D処理では余裕が少なくなるという特徴が見えてきました。

Ryzen AI 7 445というCPU名だけで判断するのではなく、内蔵GPUまで含めた構成を理解しておくと、このPCに向いている用途が分かりやすくなります。


スペックから読み解くパフォーマンスのポテンシャル

Ryzen AI 7 445は6コア12スレッドのZen 5世代

レビュー機に搭載されているAMD Ryzen AI 7 445は、Ryzen AI 400シリーズに属するプロセッサーです。

項目 Ryzen AI 7 445
CPUコア 6コア
スレッド 12スレッド
コア構成 Zen 5×2+Zen 5c×4
ベースクロック 2.0GHz
最大クロック 4.6GHz
Zen 5c最大クロック 3.4GHz
L2キャッシュ 6MB
L3キャッシュ 8MB
標準TDP 28W
cTDP 15~54W
内蔵GPU Radeon 840M
グラフィックスコア数 4
GPU最大クロック 2.9GHz
NPU 最大50 TOPS
プロセッサー全体のAI性能 最大59 TOPS

CPUはZen 5×2+Zen 5c×4の6コア12スレッド構成で、最大4.6GHzまで動作します。

Webブラウザや文書作成のようなレスポンスが重要な処理から、複数アプリの同時利用、写真現像などのマルチスレッド処理まで幅広く対応できる構成です。

一方、内蔵GPUのRadeon 840Mはグラフィックスコア数4の比較的コンパクトな構成です。

そのため、CPU性能を必要とする処理には余裕があっても、3DゲームやGPU負荷の高いレンダリングではGPU側の性能が影響しやすくなります。

なお、NPUは公称最大50 TOPS、プロセッサー全体では最大59 TOPSのAI性能を備えています。ただし、今回はNPUを利用したAIベンチマークを実施していないため、本記事では実際のAI処理性能については評価対象としていません。

32GBのLPDDR5X-8000はマルチタスクにも有利

レビュー機には32GBのLPDDR5X-8000メモリが搭載されています。

Radeon 840Mは専用VRAMを搭載せず、メインメモリの一部をグラフィックス用として共有します。そのため、メモリ帯域は内蔵GPUを利用する場面でも重要になります。

LPDDR5X-8000という高速なメモリを採用している点はプラスですが、GPU自体の規模が大きくなるわけではないため、高速メモリだけで上位GPUと同等の3D性能になるわけではありません。

一方、容量面では32GBあるため、Windowsやブラウザ、Office系ソフト、Photoshop、Lightroomなどを同時に起動する使い方にも余裕があります。

多数のブラウザタブを開きながら資料を作成したり、LightroomとPhotoshopを行き来したりする用途では、CPU性能に加えて32GBというメモリ容量もメリットになります。

薄型ボディでは高負荷時の温度とファン音に注意

既存レビューでは、高負荷時のCPU最高温度が95.0℃、本体表面の最高温度が42.9℃、FFXIVベンチマーク時の騒音が52.5dBという結果でした。

約1.15kg、実測13.9mmという薄型・軽量筐体で高負荷処理を行うと、CPU温度とファン音はそれなりに上昇します。

Ryzen AI 7 445の最大動作温度は100℃なので、95℃という数値だけを見て異常と判断する必要はありません。

ただし、この測定結果だけからサーマルスロットリングの有無や、長時間の連続負荷でどの程度性能を維持できるかまでは判断できません。

少なくとも、高負荷時でも静かなPCを求める場合には、ファン音や表面温度も含めて検討しておきたいところです。


ベンチマーク結果の徹底解剖

3DMark CPU Profile|6コア12スレッドCPUとしての特性を確認

まずCPU単体の性能をスレッド数別に測定する3DMark CPU Profileです。

使用スレッド数 スコア
最大スレッド 5,615
16スレッド 5,467
8スレッド 5,110
4スレッド 3,506
2スレッド 2,100
1スレッド 1,066

1スレッドでは1,066、2スレッドでは2,100、4スレッドでは3,506、8スレッドでは5,110となりました。

最大スレッドでは5,615を記録しています。

Ryzen AI 7 445は6コア12スレッドCPUなので、多数のコアを搭載したハイエンドCPUのように、スレッド数を増やし続けて大幅に性能を伸ばすタイプではありません。

一方、1~8スレッドの範囲でもスコアが着実に伸びており、モバイル向け6コアCPUとしてバランスの取れた特性が確認できます。

なお、3DMark CPU Profileには1、2、4、8、16、Max threadsという固定のテスト項目があります。16-threadという項目名はCPU自体が16スレッドを備えていることを意味するものではありません。

Ryzen AI 7 445の全スレッドを利用した性能を見る場合は、Max threadsの5,615を中心に評価するのが分かりやすいでしょう。

PassMark|CPUとSSDは好結果、3Dグラフィックスは控えめ

PassMark PerformanceTest 11.0では次の結果となりました。

項目 スコア テスト時パーセンタイル
PassMark Rating 5,508.6 60th
CPU Mark 20,820.6 71st
2D Graphics Mark 999.3 81st
3D Graphics Mark 4,075.1 35th
Memory Mark 2,737.9 52nd
Disk Mark 44,243.7 95th

CPU Markは20,820.6で71thパーセンタイル、Disk Markは44,243.7で95thパーセンタイルでした。

一方、3D Graphics Markは4,075.1で35thパーセンタイルとなっています。

少なくともPassMarkの結果では、CPUとストレージが比較的良好な位置にある一方、3Dグラフィックス性能は控えめという特徴が確認できます。

2D Graphics Markは999.3で81stパーセンタイルでした。一般的なデスクトップ操作やビジネス用途と、本格的な3D処理では求められるGPU性能が大きく異なることも分かります。

なお、パーセンタイルはPassMarkデータベースに登録されているシステムとの比較値であり、データベースの内容によって変動します。テスト時点での参考値として見るのが適切です。


PCMark 10|日常作業からクリエイティブ用途まで確認

PCMark 10の総合スコアは6,541でした。

項目 スコア
PCMark 10 6,541
Essentials 9,019
Productivity 12,019
Digital Content Creation 7,005

PCMark 10は、アプリ起動、Webブラウジング、ビデオ会議、文書作成、表計算、写真・動画編集など、日常的なPC作業を想定した複数のワークロードでシステム全体を測定するベンチマークです。

各項目はそれぞれ異なる処理を独自にスコア化しているため、サブスコア同士の数字の大小を単純比較するのではなく、それぞれの用途でどの程度の結果になったかを見るのが適切です。

Essentials

テスト スコア
App Start-up 6,663
Video Conferencing 8,605
Web Browsing 12,798

Web Browsingは12,798、Video Conferencingは8,605、App Start-upは6,663でした。

WebブラウザやWeb会議といった、現在のモバイルPCで利用頻度の高い処理を一通りこなせる性能を備えていることが確認できます。

特にブラウザを中心にクラウドサービスを利用したり、Web会議をしながら資料を開いたりする使い方では、性能面で大きな不安を感じる構成ではありません。

Productivity

テスト スコア
Spreadsheets 14,425
Writing 10,015

Spreadsheetsは14,425、Writingは10,015でした。

PCMark 10のSpreadsheetsは表計算処理、Writingは文書作成処理を想定したテストです。

なお、通常のPCMark 10ではMicrosoft ExcelやWordそのものを使用して測定しているわけではありません。そのため「Excelがこのスコアで動く」「Wordの性能がこの数値」という意味ではなく、表計算や文書作成に近い処理でのシステム性能を見る指標として考えるのが適切です。

別途実行したPCMark 10 ExtendedではProductivityが15,841、Spreadsheetsが16,180、Writingが15,511となりました。

通常のPCMark 10とPCMark 10 Extendedは別のベンチマークとして扱われるため、数値そのものを直接比較するのではなく、それぞれのテスト結果として確認しています。


写真編集との相性は良好、動画編集ではGPU性能も影響

Digital Content Creationの結果は次の通りです。

テスト スコア
Digital Content Creation 7,005
Photo Editing 9,656
Rendering and Visualization 6,161
Video Editing 5,779

Photo Editingは9,656となりました。

さらに既存レビューでは、Canon EOS R6で撮影したRAWデータ100枚をLightroom Classicで一括現像するテストを1分09秒で完了しています。

PCMark 10のPhoto Editingだけで写真編集性能を断定することはできませんが、実際のLightroom ClassicによるRAW現像でも良好な結果が出ているため、写真編集はYoga Slim 7a Gen 11のレビュー機と相性のよい用途と評価できます。

一方、Video Editingは5,779、Rendering and Visualizationは6,161でした。

これらの処理ではCPUだけでなくGPUも利用されるため、Radeon 840Mという内蔵GPUの性能が影響する場面も増えてきます。

写真のRAW現像や一般的な画像編集までなら扱いやすい一方、複雑な3DCG制作やGPUエフェクトを多用する動画編集を主用途にするなら、より強力なGPUを搭載したPCの方が適しています。


3DMark|Radeon 840Mの3D性能を確認

3DMarkでは次の結果となりました。

テスト 総合 Graphics CPU/Physics
Fire Strike 4,710 5,017 19,302
Fire Strike Extreme 2,348 2,361 19,528
Time Spy 1,917 1,703 6,704

Fire Strikeでは総合4,710、Graphics 5,017、Physics 19,302となりました。

Fire Strike Extremeでは総合2,348、Graphics 2,361、Physics 19,528、DirectX 12ベースのTime Spyでは総合1,917、Graphics 1,703、CPU 6,704です。

GraphicsとCPU/Physicsはそれぞれ異なる方法で算出されるスコアなので、数値を単純に割り算してCPUとGPUの性能差を判断することはできません。

ただし、後述するゲームベンチマークのフレームレートも含めて見ると、Yoga Slim 7a Gen 11で3Dゲームを動かす際には、Radeon 840Mの性能を意識して画質設定を調整する必要があります。

「Ryzen AI 7」というCPU名だけを見るとゲーム性能にも期待したくなりますが、ゲーム性能はCPU名称だけでは決まりません。

Yoga Slim 7a Gen 11のレビュー機では、Radeon 840Mが内蔵GPUであることを理解したうえで用途を考える必要があります。

Steel Nomad Light

Steel Nomad Lightでは次の結果となりました。

  • スコア:1,510
  • 平均フレームレート:11.19 FPS

Steel Nomad Lightのような負荷の高い3D処理では、平均フレームレートは11.19FPSにとどまりました。

この結果を見る限り、重量級3Dゲームを高画質設定で快適に楽しむ用途には向きません。

なお、一部の3DMark結果画面では警告表示も確認されたため、他システムとの厳密なランキング比較ではなく、今回のレビュー機の性能傾向を見るための参考値として扱っています。


PCMark 10 ExtendedのGamingでもGPU性能の影響を確認

PCMark 10 ExtendedのGamingスコアは4,061でした。

Gaming項目 スコア
Gaming 4,061
Graphics 5,208
Physics 19,357
Combined 1,867

PCMark 10 ExtendedのGamingテストでは、GraphicsがGPU性能、PhysicsがCPU性能、CombinedがCPUとGPUを同時に利用した処理を測定します。

Physicsは19,357、Graphicsは5,208、Combinedは1,867という結果でした。

これだけでCPUとGPUの性能差を単純に数値化することはできませんが、3DMarkや実ゲームベンチマークと合わせて見ると、ゲーム用途ではCPU性能よりRadeon 840Mの性能を意識した設定が必要になることが分かります。


実ゲームベンチマークではどこまで遊べる?

ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー

1920×1080、FSR有効で測定しました。

設定 スコア 評価
高品質(ノートPC) 4,039 普通
標準品質(ノートPC) 4,444 普通

高品質(ノートPC)では4,039、標準品質(ノートPC)では4,444で、どちらも評価は「普通」でした。

プレイ可能な水準には達していますが、高いフレームレートを維持しながら余裕を持って楽しめる性能とは言いにくい結果です。

実際に遊ぶ場合は、画質設定や解像度を調整しながら利用するのが現実的でしょう。

FINAL FANTASY XV

設定 スコア 評価
軽量品質 3,293 普通
標準品質 2,463 重い

FINAL FANTASY XVでは設定による違いがより明確に出ました。

標準品質では2,463で「重い」と判定されましたが、軽量品質まで下げると3,293で「普通」となります。

Radeon 840Mで負荷の高い3Dゲームをプレイする場合は、フルHDでも低~軽量設定を中心に考えるのが現実的です。

Street Fighter 6

1920×1080、LOW設定では次の結果でした。

項目 結果
TOTAL SCORE 83 / 100
判定 問題無くプレイできます
FIGHTING GROUND 33.58 FPS
BATTLE HUB 29.94 FPS
WORLD TOUR 29.94 FPS

ベンチマーク自体は「問題無くプレイできます」という判定でした。

ただし、各シーンのフレームレートは約30~34FPSとなっています。

画質を抑えれば動作させることはできますが、フレームレートを重視する対戦用途で大きな余裕があるとは言えません。

Yoga Slim 7a Gen 11を「ゲーム性能を重視したモバイルノート」と考えるより、普段は仕事や写真編集などに使い、ゲームも設定を抑えれば動かせるPCと捉える方が実際の性能に合っています。


SSD性能|シーケンシャルアクセスは非常に高速

レビュー機にはKIOXIA製512GB PCIe 4.0 x4 NVMe SSDが搭載されていました。

CrystalDiskMarkの結果です。

テスト Read Write
SEQ1M Q8T1 7,003.85 MB/s 5,162.96 MB/s
SEQ1M Q1T1 3,538.79 MB/s 3,283.46 MB/s
RND4K Q32T1 412.28 MB/s 247.89 MB/s
RND4K Q1T1 51.61 MB/s 91.74 MB/s

シーケンシャルリードは約7,004MB/s、ライトは約5,163MB/sとなりました。

大きな連続データを扱うシーケンシャルアクセスでは、PCIe 4.0 SSDらしい高速な結果です。

RAW写真や大容量動画などを扱う用途では、ストレージが性能面の足かせになりにくい構成と言えるでしょう。

一方、Windowsやアプリの日常操作に近いRND4K Q1T1では、Read 51.61MB/s、Write 91.74MB/sとなっています。

そのため、「シーケンシャルリードが7GB/sだからWindows上のすべての操作が高速になる」という意味ではありません。

SSD性能を見る際は、シーケンシャル性能とランダムアクセス性能を分けて考える必要があります。


3DMark Storage Benchmarkで見る実使用に近いSSD性能

CrystalDiskMarkが合成ワークロードによってSSDの転送性能を確認するテストなのに対して、3DMark Storage Benchmarkでは、ゲームの読み込みやインストール、データ移動など実際のアクセスパターンを再現してストレージ性能を測定します。

総合結果は次の通りです。

  • Storage Benchmark:2,269
  • 平均帯域:383.15MB/s
  • 平均アクセスタイム:78μs
テスト 帯域幅 アクセスタイム
Battlefield V読み込み 765.98 MB/s 95μs
Call of Duty: Black Ops 4読み込み 627.50 MB/s 100μs
Overwatch読み込み 354.35 MB/s 64μs
ゲーム録画 151.54 MB/s 56μs
ゲームインストール 187.97 MB/s 71μs
ゲーム保存 145.29 MB/s 52μs
ゲーム移動 1,719.59 MB/s 152μs

CrystalDiskMarkの約7,000MB/sと、3DMark Storage Benchmarkの数百MB/sという結果には大きな差がありますが、これは矛盾ではありません。

CrystalDiskMarkのシーケンシャルテストは、大きな連続データを特定条件で読み書きした際の転送性能を測定します。

一方、実際のゲームやアプリでは、小さなファイルやランダムアクセス、読み書きの混在など、さまざまなI/Oが発生します。

3DMark Storage Benchmarkはこうした実際のワークロードに近いアクセスを再現するため、CrystalDiskMarkのシーケンシャル値とは数字の意味が異なります。

ゲーム移動では1,719.59MB/sを記録しており、大きなデータを連続的に移動する場面では高速な性能を確認できました。

PassMarkのDisk Markでも44,243.7、95thパーセンタイルという結果だったことを考えると、ストレージ性能は今回のレビュー機の長所のひとつと言えるでしょう。


総評|CPU・写真編集・ストレージを重視するモバイルユーザーと好相性

一連のベンチマークを詳しく確認すると、Lenovo Yoga Slim 7a Gen 11(14型 AMD)のレビュー機がどのような処理を得意としているのかが見えてきます。

特に評価したいのは、CPU性能、一般的なビジネス処理、写真編集、SSD性能を、約1.15kgの軽量ボディにまとめている点です。

PCMark 10ではProductivity 12,019、Web Browsing 12,798、Photo Editing 9,656を記録しました。

PassMarkでもCPU Mark 20,820.6、Disk Mark 44,243.7となり、CrystalDiskMarkではシーケンシャルリード約7,004MB/sを記録しています。

さらに、実際のLightroom Classicを利用したRAW100枚の現像テストでも1分09秒という結果だったため、写真を扱うモバイルPCとしては相性のよい構成です。

一方、GPU性能については用途を選びます。

Radeon 840Mはグラフィックスコア数4の内蔵GPUで、Time Spy Graphicsは1,703、Steel Nomad Lightでは平均11.19FPSでした。

実ゲームベンチマークでも、FFXIVは設定を調整すればプレイ可能な一方、FFXVは標準品質で「重い」、Street Fighter 6もLOW設定で約30FPSという結果です。

したがって、本機を選ぶ際は「Ryzen AI 7搭載」という名称だけでなく、CPU性能には余裕がある一方、GPUはRadeon 840Mを搭載した薄型モバイル向けの構成という点を理解しておくことが重要です。

特に次のような人とは相性がよいでしょう。

  • Office系ソフトやWebブラウザを多用する人
  • 32GBメモリを生かして複数のアプリを同時に利用したい人
  • LightroomやPhotoshopで写真を扱う人
  • 外出先でもRAW現像などを行いたい人
  • 高速SSDと軽量性を両立したモバイルノートを探している人

反対に、最新3Dゲーム、高負荷な3DCG制作、GPUエフェクトを多用する本格的な4K動画編集を主用途にするのであれば、より強力な内蔵GPUまたはディスクリートGPUを搭載したモデルを選んだ方が余裕があります。

ベンチマーク全体から見るとYoga Slim 7a Gen 11は、「何でも最高性能でこなすPC」ではなく、「薄型軽量ボディで持ち運びやすく、仕事や写真編集に必要な性能をしっかり確保したPC」という評価が最もしっくりきます。

本体の質感や2.8K OLEDディスプレイの見え方、キーボード、端子構成、バッテリー駆動時間、発熱などについては実機レビュー本編で詳しく確認しています。ベンチマーク以外も含めてYoga Slim 7a Gen 11を検討したい方は、あわせてチェックしてみてください。

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